〜桜の木の下〜サル目(霊長類)ヒト科人種恋愛
椿川紗織
第1話再会した同級生
ここはサル目(霊長類)
ヒト科の人種が
一緒に住んでいる世界
ヒト科の人種でも属と言うのが
ある。たとえば、チンパンジー属と
ゴリラ属、オラウータン属
最後はヒト属。
現実ではありえないが、ヒト科の
分類になるチンパンジーやゴリラやオラウータンは
ここの世界だと人間という認識のため、学校にいったり、会社で働いたりと
人間社会に溶け込んでいる。もちろん話したりすることも出来るのだ。
他にも遺伝子を作ることも可能となっている。
そんな中日帰り温泉(スーパー銭湯)運営をしている会社で働いているヒト属の一人の女性がいた。彼女が運営をしている日帰り温泉(スーパー銭湯)は関東の中でもナンバー1の人気を誇っておりインスタグラムでも度々投稿されるほどの人気スーパー銭湯である。
彼女はそこのマーケティング部に
所属をしている。
その仕事帰り彼女は必ず行く所が
ある。そこはアビリと言う居酒屋で
通い続けてかれこれ3年になる。
そこの居酒屋は味もコスパもよく
一人暮らしの彼女は週に3回はそこで
夕飯を食べることが日課になっている。
そこの店長は人柄もよく面倒見がよい
姉御肌の女性で仕事で嫌な思いや落ち込んだ時にはすかざすオリジナル料理を作ってくれ、何人の方がその料理励まされたと言うエピソードがある
彼女もその光景を見たことがある。
今日も仕事帰りそこの居酒屋に向かう彼女。
ドアを開けると
人で賑わっていた。
(今日はいつもより人がきてるなこの時間
帯にこんな人が来てるのは珍しい)
と思っていると
一人の店員が彼女に気づく
「いらっしゃいませ」
と声をかけてきたのはチンパンジー属の
若い人間のアルバイト男性の姿が
あった。アルバイトの男性は彼女がきた途端
申しわけなさそうな顔で彼女をみてこう
言った。
「すみません。いつも座っている席が
空いてなくて違う場所でも大丈夫ですか?」
とアルバイトとの学生が彼女に訪ねて来ると
彼女はそれに対し、
「全然大丈夫だけど」
彼女は笑顔で返した。
(もしかして私がいつも座る席って大体の店員に把握されているってこと?)
ここの居酒屋は、人が少なく席が空いて
いる時は好きな席を選ぶことができる仕組み
になっている。
「ありがとうございます席案内しますね」と
アルバイトの男性に言われいつもとは
また違う席に案内された。
どうやら先ほど彼女も言っていたが、長くこの店に通っているためか
彼女がいつも座っている席を把握されている
みたいだ。彼女がここの居酒屋に来る時間帯は、人が混雑しない時間帯のため、店に入ると、店員から「お好きな席にどうぞ」と言われることがほとんどのため、彼女一人と言うこともあり、あまり目立たない一人席の一番端に座ることが多い彼女。
それで把握されたのかもしれない。
席に座った彼女は
メニューをみて、その3分後いつも頼む料理と新しく出たメニューを頼み、
料理が来るまで、スマホをいじってると彼女の隣に一人の男性が座ってきた。
彼女はその男性の顔を見ると男性も気づいたのか彼女の顔を見てきた。
彼女は男性の顔を見て「ああカズオさん!」と彼女が声を上げた。
彼女が今言ってたカズオさんと言うのは
今彼女の隣に座っている男性の名前で
オラウータン属のカズオと言う。
後輩からはカズさんと言われている。
彼は誰もが知っている大手企業に勤めていて、そこの営業部のエリート社員と言われいる。
だか、ここ最近はお店に顔を出すことがなく、彼女が居酒屋に来ても見かける
ことがなかった。
「お久しぶりですね元気していました?」
と彼女が言うと
彼は「まぁボチボチ元気だよ!」と返す。
久しぶりに会えて嬉しい感情を醸し出す
彼女であった。
彼とは話しが合い、よく後輩を連れてここの
居酒屋に来ていた。なぜ彼と仲良くなったかと言うと、たまたま彼女が座っている席のうしろは畳席になっていて、よくそこに後輩と来ていた彼。彼自身も行きつけの居酒屋にしていて、週に3、4回来ていた。この居酒屋で彼女を見かけることが多かった彼は、いつも一人席の端で飲んでいる彼女のこと気にかかったのか彼女に声をかけてきたのが最初である。
だか彼女はある変化を感じていた。前までは部下を引き連れて部下と楽しく飲んでいたのに今日は一人でこの店をはいり、誰一人部下がいなかった。彼女は何か違和感を感じ彼に聞くことにした。
「今日はお一人ですか?」と彼女が聞くと
彼は「まぁね」と返す。彼女は「そうですか」(珍しい・・・いつもなら部下の人連れてワイワイとうるさくやっているのに)
と思った。
隣に座った彼もメニューをたのみスマホをいじっていると
急に彼女の方を見て驚きの発言をする。
「そういえば年号変わったね結婚予定とかあるの?」と聞いて来た。それに対し彼女は
「結婚ですか!?別に予定とかないですけどと・・・また何で急に⁈」と戸惑いながら返すと
彼は彼女にスマホ見せて来た。彼女は彼のスマホを覗くと、ある記事を発見する。彼女がみていた記事の見出しには女優のIと芸人yが令和婚を発表と書かれていた。彼は彼女にこう言う。「最近年号が変わってから結婚する人達の数増えてきたよね」と言うと
彼女は「そうですね私の周りも最近多いです結婚した人」と返した。彼もそれに便乗し、「俺の周りも多いよ最近結婚したひと」と言った。
(何その記事があったから聞いてきたの?)
と彼女が不満に思っていると
「そういえばユリさん何歳だっけ?」と聞いて来る彼それに対し彼女は
「34歳で今年35歳になりますけど」言うと
彼は驚いた顔する。
「ええもうそんなになるの?
見た目が若いから気付かなかったよ35だと
四捨五入すると40になるね」と何のためらい
もなくしれっと言って来る彼。
彼女はそれに対し、苦笑いを浮かべ
「そうですね」と答えた。
(何!何が言いたいの」
イライラしている彼女をよそにまだNG
発言をする彼。
「ユリさんて子供欲しいと思っているの?」
と聞いて来ると彼女は
「まぁ欲しいとは思っていますけど
と返すと。彼は、「じゃはやく結婚しないとね歳を取ることにつれ子供は授かりにくくなるから」と返す彼。
彼女はそれを言われた途端怒りが頂点にたどり着いていた。(凄い失礼、余計なお世話なんだけどだいだいわたしの勝手じゃないそんなに結婚してる人はえらいのか?)それを聞いた彼女は机を叩き、椅子から立った。机の叩いた音が大きかったのか近くに座っていた人達がびっくりした表情で彼女の方を見た。
「あのさっきからかなり女性に対して失礼なことを言っていると思いますが私あなたに何かしました?」と怒り口調で彼に言った。
「久しぶりに会えたのに何でそんな言い方するんですか?カズオさんは元々はそんなこと言う人ではありませんでしたよね。」と彼の目を見て言うと。彼は、彼女の目を逸らし、
こう言う。「いや正直前から思っていたよ」
と言うと彼女は「え?」と返す。彼は話し続ける。「だって一緒に飲んでいる人にそんなこと言っちゃ気づつくだろと言うのはわかっていたし、場の空気も悪くなるだろうと思ったからあえて言わなかっただけだよ」「君がいない時はいつも言っていたよ良い歳していつまでこんな所で飲んでいるのは正直痛い」と彼女の方を見て笑みを浮かべる彼。彼女は今でも涙が溢れてきそうな顔を必死で堪え。こう返す。
「そうなんですねそうやって部下の人と
私のこと笑い者にしてたんですね」と俯向いた。
たが彼女は、これで引き下がるほど
弱い人間ではない暴言を言われた彼に
こう切りだす。
「でも一緒に笑い者にしていた部下の人は
どうしたんですが?もしかして一緒につるんでいたけど何か問題があってそこから疎遠になったとか」と真っ直ぐ彼の方を見つめると彼は、動揺した顔で彼女の方をみる。
彼女はさらなる追い討ちをかける。
「やはり図星ですかそうやって他人のことを
バカにしておいて、今は誰もいないただの
人間になってしまったんですね。」
と言い放ち、鞄を持って店を後にした。
彼女が出て行ったあとその場は騒然としていた。
店を出た後彼女の目から涙が溢れていた。
(ちゃんと言い返せた。)
だか、この時彼女の気持ちは晴れていなかった。逆に悔しい気持ちが増していた。
彼女は3年前まで同棲をしていた彼氏がいた。(ゴリラ属)ケントだが、3年同棲したのにもかかわらず。彼からプロポーズをされることがなかった。
最初の時はあまりそんなことも考えなかったが、徐々に年齢をかさねるにつれ、自然と
彼と結婚して子どもを授かりたいと思っていた彼女はその事を伝えるが彼からは予想外のことを言われた。「なんだよ結婚だの子供が欲しいだの俺はそういうのはない」と言ってきた。
彼女は彼の本心を聞いてこう答える。
「じゃなんで3年も同棲しているの?」
と聞くと彼は「それは、ほら一人暮らしだと
自分で何もかもやらないといけないけど
同棲だと相手がやってくれるたりするだろう
一人暮らしだとお金もかかるけど同棲だと両方払ったりもするからお金もかからないし」と言うと彼女は「ちょっと待って私の存在って何?ヤマトのお手伝いさんでもないし私に甘えてるだけじゃない」と返すと
彼は「別に甘えてないだろう。」と返す彼。
「うそ甘えてるじゃん最近は家事だってやらないし私が体調が悪かった時はやってくれたのに」と反論すると彼はむすっとなりこういう「それはお前が体調悪かった時はだろう今は普通に元気だろうが仕事だってしてるし」と告げる。このあともけんかがたえなかった二人。彼女はこの時思った。
この先彼といても、ずっとずるずる行くだけで幸せな未来は掴めないと思った彼女は
彼が外出してる合間に荷物をまとめ同棲した
家を出て行った。
そのあと彼女は、結婚に向かうために結婚相談所や街コン、婚活パーティー、趣味コンいろんなところに行ったが中々うまく行かなかった。
そして現在に至る。
そんな説明を読者にしていると彼女の自宅前についた。彼女はここのマンションの6階の端の部屋に住んでいる。だかそのとき彼女は、あることに気づくそれは、彼女の部屋の電気がついていた。(あれ私今日電気消してきたよね何でついているんだろう)と首を傾げながら考えていると
あることを思い出した。それは3日前に遡る。ちょうどこの付近で空き巣被害が起こった。空き巣被害にあった家はセキュリティが
しっかりしていたにもかかわらず、泥棒に入られたと言う。そのことを思い出した彼女は
(もしかして)と思い、すぐさま階段を駆け上がり。ドアを勢いよく開けると
そこには美人のゴリラ顔をした女性の姿が
あった。
(お姉ちゃん!!もう驚かせないでよ)と
その女性が言う
彼女は「あんたこそ何してるのこんな所で」
と返した。
実はこの女性は
彼女の7才下の妹で名前がミミと言う。
実は彼女の親は人間とゴリラ
ハーフで
母親が人間で父親がゴリラ
そうつまり彼女の母親と父親は属は違うが、同じサル目(霊長類)ヒト科の人種である。
この姉妹二人は、近所では美人姉妹と言われていた。この姉妹の母親は大学在住の時ミス日本を取りそのあとアナウンサーになり、
人気番組にも何本か出て活躍をした。
結婚してからはテレビではほとんど見かけなくなったが、たまに番組に呼ばれ、出演することもある。
先ほどの場面に戻る。
玄関で靴を脱ぎ。家に上がると「なんで勝手に上がりこんでのよ」と彼女が言うと
ミミは「別にいいじゃん一人も二人も変わんないでしょ」と言うと
彼女は「もしかしてまた仕事辞めたとか?」と問い詰めると
妹はビックとなる。「え・・・」
彼女は妹の反応を見て、「やっぱりそうなのね」と彼女が妹をジッとみると
妹は慌てて「何言っての姉ちゃんそんなわけ
ないでしょう」と言うと、
妹のあたふたした反応を見て、
彼女は言う。
「もう何回転職すれば気がすむのよ」と怒った。
彼女の妹は学生の時に障がいが発覚
し、高校卒業後は、職業訓練校に行った
そのあと就職をしたが、ずっと働ける
所ではなく、最長3年までしかいられない
所に就職をしたため、働きながら就職活動をしていた。
職業訓練校に通っていた時に期限がない所が良いと言った彼女だか、職業訓練校の
職員いわく、まだ社会での経験がないため
そこで社会を学んだ方が良いといわれ
そこに就職することになり、期限近くまで
働いた。
次の就職先は店舗スタッフだったが、
店長が物凄く厳しいかったため
反りが合わなく、辞めた。
その他にも働いていた店舗スタッフ
は彼女と同じ世代だったが、
何か自分と違うと思っていた彼女は
同年代と馴染むことが出来ず
孤立をしてしまい辞めた。
今は事務補助をしている。
だいたいミミが彼女の家にいる場合は
仕事を辞めた後にくることが多い。
「で次は何で辞めたの」と言うと
黙る彼女。
「そうやってすぐ辞めてたりするとまた
繰り返すだけじゃない」と言う。
それを聞いた彼女は
「そんなに一つの会社に長く働いた
方がえらいの」と妹は彼女の方を見た。
それに対して彼女は
「あたり前でしょう」と言う
彼女の意見としては、
長く働けば、それが力になるし
経歴にもなる。次の就職先も
すぐ見つかる何ヶ月とかじゃ
何も経歴にならないと伝えると
彼女の妹は「そんなのわかっているよ
今までの経験を踏まえて、私だって
自分で考えて、就職した。」
妹は涙をこらえながら、彼女に言った。
彼女が現在仕事を辞めた理由は
彼女が入った2カ月後に、彼女が所属する
部署の人が次々とやめていくことが多くなり、彼女が所属しているユニットも二人辞め
一人は休職し、仕事の数が莫大に増えていった。新しく入ってくる人もいなく、ここにいるとまた次々と辞めていく人が
増えていくと思った彼女は、自分自身にしわ寄せがどんどん来ると感じ彼女は辞めることにした。
彼女は「・・・」
妹は彼女の反応を見て、
「お姉ちゃんにこんなこと言っても無駄か
私帰る。」といい
鞄を持って靴を履き出ていった。
彼女は妹みたいに転職を繰り返していなかったが、若い時手術をしたことがあり、
術後あまり良くなく、前勤めていた
出版会社を辞めて、今のスーパー銭湯の運営会社に勤務している。妹みたいに人間関係で
悩んで辞めたと言うことがなかったため、
妹のことを理解出来ていなかった。
その3日後彼女はスーパー銭湯を運営している会社の本社にいた。彼女は他の社員よりも
いつも早く来ることが多く。朝礼前までパソコンで仕事をしている。なぜこんなにも早く来るかと言うと、彼女はあまり残業を好まない主義で、残業をやるよりかは、早く来て、定時で帰ったほうが良いと思っていた。
夕方仕事帰りいつもなら行きつけの店に行くが、一週間前にあんなにことがあったため店には行けないでいた。
どこも行く所がない彼女は自分の働いている会社が運営しているスーパー銭湯に行くことにした。
ここのスーパー銭湯は社員だと割引で入れるため、ここの社員は利用している人が多い。彼女はここのスーパー銭湯がまだ普通の銭湯だった時にきたことがあった。
彼女が行った理由はここの温泉は痛みを和らげてくれる温泉があり、当時彼女は、手術をした後であまり術後の経緯が良くなく痛みが続いていたため、ここの温泉をすすめられた。すすめてくれた相手は先ほども出てきたが前に同棲をしていた彼だった。
実際その温泉に入ると
少し痛みが和らぐことになった。
彼女は少しの間通うことにした。
通い続けると身体の痛みが徐々に消え、
身体の調子がよくなった彼女は、就職を
探すことにした。その時ある求人が
目に入る。その求人と言うのが今彼女が
勤めている会社の求人だった。彼女は
ここが運営している温泉に助けられたため
ここの運営している会社で働きたいと思い、
応募した。
彼女が入社するときに普通の銭湯からスーパー銭湯に変わりその頃に行きつけの居酒屋が出来そこに行くことが多くなり
今向かっているスーパー銭湯には足を
運ばなくなった。
スーパー銭湯に着いた彼女は下のほうから
見上げる様子で変わったデザインの建物を
まじまじと見る。
(思ったけどこの建物独特な感じがする
誰がデザインしたんだろ?)
彼女は自動ドアを見つける(あそこから
入るのか。)自動ドアを開けると
目の前に靴入れが置いてあった。
靴を入れ、受付に向かった。
受付に向かう途中彼女は部屋の広さに驚きを隠せなかった。(うわ広い)とそっちに気を取られていると、若い女性の声がした。「お客様、お客様、お客様!」
彼女は驚いた表情をしながら若い女性の方にいった。
(いらっしゃいませお客様は何名ですか?)と聞くと彼女は「一人です。」と答えると若い女性は「お一人様ですね。」と返した。「今回はどちらのコースにしますか?」コースプランを見せられた彼女。それを見た彼女は(結構種類がある。)彼女は数多くある種類から岩盤浴と温泉にした。若い受付担当の女性は、温泉セットと岩盤浴セット彼女に渡し、手首に付けるバーコードリーダーも渡した。「こちらのバーコードリーダーはお財布替わりになりますので最後お会計の時にお願いします。」というと彼女は「わかりました。」と答えた。「こちらへのご来場は初めてでしょうか?」と若いエントランス担当の女性が聞くと
彼女は「はい」と答えた。それを聞いた女性は「でしたら初めてご来場されたお客様には、注意事項を確認させて頂きたいと
おもいます。」と受付の女性が注意事項が書いている紙を彼女の方にむけ注意事項を話し、彼女は脱衣所へ向かった。
脱衣所に向かった彼女は物凄い数がある、ロッカーに驚きを隠せなかった。
先ほどエントランスでもらった岩盤浴用のセットに入っている岩盤浴用の服装
に着替え岩盤浴がある場所に向かった。
岩盤浴に着いた彼女は種類の豊富さに驚きを隠せなかった。(沢山ドアがある。)
ここの岩盤浴部屋には荷物をしまうところ。岩盤浴は身体が物凄く熱くなるため自動販売機が完備されており、汗を沢山かいたあとここで飲み物を買い一服する。後余談だがここの自動販売機で売っている人気の飲み物は三ツ矢サイダーを凍らせたのが今人気である。
他にも岩盤浴で掻いた汗を静める部屋もある。(クールダウン)岩盤浴から上がって休みたい場合は、テレビや寝転れるマットや沢山の漫画が置いてある。よく寝転びながら、漫画を見たり、テレビを観たり寝てるひとも
ちらほらいる。
彼女は先ほど受付で渡された。岩盤浴セットの中に入っているバスタオルを持ってドアの前に行った。その横にある譜面台にはこの部屋に入っている岩盤浴の説明がこと細かく記載されていた。
(へぇ一つの部屋に4種類も異なる岩盤浴が入っているんだ。)岩盤浴の種類を読んでいると彼女はある岩盤浴に目を留める。そこに記載されていたのは身体の代謝をよくしてくれる岩盤浴と書いていた。その岩盤浴の説明を見る彼女。(最近歳をとったせいか昔より、汗が出なくなったんだよな)と言い。入ることにした。
他にも、8つの部屋がある。
彼女が入った岩盤浴は、入った瞬間熱風が彼女の前に来た。「なにこれ?凄い熱い。」
と言い顔面に熱風を浴びながら岩盤浴に入った。(凄いなこの熱さ湿気がすごくて熱風が充満している。)彼女は近くの人に目を留める。(もしかして寝てる?)と驚きを隠せなかった。
辺りを見渡すと一人だけではなく、周りの人も寝ている。(こんなに湿温が高いのに寝れるって凄い。)寝ている人もいるため、出来るだけ気を使いながら目的の岩盤浴に向かった。目的の岩盤浴についた彼女は、バスタオルを引き横になった。その5分後汗が出てきた。どんどん時間が過ぎていくにつれ、
汗の量も増えていく。
(さっき寝ている人に驚きをかくせなかったが、気持ちがよくて私も寝そう。)
と目を虚ろにしていると
館内からアナウンスが流れできた。
彼女は(何だろう?)と言い、耳を傾ける。
ただいまから風の部屋でロウリュウを行います。
彼女は(ロウリュウか今テレビとかでも取り上げられているのだよね。
(ちょっと興味があるかも行ってみようかな)と言い行くことにした。
ドアを開けるとロウリュウがお行われる風の部屋の前には、人が行列に並んでいた。
その光景を見た彼女は、
(やっぱり人気あるな)
最近テレビでも特集されている
ためかかなりの人が並んでいる。
ここの部屋は、ロウリュウだけをやる部屋ではなく、
ロウリュウをやらない時は普通にサウナとして使われてたりする。そのため今は清掃をしているみたいで、
清掃の看板が立っていた。清掃をしている間にもどんどん人が並び、
彼女も慌てて並ぶ。
その後5分後部屋のドアが開いた。
どうやら清掃が終わった見たいだ。
それに従い、ゾロゾロとロウリュウの
部屋に入っていく。
ここで話が変わるが、ロウリュウとは、ご存じだろうが、最近テレビでも取り上げられているため知っている人も多いとおもうが、一応説明をしておこう。
ロウリュウとはフィンランドに伝わるサウナ風呂の入浴法の一つである。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることにより、体感温度を上げて発汗作用を促進する効果がある。余談として、サウナストーンに掛ける水には、アロマオイルなどが加えられる。
何回か聞いたことがある人や初めて聞く人、人それぞれだと思うが
ロウリュウのことを分かっていただけただろうか。
さて、先ほどの場面に戻る。
彼女も並んでいる人に連られてロウリュウが行われる
部屋に入っていった。
彼女は、一番端に座っていると
一人の男性が隣に座ってきた。
彼女の隣に座って来た男性は彼女と同じ人種のゴリラ属だった。(さすがゴリラ属毛深い)と思っていると
彼女は目を丸くする。(あれ・・・もしかして?)と
彼の方をみると彼もその視線に気づいたのか彼女の方を
みると、彼も同様目を丸くした。
「カズキ…」
「ユリ…」
「34歳だと四捨五入したら30だけど
35歳になると四捨五入したら、40になるだろ
一歳しか違わないのに
こんなににも違いが出てくるんだなぁと歳を追うことに最近思うことが多い
んだよね。と言ってきた。
40近くの人が一人で飲んでいるって正直痛いよね」と返した。
彼女は彼の言葉に
彼女はそれを聞いた途端
腹の奥から怒りが込み上げてきた。
(なんでそんなこと他人言われないといけないの
正真正銘のパワハラじゃない)
と心の中で思っていると
先ほどのアルバイトの男性が
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