第24話 Thang Long ruins(タンロン遺跡)

ぼったくりタクシーを降りた僕と山田は、タンロン遺跡の入場口へと向かった。通りから遺跡の入口へは、タクシーを降りた場所からすぐだった。入口の門には、両サイド重厚な石柱が経っていた。門をくぐると一面に芝生の引き詰められた開放感のある広場が眼に入ってくる。この景色だけで、ハノイの湿度を含んだ気温が一気に取り除かれる気がした。僕と山田は、遺跡入口をくぐり、入場券売り場へと向った。


入口では、ガイドらしき男が寄ってきたが、気が付かないふりを僕と山田の二人でした。ぼったくりタクシーでの一難去ってまた一難って感じだ。まぁ、人生はこんな感じだなって思っていた。こういったガイドらしき人とかかわると、後々面倒くさくなることが多い。特に金銭的な要求とかで、面倒臭くなるのが通常である。かといって、すべてが悪い人たちだけではないが。


僕と山田は、入場券を購入する建物に入っていった。チケット販売には、時間制限があるようで、まもなく入場券の販売が午前中は終了する予定らしい。営業時間の案内がある英語の看板が出ていたようだった。午前の部のチケット販売が終了すると、午後の販売開始までは、かなり時間があり無断な時間を過ごすこととなる。


ところで、このタンロン遺跡は公的な機関の管理下なのだろうか、日本でいう公務員的な対応だった。チケットカウンターは、日本の鉄道の駅の窓口のようであった。身なりがきちんとした男性が対応していた。


後で知ったことだったのだが、入場券の購入できる時間帯ぎりぎりだったようだ。入場券は待つことなく購入できた。いよいよタンロン遺跡の世界へと導かれていく。平日ということもあって、日本人を含めた観光客はほとんどいなかった。入場券を直接地下鉄の自動改札へ挿入し入口から園内へ入っていく。新宿御苑へ入園するような感覚である。


山田「なんだかこの入り口は、東京の地下鉄みたいですね。近代的というか、無機質というか、俺にとってはなんだか興ざめですね。」


僕「そうですよね。この入場口はなんだかねって感じですね。新宿御苑の入口のようだよね。」


僕たち二人は入場口を通過し、いよいよタンロン遺跡へと近づいて行く。入場口から両サイドには、あたり一面の芝生の広場がある。青空の広がる解放感のある広場になっている。なんだか芝生の上へ寝転びたい感覚になった。僕のイメージでいうと日本でいうと、皇居の大手門から入った旧大奥跡地の広場のようだった。


その先には、タンロン遺跡の旧ハノイ城門が大きくそびえている。その色は黄土色で歴史を感じさせる色あいだった。また、時間の流れと歴史を感じさせる建物であった。僕は、それと同時に送られてきたインスピレーションで感じ取れたのが、悠久の時間を超えたプラスのエナジーが感じ取れた。


ここでタンロン遺跡を少々、紹介したい。


タンロン遺跡とは、旧ハノイ城跡のことだ。旧市街の西側に位置する。バーディン広場の東側に11~19世紀に栄えたベトナム王朝の城が築かれていた。その一帯は、軍の管理下におかれ、一般の入城は制限されていたという。2005年から発掘調査を終えたタンロン遺跡の一部が公開されるようになったという。タンロン遺跡は2010年には、ベトナムの六か所目のユネスコの世界遺産に登録されたという。


確かにタンロン遺跡は、王宮の優雅さを兼ね備えている雰囲気は醸し出されている。ベトナム王朝の栄華が感じ取れる景色だ。空気感が周りの交通量の多いところに比べて、確実に時間の流れが確かに違う。古の優雅さの空気が伝わってくる。


僕は、旧ハノイ城の門の前で、ベトナム王朝の優雅さを感じとった瞬間、またタイムトラベルをしてしまった。意識を失ったのかはわからないが、隣で山田が僕の体をゆすって起こそうとしている。それに反して、僕はどんどん違う世界へ意識が迷い込んでいくのがわかる。


気が付くと僕の意識は、過去のハノイ城の門の前にあった。若い男女が門の前で、陳状しているようだった。女の腕の中には乳飲み子を抱きかかえている。陳情は、どんな内容かはわからないが、必死さだけは僕のインスピレーションへ伝わってきた。


女性は僕の意識に気が付いたようだった。意識の中で話しかけてみた。そうしたところ、この若い男女は結婚している。近隣の外国軍が攻め込んでくるという情報を得たらしく、それをベトナム王朝へ報告していた。私たちを守ってほしいと陳状しにきたというようだ。この若い夫婦の住んでいる村から50キロ離れた近隣の村は、外国軍の攻撃を受け、村人の大半が殺されたり、拉致されたりしているとのことだった。


若い男たちは労働力として強制労働のため連れ去られていく。子供や老人は殺害されていく。両親の前で自分の子供たちが殺されていく、そんな光景があちらこちらで目にされている。その残虐な光景が、僕の頭の中へインスピレーションが伝わってくる。僕のインスピレーションの中で、外国軍の若い男性兵が家の中にいる老女を幼い子どの目の前で、鉈を振りかざし殺害している光景が僕のインスピレーションへ伝って来た。老女の返り血を浴びた子供たちは放心状態になっている。泣くことすら忘れているようだ。


その兵隊は子供にも手をかけようとしているのをその老女が、最後の力を振り絞り阻止している。また、若い女たちは軍の男たちに連れ去られ、その後は想像を絶することとなっていくという。今回、若夫婦が暮らしている村は、今でいうバッチャン焼で有名なバッチャン村の近くだという。侵略を受けた村の名前をその夫は僕に伝えてきたが、よくインスピレーションが伝わってこず、とぎれとぎれとなった。


丁度、携帯電話の電波が弱いところのような状態だ。僕はそのとき、ふと思い出した。昨晩の夜市で絶望に暮れた人たちがロープでつながれ歩いている姿が、僕の頭の中でイメージがリフレインされていく。昨晩の光景は、今日のタンロン遺跡の訪れの予兆だったのかもしれない。


そう思った瞬間、僕の意識が現世に戻った。山田が僕の隣にいてくれて、僕の体を揺すっている。その揺れとともに意識が徐々に戻ってきた。


山田「酒井さん、酒井さん、大丈夫ですか?酒井さんの急に意識が遠のいていくのが分かったので、体を揺すっていたんですよ。また、インスピレーションで何かが伝わってきたんですね。」


僕「実は、山田君、昨晩の夜市での出来事と今日の出来事がつながっていたんですよ。その関連が、今、わかりましたよ。僕は、これ以上、過去の悲惨で残酷な状況を目の当たりにしたくないんだよ。心が痛むんだ。」


山田「そうですよね。インスピレーションだからといって、そういったイメージが伝わってくると心が痛みますよね。俺だったら、耐えられませんよ、きっと。」


ハノイへ来て以来、なんだか僕の動物的感的なインスピレーションが、研ぎ澄まされてきたよう気がしていた。おそらく山田と出会ってお互いのインスピレーションを刺激され、相乗効果で研ぎ澄まされた可能性もある。山田もうすうすは、その相乗効果を感じ取っているようだった。お互いの相性もいいみたいだしな。そう考えていたところ、山田が僕の感じ取っていた同じことを言い始めた。


山田「酒井さん。一つお伝えしてもいいですか?」


僕「何ですか?」


山田「実は、俺、酒井さんと知り合ってから、俺の持っている勘みたいな何かが、研ぎ澄まされているような感じがするんですよね。日本にいる時も直観力は、鈍い方ではなかったんですけど。」


僕「僕も実は、山田君と知り合ってから日本にいる時以上に動物的勘が鋭くなってきていますね。研ぎ澄まされていくって感じがヒシヒシと感じ取れます。」


山田「俺と酒井さんの人間としてというか魂のお互い相性がいいでしょうかね?」


僕「きっと、そうかもしれませんね。僕と山田は出会うべくして出会った二人のようですからね。」


その会話の中で僕と山田と間で、同じ認識を持っていたことを改めて気づかされた瞬間だった。


僕と山田は、改めてタンロン遺跡へ向かい、城跡の門へと入っていく。タンロン遺跡の印象は、これが遺跡って印象を受けた。日本でいうと遺跡というよりは城跡といった感じであった。


門もしっかりと復元されており見応えはある。日本の城門とは違い簡易な印象は受けるが、これがなかなかベトナムのハノイの雰囲気には溶け込んでいる。気候の差なのであろうか。門通り抜けると、そこは異空間のように、空気の温度が違う。門の外側では現代の喧騒さが伝わってくるが、門を通過するかしないかで、こんなにも喧騒は減り、空気感がこんなに違うなんて、これまた不思議極まりない。世の中では霊のいるところでは、温度が急激に下がるといわれるが、そういった邪気は感じなかった。ただ、別世界への導きのように感じられた。ベトナム城の内では、現在も何かに守られているといった空気感が漂っている。城門の上の階にも上がれるようになっている。僕と山田は登ってみることにした。階段はかなり急なものであった。2F程度の高さであったため、それほど負担にならずに登れた。


山田「酒井さん、門の上からの景色はいいですね。次元の違う風が吹いていますよ。なんだかそう感じちゃいました。」


僕「そうですね。時空が違うって印象を受けますね。ハノイの熱帯雨林気候なのにさわやか感ですよね。風がね。」


山田「酒井さん、今まさにハノイ城の門の上に立っているなんて。俺、なんだか信じられないんですけど。数日前までは日本にいたのに。世界は近くなっているなって思っちゃいますね。」


僕「僕も同じですよ。山田君。」


山田「ところで酒井さんは、明日で帰国ですよね?俺は、しばらく東南アジアをバックパックしちゃいますよ。ハノイからホーチミンへ行ってみようかと思っています。飛行機と電車での移動をしてみたいので。俺が日本に帰国したら、日本でまた会っていただけますか?明日でいったんお別れって考えると、なんだかメランコリックになっちゃいますよ。これも旅のパワーなんでしょうかね。旅っていいですね。今更ですけど。」


僕「そうですね。旅って人をこんな気持ちにさせちゃいますからね。だから、旅って僕は好きなんですよ。大抵は一人で日本を出るんですよ。現地でどんな出会いが待っているのかわかりませんからね。友達との旅行でしたら、今回の山田君との出合いもなかったかもしれませんからね。日本を出国する飛行機の席が隣だったっていうのが、何かの縁だったんでしょうね。今だから言えるんですけど、フライトで僕の隣に山田君が座った瞬間、山田君の持っている空気感が、僕の持っているものと一緒だなって、一瞬にして感じ取ったんですよ。ただその時は、こんなに近い存在になるとは、その時は思いませんでしたけどね。」


僕「まぁ、それはそうと、ここからの景色は悠久の時代の空気の流れを感じますね。階段を登って行くうちに、異空間へ導かれた感じですよ。」


山田「まだ、この門の上があるようなので登ってみませんか?」


僕「いいですね。今度はどんな世界へ僕と山田君を導いてくれるんでしょうね。」


山田「じゃぁ。登りましょうか。足元に気を付けてくださいね。ここからはかなり急になりますから。」


僕「了解。」


僕と山田は、さらに上層階へ登っていった。階段は人一人がやっと通れるぐらいの幅だった。階段を一歩一歩登るにつれて空気がひんやりしてくるのを感じた。山田も同じようだった。


山田「酒井さん、空気の温度が更にひんやりしてきましたね。地上からはそんなに高さはないんですけどね。不思議ですね。さらに異空間に近づいたって感じですね。」


僕「そうですね。この急な階段を登ったら、こんな南国の熱帯雨林気候だったら、普通だったら汗が出て暑くなるのが、普通だと思うんですけど。汗が出ないんですよね。湿度とは、関係ないように感じですよね。まったく違いますよね。」


山田「その通りですね。俺は、なんか導かれているって感じが先ほどからしているんですけど。せっかくだからその導きに身を任せてみましょうかね。マイナス邪な感じもしませんから。」


僕「そうだね。この感覚に、身を任せてみようかな。」


と、僕と山田は、しばらくタンロン遺跡の前城門の最上階で悠久の時間の流れを感じていた。


実際のところは湿度が低く、さわやかな空気感なんだけど、現代にいながらなんだか現代でないって感覚がする。この高さから地上を見下ろすとなんだか、昔のベトナムの人もこんな景色を見ていたのかなぁって、不思議な感覚になった。門の上では、一周できるようになっていた。


一周してみると、正面とは反対が丁度タンロン遺跡の内側となっている。内側を見下ろすと、過去の優雅さがうかがえる造りとなっている。ベトナムの衣装であるアオザイを着た女性が、何人か歩いていた。ベトナムを感じさせる光景だった。それと同時に、雑誌か何かの撮影だろうか、あちらこちらでアオザイをきた女性と、スーツで決めた男性をカメラマンがシャッターを切っている。これは画像としては確かに絵にはなるが、この場の雰囲気としては、僕は少々興ざめをした。


 遺跡は、まだまだ発掘途中のようだった。僕と山田は門を降りて、タンロン遺跡の見学を始めた。タンロン遺跡の中には、ベトナム戦争で実際に使われていた衣服や、遺品、武器等の展示もあるようだった。僕はもちろんその見学は遠慮した。というのも、その持ち主の気というか思いを僕の意思とは別にひきずってしまうため、その見学は山田のみがした。


ベトナム城の内側であるタンロン遺跡内は手入れの行き届いた芝生と色鮮やかなハイビスカス、赤色のブーゲンビリアなどの南国の植物が植えられている。先ほどまで水をまかれていたようで、それらの花びらに水滴がついている。その水滴が南国の太陽の光で輝いているのが、また、華やかさに色を添えていた。観光客もほとんどおらず、ゆっくりと園内を見学できた。


ココナッツヤシの木々の間をリスが飛び移ったりし、都会のオアシスで時間の流れの緩さを感じ取れた。小鳥のさえずりもいいBGMとなっている。ヤシの木々の間を小鳥が優雅に飛び回っている。ここは本当にハノイの中心地にあるのかと思うほどである。ベトナム城内の見学をしていると、昨日ハロン湾のクルージングで同席していたツアーの方とまた偶然に出会った。


男性「昨日は、どうも。ハロン湾はきれいでしたね。自分たちは、ハノイ市内観光中ですよ。今日も天気が良くて観光日和ですね。わたくしたちもこれから一日かけてハノイ市内を観光します。では、お互いお気をつけて観光しましょう!それでは。」


僕「こちらこそ、昨日は、お世話になりました。お互い気を付けて観光しましょう。それでは。」


山田「じゃぁ、俺、ベトナム戦争の遺品を見学してきますね。酒井さんは、どうされますか。」


僕「僕は遠慮しときます。ここで待っていますね。ゆっくり見学して来てください。なかなか見学することもできませんからね。」


山田「はい。じゃ、30分ぐらい見学して、ここへ戻ってきますね。」


僕「万が一、見学途中に、肩が重くなったら掌で肩をはたいてみて下さい。簡単な除霊はできますからね。」


山田「はい。わかりました。そうしてみます。」


僕は山田と別れ、展示室の側にあった通路のベンチへ腰を掛けた。なんだかゆっくりと時間が流れていて、現在と過去のチューニングされているような感じに陥った。


心地よい風が、僕の頬をかすめていく。なんだか、寝落ちそうになる。耳鳴りかと思うほどの機械的な「キーン」という音が聞こえてきた。同時に、意識がタイムトラベルしていく。今回はどの時限へトラベルするのかなって、消えゆく意識の中で僕は思った。


気がついたら、今度は見たこともない景色になっている。今回は未来?のような印象を受けた。音が無音に近い環境だった。空は明るく水色の青空になっている。この心地よさは、なんだか懐かしい気持ちにさせられる。


僕は、タイムトラベルした意識の中で目が覚めた。すると、水色というよりは、青空の青い色の海の中にいることに気が付いた。普通は水の中なので息ができず苦しいはずなのに、なぜかすごく心地よい。その水の中で僕は、地上を歩いているように軽やかに水中を歩けるのだ。僕の目の前の景色が、水がスクリーンの代わりとなり、走馬灯のように映像が、次から次へと流れていく。


その映し出された映像は、今回のハノイ紀行での出来事であった。ハロン湾へ行く途中の女性や子供、夜市での出来事、先ほどのドンスアン市場での出来事、タンロン遺跡のハノイ城の城門での出来事などが水のスクリーン越しに見えてきた。今回は、いろいろな意味でも考えさせられる紀行となった。その走馬灯のような光景が、一巡したころで、山田の声が聞こえてきた。


山田「酒井さん。お待たせいたしました。一通り見学してきました。」


僕「よかったね。どうでした?」


山田「はやり、エグイのもありましたね。なんだか考えさせられることが多くなりそうです。今、言えることは戦争だけは絶対に起こしてはいけないことですが、人間はどうしてわかっているのに、戦争をしちゃうのだろうって思っちゃいました。なんだか、人間のサガの愚かさに、がっかりしたって感じですかね。」


僕「そうでしたか。でも、そういうものを目の当たりにするってことは、それはそれで大切なことですからね。そこで生まれた感覚や感情は、山田君には大切にしてほしいものですね。」


山田「俺もそう思いました。現代の平和な時間の中で暮らしていると、過去の凄惨さなど思いも知らず、自分の私利私欲のみを追いかけていましたからね。」


人生の中で経験することは、無駄がないってよく言われたものだと僕は思った。また、人生の中で人との出合いって、すごく影響する部分だと思った。今回の山田との出合いも僕の動物的感を研磨されていく感じが、ヒシヒシと感じ取れるからだ。別の人との出合いであれば、こんな感覚は生まれてこなかったかもしれない。なんだか、偶然って、というか必然な出会いって面白いと思った。これからも僕の人生の中でいろいろな人との出会いがあるだろうが、楽しみになってくる。


タンロン遺跡を一通り見学したと、旧ハノイ城の中庭をゆっくりと歩いた。タンロン遺跡もじっくりと見学しているとなかなかいい時間に落ち着いてきた。


僕は「そろそろタンロン遺跡の見学を終えましょうか。タンロン遺跡から僕たちの滞在しているホテルへは歩いて帰れそうですよ。ゆっくりと歩きながらハノイの風景を楽しむのもいいですね。」


山田「それ、いいですよ。途中、カフェでお茶しませんか。」


僕「いいですよ。タンロン遺跡でもかなり歩き回りましたからね。カフェへレッツゴーしましょう。」


僕と山田は、タンロン遺跡を後にした。


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