星
夜空の星を
穴だとする考えが
昔あったらしい
僕らの世界を
誰かが作ったものだとして
そいつらが
僕たちの生活を覗くために
開けた空の穴が星である、と
雷や洪水を
昔の人は「神」だと
呼称したことがある
そうやって色んなものを
「神」だと名付けても
いつだって祈るときは
いつも天を見上げていた
あぁ
僕らはあの星に侵されている
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