現代人、『彼』に拾われる9~13日目

【聖女マナって?】

 モンス島の学園に入学した俺たけしは、たびたびマギヤさんとかから「聖女マナ様を知らないか」みたいなことを聞かれた。


 聖女マナ様っていうのが誰のことだか全然分からない。夕飯中、ローレンスに聞いてみた。


「今代の聖女がヴィーシニャ様っていうのは聞いてるよね? マナ……様は、そのヴィーシニャ様の前の聖女だったんだ。で、どうもそのマナ様の行方が分からないんだって。ボクのとこにも聖女親衛隊を名乗る人が何度も来てるよ」


 俺が、「マナ様って人、無事かな……」と心配するとローレンスは、そうだね、の一言の後にこう続ける。

「もし外で見かけたらすぐにでも知らせようって思ってるんだけど……なかなかね……」



【あの飴と『彼』 前編】

 俺たけしは今、ローレンスと一緒に買い物に出ていた。


 お菓子売り場の一角で俺は、異世界こっちに来る前によく食べていたスコッチキャンディーのアソートパックを見つけた。


 驚いたことにキャンディの名前や三種類の味まで一緒のようだった。


 感心しながら眺めていると、ローレンスに、それ買うの、と聞かれて、せっかくだし、あ、うん、とローレンスの買い物カートに入れた。



【あの飴と『彼』 後編】

 甘いものは結構好きというローレンス。

あの飴の三つの味の中から気に入ったのはヨーグルト味だった。


 本人曰く「初めてのエニスくんみたいな味」って言ってたけど「エニスくん」って誰だ? その旨をローレンスに聞いた。


「エニスくんは……そうだね……ボクがエカテリーナ以外で初めて大好きになれた人、かな」


 ……「初めてのエニスくん」ってワードがちょっと気になっていたけど、多分聞かない方がいいかもしれない……。



【もしも拾われたのが女の子の現代人だったら 中編その三】

 女の子の胸の谷間で射精することに飽きた彼は、コンドームを外して処理して下半身裸のまま、魔法でベッドの上空に浮き上がり、女の子の全身を眺めながら次の行動を考えていた。


 このまま女の子の服や体に精液の雨を降らせるのもいいし、口内めがけていっぱい射精して精液でおぼれさせるのも悪くない。


 いや、思い切って女の子の口を直接犯すのも……さすがに起きてしまうか?


 どうせ起きるなら……下の口を直接犯してしまおう。

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