鏡を拾う。そして、この世の果てを見る

9日目

国中にサイレンが響きわたる。

「避難警告、避難警告ただちに、シェルターへの避難をしてください。繰り返します‥‥‥」

「まずいなぁ。ハルヒコとアイリスはいつ戻る」

「明日の早朝に到着します。」

「騎士長と大魔術師様はまだか」

「まもなく到着します」

「報告、黒い竜から、攻撃魔法が放たれました」

【滅龍砲】

「まずい。」

「城に直撃してしまいます。」

「着弾60秒前」

「総員避難を」

「速度が上がってます。着弾10秒前」

「だめか」

　　　‥‥‥‥‥ホロブレス‥‥‥‥

「大丈夫ですか、国王」

【お前がなぜ、今ここにいる】

「ゲートを使ったって言えばわかるか」

【ゲートがなぜ使える】

「それはな、神獣の力を全て使えるからだ」

【ただ、完全神装出来なければ意味はない】

「完全神装」

全身白い光に包まれた。

【ちっ、デイビス、グラン作戦中止ださっさと帰るぞ】

「この国、滅ぼすんじゃないのかよ」

【黙れ】

「わかったよ」

「誰が、お前らを逃がすと言った」

　　パーフェクトキューブ

「これで、誰にも邪魔されない」

【殺す気は、なかったが、今殺る】

「やってみろ」