4日目 

今日から学校かぁー

「今日から編入しました。ハルヒコですよろしくお願いします。」

「それじゃあ、あの席の隣に座ってもらえる」

「はい」

席に座るとさっそく、

「よろしく。私はアイよろしく」

「よろしく、アイさん」

授業が終わると

「よろしく俺は、リックだ。よろしくなハルヒコ」

「よろしく、僕はデュークだ」

みんな、とてもいい人そうだ。これから仲良くしていけそうだ。チャイムが鳴った。

「さぁ、みんな座って、授業始めるぞー。」

今日は確か、魔法基礎の実習と書いてあったような

「今日は、みんなに魔法を使ってもらう。今まで授業で説明した通り、使いたい魔法のイメージをそのまま、手から出す感じでうつ。」

「さぁ、一人目やってみろ」

「ファイヤーボール!」

なんだこれ、ダサい、ダサすぎる

「次、ハルヒコやってみろ」

「はい」

ドカーン!

「はい?」

「今、何をした」

「普通に魔法を使っただけですけど」

「ハルヒコ様、すごいです!」

そして、授業が終わると学院の中でのちょっとした有名人になっていた。

これからどうしよう。

「今日はこれで授業を終わります、みなさんさようなら」

「はぁ‥‥今日は疲れた」

「ハルヒコ様、人気者ですね」

「アイリスさん、その様って呼び方やめてくれる?ハルヒコでいいから」

「じゃあ、私も、アイリスでいいです」

「わかった、アイリス。おやすみ」

「おやすみなさい、ハルヒコ」

‥‥‥‥‥‥‥そして‥‥‥‥‥‥‥。

3年の月日が経った。

ハルヒコ、22歳。

「よし、今日で、この国を出るのか」

冒険者となったハルヒコは、今日、旅立ちの日を迎えていた。

「アイリス、準備はできたか」

「はい、できました」

「よし、行こう。」


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