第2話【省】
元号がもうすぐ変わる
失業率や犯罪係数は国内最下を毎年更新し続け、
そんな
ーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy
スマートフォンにURLだけ
よくある
「おにいさま。
姿こそ未確認だが、おそらく10年前に生き別れとなった妹に違いないという、確信があった。
それを
進展のない日々を重ねていたある日、妹の元婚約者を自称する男が我が家を訪問してきた。
「お初にお目にかかります、お
ーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy
僕はタカシに近頃送られてくる一連の動画について話した。撮影しているのが妹なのか?実行犯は別に居るのか?この一連の意味不明な光景の真意は何なのか?
謎が謎を呼ぶ。僕は
「理由はよく分かりませんが、これは確実に妹さんの仕業だと思いますよ」
一瞬間違いだと言う答えを欲した僕は愚かであった。直感は正しかったのだ。
しかし、ここで気になったのが、まだ10代である彼女がどうして
「これは最近
あぁ。だからこの動画サイトの投稿者名、“
一人で寂しい想いはしていないようで、安心する。友達というものは、大いに多いに越したことがないのだから。
「まぁ三十指だろうが六本腕だろうが、一本づつ
「分かりました。それではお義兄さん・・・いや、ハジメさんと僕のタッグ名を決めときましょうか」
女神に対峙するに
なんとはなしに、妹を殺すをそのまま英訳し
というか、まだ実感がなかった。先程からというか動画が毎日送られてきた頃から、どうにも現実味が
この時点では、僕はまだそこまで自分が置かれる状況に
ーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy
数日間タカシと行動を共にして分かった事がある。
コイツは
身長170cm少々で
手際は前述の通り
「勘違いしてもらっちゃ困るんですがね。俺が
それこそお前の
どんなルートで情報を得ているのか全く分からないが、タカシは次々と三十指に
僕はその様を
自らは加わらず、指を
相変わらず現実味はなかった。
ーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy-y-y-y-yーyーy
そんな生活が2週間ほど続いた後、
「おにいさま。うふふ。どうやらお友達が出来たみたいね。わたくしの兵隊さん達が、近頃どんどん減っていっているの、おにいさまだけの仕業だけじゃないのでしょう。早く私の元に辿り着いて。遭いに来てくださいまし、おにいさま」
語気こそ荒くないものの、どこか凄く怒気を
「おぉ~なんだよなんだよ姫ったら想像以上に元気そうじゃんなんだよなんだよ久々に声聞いたと思ったら相変わらず人の神経
情緒不安定なのは付き合いだしてから十二分に知ってはいたつもりなのだが、その怒っているのだか喜んでいるのか判断に苦しむ言動と表情と行動はどうにかならないものかと
興奮した彼の手によってリビングの窓が全て割られたせいか、吹き荒ぶ隙間風がやけに寒気を感じさせた。
To Be Continued...▶︎▶︎▶︎Next【10】
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