第6話 June bride  ~梅雨。




ヒざ に  ちいさな 雨【しず く】が   こぼれ る

灰色の無地の スカート が   ゆっく りと  濃くなっていっ た。




6 月だか ら  梅雨 に  ・・・入。った だけ

なんだ よね?






でも


ここに  わたしは   み えない



白く  その  四角い 物 を

てから   早く。  てばなし て





触れてもらうな ら  私が着た、純白の ドレス に

ふれ。て  ・・・欲しかった




  

[ もう  、そんな に  哀しまない で

これから  は  !私が ]




「・・・ああ わかって る 」









?だれ  その コ。。 。



「 千優【ちひ ろ】

これからは  歌穂【かほ】 の 分まで


共に   生 きよ・・・う 」






! !ゆる せな! いっ





それは  後 、から   あと  から の  雫が

雷に 変わる  瞬間と   なっ た






[ ? 外では  雨が ふってるの ね ]




「 雷も 鳴ってるから  本当に

梅雨入り  ・・・したんだ な」





あいている 窓から  少し 風が 入って来 て

ひとかげ  が  現れる






「? 」



[ !]







「 、か 歌穂 ;」




土砂降りの 中   ずぶ濡 れ の  まっしろな花嫁 が

くちもと を  緩ませ た






[ 貴女 は   もう  死んだんじゃな! い]っ;




『 ・・・いいえ  まだ 生きてる わ』






[ ?]



「!! ! 」っ




『 あ なたへ の   慕情が  』




だんだん 近づいてき て、 ほほ笑み ながら  

垂れていく  雨の しずくは  血のよ うに ・・ 。





どこからともな く   結婚 式の テーマ ソング

。。 。が  きこえる







黒に 身を 包ん だ 、  新郎 が

ふ! わりと  純白の ドレス に  巻き付 けられ ながら


教会の 朱い  バージンロード を ふたりで

歩いてい き、   そのまま ス っ  と  静かに  きえてい く。






。。 。と  し







しと







「うぅ」・・ ・



独りで   ぽ つ! んと、 とり残され た  千優 が

じめじめと   慕情 を  抱く




傘は なく  雨が 激しく  いつまでも  打ち続けていた


悲しみに  濡れなが ら。





EN D

・・・・・・・・・・


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