第3話 背中の 十字 架
こ、 こ 樹海 近くの 場所で 深夜
・・・俺は
今
猛スピードで 愛車を 走らせてい る
・・・わすれた い
気を まぎらわせた い
そんな 感情【 シンキョウ】 の時に は
い
つも
、
いつ
も
こんな 事を して 気持ちを 切り替えてい た
ありった け ノリの酔【い】い 音楽を かけて
闇に 溶け込む k ワゴンを 飛ば す
( 闇夜に 現れる 俺は 漆黒の 黒ヒョウ )
両腕が ちぎれるくらいに ハンドルを 切って
稀に であう 対向 車 の ライト を 浴びながら
正面衝突 気分を 味わう
〈 ! キュ い ィ 〉 っ。
急 ブレー キの 音と いっしょ に ・・・俺は
突然
目くらまし を 食らっ た
めを 覚ます と
大事な 物 でも つかむようにして 両腕 が
ハンドルを しっかり と にぎりしめてい た
(? 確 か
対向 車と 衝突 した は ず? じゃ・・ ・ )
深夜の 樹海だけが 俺を 観てい る
反射で 停車した 黒のk ワゴンを 俺は
ゆ っくりと 走らせて その場を 立ち去っ た
翌朝
部屋には みしらぬ 女【ひと】 が
俺の ソファー で ねてい る
『 れ? アン タ 』
事情を 訊くため 女を 起こす
、まだ 半分 夢の中に いそうな 女が 答える
「 合鍵で ・・・来ちゃっ た 」
[ ! は]
?
大声を ・・・出 したくな る
俺には 恋人は ない
、という か。
これまで も
女 との 交流 は 一切 ないから だ
「 合鍵・・ ・って 」
[ !!!ほら こ] れ。
女が このへやの 鍵らしき物を 俺に 観せ る
正真正銘
本物の ・・・鍵だ
「 兎に角
出てってくれ!! ! よ」
警察を 呼ぶ ま
で 言うと 女は しぶし ぶ
・・・出ていっ た
( に、して も
合鍵なんて ど ! う や。っ て )
この 、瞬間 なぜ か
俺は 今朝の女に にどとあえない きがしてい た
「! 」
俺が そ
う、想った と たん。
辺りが
い、
きなりまばゆく 光 始め る
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 。
「 !」
!・ ・・ふ
と
おれ は
不思議な事 に 昨日の 深夜 着ていた 服 を
身に 纏【マト】 い
ハンドルを にぎった まま
、あ
の 時間 帯 で 目を 閉じ ふせてい た
「こ? こ! 」 は。。 。
不幸な事に 対向車 側 は 即死 だっ た
それなの
、に 俺は こうして 生きてい る・・・ ?
即死 した のは 21歳くらいの 女性で
「!ぁ。」
そ
・・・れは
、その顔 は 俺の部屋に 勝手に 入って来 た
合鍵 おんな と うりふ?
た! つ
。。 。 で 驚きを 隠さずには ・・・いられな い
≪ 危険運転致死傷罪 »
飲酒や薬物使用、又は
速度超過などによって死傷事故を起こした場合に
適用され、懲役15年以下または罰金100万円以下。
・・・俺は
人生で 取り返しのつかない 事を してしまっ た
た
とえ
いつ
か 罪を 償い 刑を 終えた と しても
この 後悔と 十字 架 は もう きえな い だろう
俺には 幼い 日に 生き別れた 妹がい た
、そ
して 別々の 施設で 生きて来 た
妹と 離れる 前 俺は
シカのキー ホルダー を あげたん だ
即死 した 対向 車の 女性の バック からは
シカのキー ホルダー が 出て来た そう だ
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