第2話  水



♪ こぼれ 落ちた  じぶんたち は


ど? こへ  と   ながれてゆくんだろ う・・・



流れゆ く   まま は   人間 も  おなじなん だ

。。。 おなじなん だ





『 だけ ど   灰色の道を たどってい く


そこが  人間とは  違うの さ』



、と 彼は  うたの 途中で   こ、う言っ た・・・





自分 達に 名は   ない が   人間には  ” 水 ”

そんな 風に 呼ばれてい る




・・・彼は


雨水   さすらいの詩人。



元は  天【そら】 から 降って来た物らし い




彼が 話す  灰色の 道とは・・・?  な? んだろ う




「 水道から 聴いた話だ よ ・・・ 」




〈 スイドウ?? ?


湖である 自分には 話が  よ; く  〉




「・・・俺は

かつて 海だった 事  、も


水溜まり だったこともあ る  」







自分は  いろいろ な  話を しながら 雨水として

旅を 続けることの できる 彼に  あこがれを 抱いてい ・・・た




・・・抱いてい た




けど


彼は



《 島という 物に  うまれてみたかったな;ぁ。。 。 》



・・・なんて 言うんだ よ。







『 ・・・走りすぎる と   とまれなくなるん  だ 』



、たと え

おちつきたくて も






最初


自、分には  彼の発し た  言葉の意味が  理解できなかっ た







数日 後・・・



湖【じぶん】と  景色 を  眺めに  人間が

なにかを  抱えなが ら



たずねてき  た






« ば シ! ャン・・ ・  »




鈍い 音が  したとおもった ら

投げ入れられたよう だ



釣りでも やりに 来たのだろ  う。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 。




瞼を 閉じたまま じっとしてい る  人間の女の人の様 だ





『こんな 場所 に  放り投げられたの に

何の反応も  しないのか い? 』






≪ !それ は   私の遺体 よ  ≫




『いたい ? 』





≪ ・・・私は


ころされたの よ、  だか ら  許せない わ ≫





どうや ・・・ら。



人間 は   死んだ ら  自然の物 と


会話が できるよう に  なるよう  だ





≪ 私には  まだ


夢だって  ・・・あったの よ  ≫ 。






それから  ま た



数日 が   経過した ころ


今度は  前に たずねてきた 男 の


”いたい” という  物が

静に 浮いてい ・・・た




どこからともな く   。あ の  女の人の 笑いごえ が

聴こえ た




自由に できる 事 に  あこがれてい ・・・た




自由に できる 分

制限という 感情 は   働きにくいらし い



走りすぎた ら   すぐには   と、まれな い




激流する 水のよう に   感情が  とまれな い






END


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