第3話 一年後期(後半)
冬休みのコミケに行ったら、完全にみんな好きなジャンルへと走っていくから、合流地点を定めておかないといけなくなる。
わたしも好きなアニメのブースに入り浸ってたから、人のことは言えないけどね……。推しのコスプレしてる人と写真とかを撮ってもらって、そのまま冬休みのコミケは終了した。
「あ~あ、高三になったら、また来よう?」
「受験だよ? もしくは就活してるわ」
授業再開していたけど、授業が速くは進まないため、寝てる人が続出。そっちのけで真輝は漫画の原稿を仕上げてる。よく気づかないものだ。
文芸部の原稿を出したし、少しは楽になった。
あと、漫研は実は文化祭直後に辞めまして、それからは文芸部一本でやって来ます。
先輩たちが卒業と修学旅行で沖縄(みんな、海外に行きたいとか言ってるけど)に行ってるなか、文芸部のみんなで図書館の「人をダメにするクッション」を枕代わりに使ってる。
「あ~、来年、後輩、入ってくるかな? 新入生、少ないって噂らしいけど?」
「だよね~! あんなことがあるなんて思わないもんな……」
先生が二人、やらかした件について。
「なんで、一年に二回もやるの? 先生たちも取り合ってくれなかったって噂らしいけど?」
「マジかよ。先生よりも生徒を信用してって訳さね」
三月。ようやく後期の終業式。
みんな、進級することができた。
わたしはそのまま、今日から春休みになった。
高校あるある、言ってもいい?
二学期制の高校あるある
①三学期制の高校に通う友だちとテストの日程が合わず遊べない。
②秋休みのときにディズニーとかに行くと、必ず同じ高校の人に会う。
③夏休みと冬休みには終業式と始業式というものは存在しない、休み明けの当日の授業再開は二限目から。
④小中で三学期制で慣れてきたためか、いま頃でも三学期と言ってしまう。
当てはまる人がいれば、共感してくれるはず。
続いて高校生活(女子高)あるある。
①女子しかいないためか、授業中とてもオープンに寝てる人がいる→寝顔がすごい子もいるし、男性の先生の前でもこれ。
②趣味の話とか気が合う人が出てくる→そのうち、マンガの貸し借りが始まる。
③文化祭はチケット制→うちの学校は、男子は中学生までしか来れない=出会いがない。
④スクールカーストのあるクラスとないクラスがある→うちのクラスは後者にあたる。
⑤偏差値が低いわりには、校則がやたらと厳しい→生徒のこと、信じてるよね?
⑥家庭科と一年は作法が必修科目→家庭科はうちの学校は三年間やるよ! 作法は二年になったらみんな忘れてる……一年は音楽も、やるけど二年の選択科目すら入ってないよ。
⑦部活はダンス部か吹奏楽部が有名→ダンス部が全国大会行ってる。年齢層が高ければ、山岳部が有名です
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