とてもよい。じつによい。語り調子の軽やかさは、そのままの落語を目の前でみているようです。三度の飯より蕎麦が好き。そんな男が蕎麦を食う描写の、なんとうまそうなことでしょう。けれどそこはもちろん落語。掛詞に韻のちりばめられたそれを最後まで読み切れば、そこにはすとんと腑に落ちる、よい『オチ』が。落語好きならぜひご一読。落語は難しい、と思う方にもこの『うまさ』、ぜひ知っていただきたいです。
『深夜の飯テロ本棚』に、スーッと収まっていく様子を目撃しました。美味しくて楽しい。蕎麦だけど違うメンも取り扱った、面白いお話でした。
食事の描写が素晴らしいです。
たくさん、投稿してきただきありがとうございます。どれだけ新作古典のストックがあるかは存じませんが、YouTubeで配信したらいいのではとおすすめします。
拙は落語が好きなのですが、歌春師匠でなぜか再生されました。すらすらと読みやすく、かつ音で再生されやすかったです。