刀剣評価書についてちょろっと語ってみる 2 ※五箇伝のおまけ。
さて。なんか長くなったので2エピソードにしてみた今回のお話。
刀剣評価書というのは
ですが、それ以外にも、
「おい、お前等。最強の刀剣、刀工ってどれか決めようぜっ!」
って言ってた刀剣評価書はあるんです。
それが今回のエセ。
知っている限り書いちゃいますけど、多分他にもあると思いますので探してみてください。
1312年
1314年
1316年
1488年
1661年
1797年
1830年
1830年
これを知ってたら、あなたもエセ以上のヲタク!
誇っていいですよ(笑
ちなみに私は調べて知りました。なので私はエセ。
正和銘尽は現存していないそうです。観智院本銘尽が写しとして書かれていて存在だけそこに書かれているらしいです。上古秘談抄も同じくだったと思われます。
また、古今鍛冶備考が一番新しいとか言っておきながら、同時期に校正古刀銘鑑というものも出ていますが、これはこの刀剣界で有名な、刀剣の鑑定家であり研ぎの名家の本阿弥家が、あまりにも秘術を書きすぎているだろうとのことで、絶版させているそうです。
その写しがその後出ているらしいですが、なんて名前か知りません。それらを抜いて、古今鍛冶備考がなぜ新しいのか、というと、古今鍛冶備考、上に書いた年の次年に出てるらしいから、ですかね??
いやぁ……わたくしごとではありますが、改めて調べてみたときにすっきりしました。
なるほど、どこで最上大業物が12工から13工になったのかとか、どこから14工とか15工とか言われてるのか、なんかよく分かりました。
そらいっぱい評価書出てたらどれがどれやらで、そうなるわ、と。
後、日本刀成立以前の鍛冶師を、「上古七人鍛冶」として分けられていまして。
友光 天国 文寿 神息 真守 実次 藤戸
という刀工がいたことを、上古秘談抄の写し(上記には書いてない評価書)で書かれていたそうです。
出てきましたね、
めっちゃ中二病的かっこよさですよね。
もっと古い鍛冶師と言うと、
不思議ですね。日本の神に一つ目の神が出てくるんです。西洋にも一つ目はいますが、似たような神がいるというのも面白い話です。
……
………あれ?
まさか、そう思うの、私だ……け……?
|||〇| ̄|_
さて、この辺りは私も調べました。
そんな調べ物をしてるときに見つけた、私が思う、凄いサイトを紹介させて頂きます。
■幻想名刀辞典
https://meitou.info/
■刀剣ワールド
https://www.touken-world.jp/
※もちろん紹介は無許可です。
五箇伝書き終わって、今回このエピソートを書く際、なんかないかなぁって探してたら、上記のサイトがとても詳しく載ってました。
詳しくなんてもんじゃなくて、私が別の書籍などで調べた内容等も網羅されてますし、知らないこと多々書いてありました。
うわぁ、ここ見たほうがいいじゃん。なんて思いました。
ここに出入りする人は間違いなく刀剣ヲタクですね(笑
ただ、両方とも見るときには特色があります。
幻想名刀辞典は、とにかく細かく載っています。それこそ知識の海に溺れてしまうほどに。漢文?紹介もしてますからね(?
専門知識を知らないと、「?」となること必至です。
刀剣ワールドのほうは、その専門知識を優しく学べる場所となります。細かく載ってまして、それこそ知識の海に沈んでしまいます。
私が五箇伝の大和伝と山城伝を書いているとき、刀工の特色を書いていたと思います。
匂いがうんたらとか、刃縁がうんたら、等々。この辺り、書いてるときにこれ専門知識ないと分からないだろうなと思ったので書くのやめたのと、私も書いてる途中で専門知識が私もないことに気づいて分からなくなってきたので止めた(むしろ後者のほうが8割)のですが、それが絵付きで説明されていますのでイメージがつきやすいと思います。
ちなみに、この刀剣ワールド。
名古屋刀剣博物館が運営しているものとなりまして、名古屋刀剣博物館所蔵のものを紹介しているものともなります。
最寄につき、もし時間に余裕があったりしますれば、よかったら見に行ってみてはいかがでしょうか。と言いたいところなのですが、2020年には出来上がってはいたものの、コロナの影響で2023年現在も開館しておりません。2023年に開館を予定しているとのことですが、それまでこのサイトで想いを馳せたり気持ちを昂ぶらせて開館時に突撃、なんてのもいいかもしれないですね。
なお、刀剣だけではなく、甲冑や茶器等も展示される予定で、ビル内の施設喫茶「有楽」では、書籍などを読みながらのんびりできるらしいですよ。
この刀剣ワールドを網羅すれば、恐らくエセではなくて本気のヲタクになれると思います。いや、ほんとまぢで。
私なんて比べちゃダメレベルですよ。ここみたらどれだけ私がエセなのか理解できると思います。
さ。私はこれらのマワシモノではないため紹介はこの辺りにしてっと。
さて。
そんな私が今回この五箇伝を書くにあたって、うろ覚えの知識をまた再活性させた書籍も紹介しておきます。
■日本刀 岩波書店
■名刀 その由来と伝説 光文社新書
後もう2~3冊あったのですが、今自宅でないのでなんて名前か忘れました。てへっ☆
とはいえ、こう読み返してみると、書籍もそうですが、私が書いた内容が、刀剣ワールドと幻想名刀辞典でもより多く網羅されてる内容だったので、やっぱこういうの書く人って奥が深いなぁって思いました。私もまだまだです。だって、エセだもの☆
皆さんも。
是非、刀剣の素晴らしさを楽しんでくださいね。
決して、刀剣を使って楽しんではだめですよ?
そして、刀剣だけではなく、それを作った刀工、ならびに使った武将やその歴史背景、刀剣がなぜそのように呼ばれるようになったのかの由来など。それらもまた存分に楽しめると思います。そこから派生して、その国がどんな国だったのか等にも拡がっていけると思います。
ではでは。今回はここまで。
また私がエセりたくなったらお会いしましょう!
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