天下五剣についてちょろっと語ってみる 1 の前に【享保名物帳】。

 最近エッセイ系はもっさり更新していない私です。

 お久しぶりの方はお久しぶりです。

 初めての方は初めまして。


 さて。以前こちらのエッセイのほうで、ちょろっと【刀】というものについてエセっておりました。

 もちろん、それを読んだ方が、そこから興味を持って調べてもらうこと前提となりますので、本当にエセっていたものになります。


 さて、そんなエセの中に、天下三名槍というものについてエセっておりました。槍について説明していたのに、結局最後は薙刀の話になっているというエセっぷり。

 そこには、刀でも有名な鍛冶師についても話をしておりました。

 その後は、刀工についてもエセっていたのも今では……いや、本当に更新してなかったから懐かしいものです!(笑


 元々天下五剣というものについてエセってから天下三名槍にいこうとしていたのですが、書いていた内容をすっかり吹っ飛ばしてしまい、結局書き直さずに天下三名槍についてエセってしまいました。

 で、今回。

 やっと、(リアルに)重い腰(?)をあげ、天下五剣について、エセっちゃろうと思い至り。



 さあ、久しぶりに、のんびりさらっと、エセってやろうではありませんか。

 ※え、決してちょうどカクヨムで夏の更新頻度によってリワードもらえるってキャンペーンをやりだしたからじゃないですよ? ええ、きっと違う。違うはず。だって、本当に違うんだもんっ☆



 ではでは。

 しばらくの間、私のエセにお付き合い、よろしくお願いいたします m(_ _)m










    数ある日本刀の中で。


       この世に並ぶことのない。



      名刀の中の名刀。



  特に、

   名刀と言われる五振の【名物】の総称。


 それを、



         天下五剣



 と呼ぶ。




 さらっと言ってみると、そんな感じです。


 天下五剣というと、童子切・鬼丸・三日月・大典太・数珠丸という五振の刀のことを指します。


 ここで勘違いしてはならないことが一点。


 あくまで、本当に五振の日本刀であり、刀工ではない、というところです。

 これらを作成した刀工はその他にもあらゆる名刀を作り出した名工でもあります。

 それら名工が作った日本刀の中でも、そう呼ばれるべきという日本刀のことを指している、ということに、ご注意ください。

 ※刀工についても、以前ちょろっとエセっておりますので、その辺りを参考ください。



 さて。

 そんな天下五剣。


 いつからそんな呼ばれ方したのか、というところについては、今も正しく判明していないそうです。

 江戸時代辺りに【享保名物帳】という刀剣書に載せられていたものの写本【諸家名剣集】が初出であるとは言われています。

 ※上記記載の刀工についてエセったところに、同じく刀剣所書について軽く触れております。その辺りを参考して頂くとよりわかるかもしれません。


 【享保名物帳】。

 ここについて、少しエセらせて頂くと、確か江戸幕府八代将軍徳川吉宗という暴れん坊将軍様が、暴れに暴れ、一族刀剣評論家である本阿弥家に「東西日本一の日本刀ってどれかとかさ、こう、あるじゃん? 最強ってどれかとか。そういうの決めようぜ! あ、ついでに日本刀分類分けしようぜ!」といったことによって作られた、日本刀の名刀一覧になります。

 現在の刀剣研究でも、本書における刀剣を【名物】としているそうです。

 本阿弥家で鑑定した記録のある、火災などで喪失していた日本刀や、世に名高い名刀、それら274振を収録した台帳だそうで、そこに載っているものは、本阿弥家が出自や伝来を公的に保証し格付けした名刀となるため、武家社会での名刀というものの指針として扱われた台帳とのことです。

 出自とか伝来となると、やはり実際に使われた、とか、戦国武将の誰誰が使った~とかそういうのが載っているんだと思うと、「オラ、ワクワクすっぞ!」と思わず言ってしまいそうですね。


 ただ、この台帳にはちょっとした欠点があり、本阿弥が鑑定した、というところと、各大名が名刀を没収されたくないために秘匿したものは掲載されていないということです。

 なので、【青天井】で知られる大般若長光等は記載されていないそうです。



 先に記載の、刀工についてエセった辺りに書かれた刀剣書を見れば、どれだけの量の書物があるか、というところになるかと思いますが、それらを掛け合わせて、いま私たちが知る名刀たち、となっていると思うと、なかなかに感慨深いなぁと思う反面、中にはそれらにさえ書かれず埋もれた名刀、名工というものもあったのではないかと思うと、やはり歴史というものは面白いものだと思います。


 例えば私がうっすら覚えているものとして、どこで見たのかさえ定かでない、こちら。


         舞草の刀。


 この日本刀が見つけられた舞草という地名。正しくは、岩手県一関市舞草(舞川?)地区にある舞草神社近辺。

 ここには舞草鍛冶遺跡という場所があるそうです。いまだ全容が解明されていない、そこに鍛冶跡があったとしかわからない。その地域で造られた刀ということで総称して舞草刀と呼ばれます。

 そこで活躍した舞草鍛冶。その舞草鍛冶が日本刀のルーツと言われています。

 最古の日本刀鍛冶師の何人かが、この舞草鍛冶師だったことからそう言われているそうですが、定かではありません。


 歴史的には忘れられたとも言えるその鍛冶集団。


 ここで育った刀鍛冶が、やがていろんな刀工に教えていき、そして今私たちが知る刀工となった。その刀工が打った刀が展示されている。

 そう思うと、歴史というものは、長く思えて短いものなのかもしれませんね。



 さて。それでは今回はここまで。


 またエセりたくなったらお会いしましょう。


 それでは―― ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン



 なにいってんの私。

 天下五剣まったく話してないじゃん!


 ってなわけで、前置きはここまでとしまして、次に天下五剣についてちょろっとエセっていきたいと思います。

 書こうとしたら説明途中で終わるとか、いやほんと私って、エセですね^^;





 それでは~


 にんにんからの~


 どろんっ☆

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