刀剣評価書についてちょろっと語ってみる 1 五箇伝のおまけ。
五箇伝についてちょろっとエセらせてもらいましたが、やぁ、もう満足です。
でも、もうちょっとだけエセにお付き合いください。
なお、本エピソードを最後まで読むと、もれなく私が凄いと思ったサイトを紹介しております。
それは日本刀や歴史好きには堪らない話ではないかと思っております。
え、そんなのいらない? 知ってる……?
はい、そうですか……なんか、すいません……。
泣くぞ。
さてはてさてはて。
五箇伝は刀工についてとなりますが、その刀工には区分けが他にもされています。
ちなみに、刀剣も区分けされているのってご存知です?
国宝、重要文化財、重要美術品、ですね。更にもっと細かくあるそうですが、日本国による評価分類と財団法人による評価分類の二種類の機関による分類わけだそうです。
日本国による評価分類については、大体皆さんが聞いたことのある銘の刀だったりが多いのかな? 後は、天皇様が所持していたものとかが多いのかなって思います。
大和伝とかの辺りはどちらかというと財団法人側の評価分類になるのかな。保存を目的としたものという意味あいが強いのかもしれませんね。
話が反れるのは私の真骨頂。
で、刀工についての区分け。
この辺り、先に述べた刀剣の評価分類と刀工の区分けというのは密接に関連しております。特に刀工=刀剣でもあるため、やはり混同しがちですよね。私もそうです。
ただ、私個人としては、刀工と刀剣というのはわけて話すべきだと思います。
勿論、分かりやすいんですよ。【刀工についてちょろっと語ってみる】において書いたように、とある刀〇乱舞は刀工を擬人化し――( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
とか言ってましたが、刀工が作った刀であるからその刀の名前が刀工の名前がつくのも間違ってはおらず、かといって、その刀剣に異名がつけられて銘となる、ということもあります。
なので、全部が全部正しいというわけではないと思うんですよね。だからそこは皆さんのご自由に捉えてもらえれば、と。
もち、どこか探したら定義はありそうですね^^
その定義が曖昧なところも、エセ。
あい らぶ えせ
さ、また反れていきましたが、刀工の区分け。
それが何を指しているのかと言うと、
その刀を作刀した刀工の名をずらっと連ねているものですね。
なお、上記懐宝剣尺と古今鍛冶備考は有名なものではあるのですが、それ以前にも区分けされているものがあるんです。知ってます?
ここが今回のエセポイント。
――の前に。
まずは、その懐宝剣尺と古今鍛冶備考についてちらっとエセを。
まず、懐宝剣尺という評価書があり、それを追加・修正したものが、古今鍛冶備考になります。もっとも新しい刀剣評価書、になるんですかね?
何が書かれているかってぇと。
「おい、お前等。最強の刀剣、刀工ってどれか決めようぜっ!」
って話です。
これに語られている区分けというのが、よく聞く、最上大業物、大業物、
懐宝剣尺では、最上大業物12工(再販時に13工)、大業物21工、良業物50工、業物80工、大業物・良業物・業物混合65工の計228工が評価されています。
古今鍛冶備考では、最上大業物13工、大業物22工、良業物54工、業物91工、大業物・良業物・業物混合66工の246工へとボリュームアップしています。
この古今鍛冶備考、デジタル化されて今はいんたーねっとなるもので見れるそうでござるよ。
なお、この区分けにおいて、どうやって検証したのかっていうと。
先に、「試し斬りの結果」と書かせてもらったのですが、この試し斬り、罪人の死体を用いて実検するんですね。
罪人の死体を胸辺りをばっさり斬るんですが、それを10回くらい繰り返します。そのうち、8~9回くらいまで両断、または両断寸前まで至ったものを最上大業物、7~8回くらいは大業物、5~7回くらいを良業物、3~4回くらいを業物、と分けたそうです。あれ、これ罪人を重ねて斬る重ね斬りでしたっけ? どうだったかなぁ。
また、これらは、それぞれ古刀と、新刀にわけて分類分けされています。古今東西、みたいな意味合いもまたいいもんですね。
死体とはいえ罪人をばっさりするってのはなかなか怖いものですが、それとは別に逸話とか持ってる刀もありますので、全てが罪人ばっさりではないみたいですけども、ただ、本評価書のものは得てして試し斬りを行った結果を記載していますので、どれだけ斬れ味鋭かったのかの証明ができます。
さて。そんな評価書。
実はこれらより前の評価書ももちろんあるんです。
ってところで、今回はここまで。
またすぐに続きを公開するつもりですが、果たして、いつになることやら?
ではでは、またエセりたくなったらお会いしましょう!
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