五箇伝についてちょろっと語ってみる その参:備前伝


 ついに三伝目となりました、五箇伝。

 一気に更新してみたいなぁとか思ったものの今にして思うと、この辺りから私も当時調べていたつもりが調べてなかったみたいで、うろ覚え。いやきっと調べていたはず。目覚めよ私の脳。ほら、思い出して、思い出して。



 よぉし、全然おもいだせねぇや! へへっ。


 というわけで今回はここまで。


 また私がエセりたくなったときにお会いしま――( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン



















 仕切りなおして、三伝目となった五箇伝!

 今回は備前伝をエセっていこうかと思います。


 でも気をつけて!

 ここは私のエセ知識!

 エセなんだからきっと間違いもあれば全てを信用してはならないの!

 興味があったら自分で調べてみるのが一番の知識なのよっ。


 という自分の知識を正とされたら怖いなぁと思ったので保険をかけて、と。



 さて。

 今回の備前伝。

 刀の代名詞といわれるまでに一大生産地として発展した備前国。

 その辺りをちょろりちょろりと、エセっていきましょう。



■備前伝

刀工数:4005工

有名な刀剣:物干し竿

有名な刀工:長船兼光


 発祥の地である備前国は、古来から鍛冶産業があったのではないかといわれています。平安時代後期に生まれた伝法となり、長い歴史を誇る中で、最初の刀工集団の一派のことを、「古備前派」と区分けするほどに長い歴史とそれに連なる刀工にあふれております。なんせ4005工ですからね^^;


 前回の山城伝でも少しにおわせたんですが、この流派というのは、確かに流派として伝法していくわけですけども、その派閥が衰退していく流れでもあり、今回の備前伝は特にその辺りが流れとしてあるのかなとも思います。


 まずは古備前派。この古備前鍛冶があっての備前伝となり、友成という刀工が祖とされています。この友成、権太夫といった通称がありますが、三条宗近、伯耆安綱(または大原安綱)とならんで、日本最古の三名匠と称される程の有名どころだったりします。え、刀工天国とか大和伝の刀工とかは? なんていう野暮な話はなしですよ(笑


 友成について一応記載しておくと、


 三条宗近:天下五剣【三日月宗近】

 大原安綱:天下五剣【童子切安綱】


 と並べられる名工です。

 友成自体もまた有名な刀を作刀しており、よく聞く銘としては、


 ・銘の由来が不明な御物【鶯丸】

 ・世界遺産厳島神社社宝である国宝【厳島友成】


 等もありますが、どちらかと言うと、源義経や平教経、平宗盛、北条貞時とか、他にも一条天皇といった日本史の中でも著名人とも言える人物の刀を鍛造した刀工としてのほうが有名かもしれません。

 ただ、残念ながら、源義経の刀としてで有名な【薄緑】は別の刀工作です。


 この友成を祖とする古備前があり、その後を先に少しだけ触れた、後鳥羽上皇の御番鍛冶として召集を受けていた則宗を祖とする一文字派が生まれ、そこから更に光忠の備前長船派ができ、備前伝となります。

 そこから更に備前伝は進化を遂げていくわけですが、備前長船派から当時流行していた五箇伝の一つ、相州伝の正宗に学び、正宗十哲となった兼光。正宗の子、貞宗の貞宗三哲となった元重が相州備前伝として完成させます。


 優秀な刀工が伝法を引き継ぎ他の流派からも吸収・昇華させていき、最終的な備前伝を作り出したとも言えるのかと思います。しかしながらこの備前伝。ある時を境に消滅してしまいます。


 さて、最後に。

 先に記載しているそれぞれの派閥特徴を軽く載せておきます。


 一文字派

 刀の茎の部分に「一」と銘を切ることから、一文字派と呼ばれるようになった流派。

 なお、福岡一文字や吉岡一文字という派生の派閥もありますが、その中で、福岡一文字の則宗は後鳥羽上皇から皇位の紋である菊紋を刀に入れることを許可されていたといわれており、御番鍛冶として筆頭であったことから、菊一文字と銘を打っていたといわれていることがありますが、どうやら則宗自体は菊の紋を使っていなかった可能性が高いそうです。実際、菊一文字則宗という刀も存在していないそうです。


 備前長船派

 その当時の時代のあらゆる作風を取り入れ流行に乗り遅れないように常に進化させた流派となります。そのため色んな作風が存在しています。有名な刀としては青天井【大般若長光】ですかね。


 相州備前派については、備前長船派を昇華したものと私は解釈しておりますので書きませんが、長船兼光であれば【大兼光】、長船元重であれば【見返り元重】とかになるのかな? なお、いずれも、ここで書いた刀工は最上大業物12工だったと思います。書いてて思わず、「んほぉぉっ!?」と心のなかで叫んだくらいです。


 とまあ、またまたエセったわけではありますが、もちろんこの辺りはもっと細かく調べてみたら面白いところかと思います。

 特になぜ備前派が消滅したのか、等、当時の歴史事変にも関係してくるので調べてみるとなるほどと納得できたり出来なかったり?


 さて。今回はここまで。



 また私がエセりたいときに会いましょう。




 ※もう、ここまで書いてから通例ながらなんですけど。

 エセですからね? これが正だと思っちゃだめですからね? 正しいのは自分で調べた結果だと信じて、あくまで興味が出たかも程度に考えてくださいね^^

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