刀についてちょろっと語ってみる

 さて、かれこれ何年振りなんだろうかと思うほどに更新していなかったこの私の自己満足のえせ知識。

 ふと、前回の話を見てみると、天下三名槍について語ってました。


 おっと。なんだかんだで結構マニアックのとこ攻めてんなとか思いながらも、その話の中ではマニアック武器、薙刀についても軽く説明していました。

 それとともに、天下三名槍に勝るとも劣らない、『天下五剣』についても触れています。

 そう、この天下五剣。天下三名槍の前に書いたはずなのに、書いてなくてそのままになって天下三名槍を先に書いちゃったってやつですね。


 ここで、前回の更新を読んでみる。

 半年前くらいか。体感的には一年は経っていそうだったんだけどなぁ……

 他の作品更新しまくっちゃってると、やっぱり他のお話、特にエッセイ系は長いこと更新してない気分になっちゃいますね。

 私、他にエッセイっていうなら『パパ上様日記』なる黒歴史も書いちゃってるので余計ですね。


 え、こう思うの私だけですか?


 そ、そうですか……

   そうですか……


     そうですか……

               ◯| ̄|_



 さて。そんな天下五剣。

 ちょろっと語ろうとも思ったのですが、どうやら、消してしまっていたようで。


 でも、でもですよ。

 そもそも、天下五剣を語るなら、まずは刀というものについて少し語った上で書くべきだと思ったんです。

 そう、順序。

 順序が必要なんですよ。


 ってなわけで、今回は刀を語っていこうかと思います。


 でも、刀っていうのは日本の美、日本の傑作品です。

 いろんな方が語っている話でもありますので、私ごときが語るのもまたおこがましくも思いますので、さらっと語ってみたいと思います。


 そう、それこそが。

 ちょろっと語る、えせ知識、ですねっ!









 さてはて。

 まず、刀に語るにあたって、一つ勘違いしている方もいるので、そこを軽く訂正したいと思います。


 日本刀。


 皆さん、この言葉を聞かれたことはあると思います。


 ですが、この日本刀。

 正しくは、『刀』ですね。

 日本で作られた刀剣なので、区分として『日本刀』とされています。

 西洋などで作られた刀は『西洋刀』と呼ばれます。要はロングソード、ですね。


 そんな日本刀。


 分類においては、

 『太刀』と『打刀(刀)』と『脇差』と『短刀』の四種類に分類されております。

 なお、これは現在の銃刀法での分類です。


 古代から平安時代頃にはそれとは別に、『つるぎ』、『刀子とうす』という分類もあり、『剣』に至っては普通に両刃ですが、刀の一種です。


 『剣』と『刀』。

 ここにどういった違いがあるかと言うと、両刃か片刃かになります。

 また、直刀か彎刀わんとう(反りがある刀)かの違いにも見て取れますが、あくまでこれは呼び方であり、どちらも日本刀に分類されます。


 歴史の教科書等で紹介されている、初めての彎刀と言われる毛抜形太刀けぬきがたたちと歴史の教科書繋がりでいうと、聖徳太子が佩いている刀、『丙子椒林剣へいししょうりんけん』が、直刀で片刃な刀になります。


 中国古来からある、『ちぇん』は別物ですのでお気をつけください。


 皆さんが普段刀と言われているのは、イメージとしては『太刀』に分類されているものが皆さんのいう刀じゃないですかね?

 『短刀』が暗殺者とかが持ってる短いやつですね。これを両刃にすると、より一層異世界ファンタジーの暗殺者が持つものになるような……


 さて。ちょっと軽く分類ごとに説明していくと……

 刀身、刃がついている部分を図った長さによって、分類がされます。


 ■太刀

 ■刀(打刀)

 二尺(約60cm)以上。

 また、太刀は身につける際は『佩く』、刀を身につける場合は『差す』といいます。

 『佩く』と『差す』の違いは、両方とも腰に帯びると言う点では変わらないものの、身につけるときに帯の左腰に紐を結びつけて刃を下向きにするのが『佩く』。刃を上向きにして直に帯をくぐらせて『差す』という違いと、太刀は佩刀または佩剣と呼び、刀は差料と呼ぶという違いですかね?

 太刀で有名なのは佐々木小次郎の物干し竿ですが、あれは三尺一寸(約93cm)なので、太刀ではなく大太刀となります。


 ■脇差

 一尺(約30cm)以上二尺未満。

 合戦がなくなり、武士の身分証明として二振りを腰に差されることで主流に。刀や太刀が折れたり手放してしまった際の予備という意味合いも強い。

 小太刀などもこちらに分類されます。

 脇差で有名なのは足利尊氏の薙刀を秀吉が擦り上げて脇差とした、骨喰藤四郎ほねばみとうしろうでしょうか。


 ■短刀

 一尺未満。

 短刀または腰刀。他にも、馬手差しや鎧通しとも。

 主に、戦の際に討ち取った武将の首を切り取るときに使われていました。

 有名なのは粟田口でしょうか。


 となります。

 ちなみに、太刀、刀、脇差は一振り、短刀は一口どんだけぇ〜と数えます。


 なぜ刀を左腰に差すのかというと、刀とはいえ格闘戦を想定しており、体を密着させて敵を押さえ込み、聞き手がすぐに届く、利き手が右利きの人の場合に一挙動で抜けないからという理由であったり。


 そんな違いのある日本刀。


 以前のお話でも伝えていましたが、合戦ではまったくの主力とはなりえていません。

 先に天下三名槍という槍にも触れていますが、槍もそこまで主力とはいえず、どちらかと言うと、弓(または銃)と薙刀が主流だったんですよね。


 冒頭でマニアック中のマニアックとか言っておきながら。でゅふふっ。


 個人的には、そんな刀が脚光を浴びる幕末時代が好きだから、日本刀に魅力を感じているのかもしれません。


 ……と、まあ。


 日本刀は更に地肌と刃文、刀装や、古刀、新刀、新々刀、現代刀といった、日本刀の美しさの象徴や、時代ごとの区分によってランク(業物)に分けられたりと、細分化されております。


 刀を創作する刀工もまた外せないですね。


 なかごに切られる『銘』と、公式の愛称にあたる『号』。刀工や一門によって変わる、先の地肌と刃文。


 この辺りを載せると、きゃな〜り長くなるので、ここまでとしましょう。



 こんな中途半端に終わるのもまた、

 えせ知識たる理由なのかもしれませんね。




 ではでは。また


 にんにんからの〜



 どろんっ☆



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