イデアについてちょろっと語ってみる

 ※注意


 ここから先は、中二病的言語が多々発生するのでお気をつけください。



 イデアとは、簡単に言ってしまうと、古代哲学者プラトンが提唱(プラトン哲学)し、それを以降の哲学者が使ってきた哲学用語になります。


 この哲学用語のイデアですが、すっごいはしょると、とても中二病患者の心や瞳や腕をくすぐるものになりますので、エセっちゃおうかなって思います。



 これを読んだ方が「くっ、静まれ俺の左目っ!」なんて感じになってくれると嬉しいですね。


 決して、美女な騎士さんが「くっ、殺せっ!」ってことにはならないことを祈ります。



 ちなみに、私もこの哲学そのものを理解しているわけではありません。むしろ、哲学を理解ということがおこがましく、永遠のテーマであるわけですから、私独自の視点であり、まったくもって本来のモノとはかけ離れているものであることをご理解の上、先にお進みください。

 私の中二病力での見解となりますので、実際のイデアについて知りたい場合は是非自身で調べてみてください。


 色んな用語がわんさかです。




 さてさて。


 このイデア。

 本来は『見る』という言葉が由来といわれています。

 そこから、『姿』や『形』を『見る』ということを意味しているといわれます。


 また、『見る』という系統の意味として、イデアとエイドスという言葉で分けられています。

 エイドスは『形』『図形』等に使われるギリシャ語です。

 イデアは、エイドスより特殊な意味を与えられています。

 肉眼に見える形ではなく、徳を積み、徳とは何であるかを明らかにしつつ、【無知の知】を自覚し、心や魂の目―プシュケー―によって洞察される純粋な形、ものごとの真の姿や原型といった幾何学な図形の完全な姿という意味が与えられています。



 ほら。こう書いてみると、物凄く……何を、とは言いませんが、くすぐられませんか?


 簡単に言ってしまうと、このイデア――学説とする場合はイデア論――、本当にこの世に実在するのはイデアという物質であり、肉体的に感じている全ての対象や世界とは、イデアの似像にすぎない。


 ってことを言っているんですね。


 で、そのイデアというものを、人は認識、知覚し、初めて見ることができる。

 ということなのですが、それはつまりは、幽霊や神といったものにも通じる話にもなるんです。


 神がいる世界がイデア界であり、幽霊は人が物質として感じる像。ですね。



 私は、哲学に書いてあるものって結構中二病的だなって思うんです。


 例えば、このイデアはプラトンが言ったと言われる言葉に以下のようなものがあります。


 -----

 学習における想起―アナムネーシス―とは、我々のプシュケー―この場合は魂―は不滅であり、<輪廻転生>を繰り返し、元々は<霊界>にいてそこでイデアを見ていたのであって、こちらの世界へと来る時にイデアを忘れてしまったが、こちらの世界で肉体を使い、不完全な似像をみることにより、忘れてしまったイデアを思い出している。これが学習である。

 -----


 っていうことを言われているらしいのですが、なんのこっちゃ、です。


 ただ、ここで重要なのは。


 よくラノベや漫画、アニメやゲームでよく見る単語が多々出てくるわけです。


 おいおい、アナムネーシスとか、いきなり言われてよく分からなかったけど「想起」って意味なのか?

 プシュケーって魂って意味なのか。

 輪廻転生、霊界。等々。


 もっというと更にここから、フィロソフィア、つまりは<愛智>、この愛智者は、プシュケーを体から分離開放しつつも、プシュケーを純粋に体に置いてある様に努める者であり、そのプシュケーを知る対象として提示されるのが<イデア>となるそうですが、


 この部分を読むたびに思うのは

 つまりは、幽体離脱か? と。思っちゃうわけですね。


 ゆ~たいりだつ~。


 って声が聞こえてきそうです。(私の中ではすでに唱えられています)



 何を言いたかったかといいますと。


 とまあ、哲学って、中二病発症者が作ったんじゃないかな、または調べていく、考えていくにつれて中二病を発症した。というものなんじゃないかなって思うほどに、昨今のラノベやゲームは、こういった話をかっこいいストーリーとともにつかっているわけですね。


 なので、哲学って難しい。

 というのではなく。


 哲学って中二病なんだ。

 って思うと、哲学って分野も面白く見ることができるのではないか。


 と、思いまして。

 本当にまじめに哲学やってる人にはとにかく怒られるお話ではあるのですが、こういうことから哲学を学んでみようって人が出てくれると是非嬉しい限りですね。

 特に、哲学は文学にも通じるものがありますので、きっと作品を作る人の役に立つと思いますよ。




 といっておきながら。

 このイデアっていうものをどこで知ったのかって話と、なんでこれを今回書いたのかっていいますと。


 この本来の「イデア」ではなく、このイデアをテーマとしたゲームをふと思い出したんです。

 『デバイスレイン』というすっごい昔にあったPS用ゲームソフトに出てきた、人口問題を楽にクリアできてしまう最高の兵器を紹介したかったってだけなんですけどね。


 ふと思い出した古きよきゲーム。

 その中にあった、賛否両論ゲーム。

 私も設定以外はそこまで凄いゲームだとは思っていません。

 そう、設定以外は、です。


 このゲーム。

 オーパスとオーギュメントっていう武器があるのですが、これがまた、えせ心をとにかくくすぐる素晴らしいものなんです。

 古今東西、あらゆるものの、逸話や歴史を題材したもので存在力を確立するって武器なんですが、この一つ一つにつけられた説明が、とにかくえせ心、中二病魂をくすぐるんです。

 もう聖書バイブルかと思ったくらいですね。



 この話に出てくるイデア理論。

 全ての存在は自己のイデア(固定の情報)を持つことによって確立されているという理論なわけです。

 世界に存在している全てはイデアという情報を回りに対して発信し、周りがイデアを受信し、認識することで存在を確定させているっていう理論なんです。


 例えば、

 Aという情報が、私はAですと回りにイデアを発します。

 Bはそれを受け取り、これはAだと認識することでAがAだと確定する、が正しいのですが、これをもし、BがこれはAではない。と返したとしたら?

 それが何度もAがAだと発信しているのに、BがAではないと発信し続けたら。


 それは、Aとして確定することができなくなるので、AはAではなくなってしまう。そうなると、Aはその場に自己を確立できない為、Aとして存在できず彷徨うことになってしまう。


 という設定なのですが。

 この設定、凄くいいなって、思ったんです。

 これがなんで人口問題クリアできるのかって言いいますと。


 自己を確立できないので、誰かが自己を確立してくれない限り、その人はその場に固定化できないずそこに存在できない。つまりは、空気のようになってしまってその場に留まれない。

 自己の意識はあるけど意識さえ混濁した、空気。なので人として存在、確立できないわけで。


 ……ほらね?

 空気よめよって、いい言葉ですよね(謎


 哲学でいうイデア。これを少し変えるだけで、少し考えを変えてみるだけで、このように小難しいものも、ラノベの主要設定にもできるのかなって。


 なので哲学を推奨します。というわけでなく。

 どこにでもアイディアはあるんですよ。と。


 そんなことをふと思ったのでえせってみました☆





 ではでは、またどこかで。


 にんにんっ




 ※本気で哲学を学ぼうとしたらこのお話はとにかく頭にくる仮説となります。

 なので本気の人が見ても鼻で笑う程度にお願いしますね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る