第61話 洗濯バサミはジオン軍だ!

 ごきげんいかがですか?


 躁状態で、酒を呑んだりするという愚を犯しますと『うっかりさん』という民間信仰であろうと思われる神様(いつもお世話になっています、Wikipediaさんにも載っていませんでした)が、しょっちゅう現れます。『うっかりさん』の詳細説明は、どれか別の作品で紹介したと思いますので今回は省きます。


 本日、わたしが犯してしまった『うっかりさん』は、

「せっかく書いた文章を『うっかり』保存していなかったがために、完成寸前だったものが全て、パーになっちゃったあ!」

 つまり、今皆さんがご覧になっている、この文章はかっこよく言えば、リライトなのですよ。

 しかし、普通に言えば、単なる徒労にすぎない書き直しですわよね。旧ソ連の拷問とも言えます。これは例えるなら一緒にいるのが処女と老婆くらいの違いがありますよ……なんていう大暴言を吐いて、顰蹙をリボ払いで買ってやろうかと思いましたが、これが『うっかり』と相反していて、躁状態のいいところではあるのですが、さっき自分がなにを書いたかをすっかり忘れていますよ〜。ワハハ本舗。だからいま目の前には、自称十八歳の可愛い女の子がいるのです。ウフフ。本当は十八歳未満じゃないのかなあ? まあ、わたしは有名人ではないし、この娘に無体を働いて、警察に相談される可能性はごくわずかなのさだから淫行条例で逮捕……いけない、妄想がすぎました。でも、どうやらお盆明けにわたしは脳神経外科に連れて行かれて、CTだかMRIの検査、正直どっちがどっちなのかわからないのですが、受けることになりそうです。おなじみの(?)精神科の古賀先生には頭を下げてお願いされたし(じゃあ、紹介状くらい書けよ!)、元妻には「行け!」ってイヌが飼い主に「ハウス!」って命令されるみたいな感じで、脅迫されましたのでね。夕飯はカレーかな? ハヤシライスかな? というジョークがわからない方は「ゲラー、アウトッ!」ですよ。

 きっと、わたしの脳みそはアルツがハイマーしちゃっているのでしょうね。何か特効薬って……まだ、ないみたいですよね。抑えることくらいは出来るのかな? 勉強不足の自称、勉強家です。まあ、自分はボケちゃってわからなくなるだけだから、いいか! 周りの人は大迷惑。この悲しみはどうすりゃいいのー。


 さて本題です。洗濯バサミというものは、最近、なんだか本来の洗濯物を挟むという機能を飛び越えて、家中で八艘飛びやら七面六臂の活躍をしていますよね? しかも、従来の大きさのものは当然として、なんだか進撃の巨人のごとき大きなものと二つありますね。実のところ、洗濯バサミもわたしのコレクション・パラノイアをかなり刺激するアイテムなのですよ。


 地球世紀2019年。はあ? 2019年は世紀ではなくて、西暦というのですかあ? でも、ガンダムさんでは宇宙世紀0079年って言ってますけど? あなたは富野由悠季先生にもそういう口の利き方をされるのですか? 違いますよね。人によって態度や口調を変える人間にロクなやつはいません。わたしは、あなたを即刻、高野山に追放します! まあ、そのあとはわかっておりますな! 念のため愛染国俊の短刀を呉れてやりましょう。この令和の諸葛孔明こと、風花太郎平光明に楯突くなんざ二億四千万光年の瞳だぜ。ゴー トゥー ザ マウントコウヤ! ゴーゴー ひろみ 郷!


 洗濯バサミは結構いろとりどりですね。いつも言っておりますが、わたしはライトブルーが大好きなので、出来ればライトブルー一色で洗濯バサミも揃えたいのですが、百均で売られているものだと、どうしてもほかの色も混ざってしまいます。もちろん、ホームセンターなどで売られている結構な値段の洗濯バサミならライトブルーで揃えられますが経済的な理由でムリです。そういえば、なんだか昔、百均からライトブルーの商品が消えたことがありましたよね。塗料が調達出来なかったからでしょうか? それにライトブルーの品はほかの色のモノより破損しやすい気がします。わたしだけの思い違いならいいのですが。でも、ライトブルーはわたし以外の方にも人気のようで、『キャン・ドゥ』の洗濯バサミは半分以上がライトブルーで、あとは、薄緑色と薄紅色の可愛い君の想いがって……これは名曲『ハナミズキ』の一節でしたわ。まあ結果としては、ライトブルーの洗濯バサミが多数を占め、わたしはやつらを『ザク』と呼んでいます。この数では『グフ』とはとても呼べないです。薄緑色が『グフ』に当たるのでしょうが、カーテンが風で、吹き上がらないように、重しとなるという任務を与えたのですが、全員揃っても吹き飛ばされてくれています。役立たずめらが! 君たちのことは『旧ザク』と呼んであげましょう。一方、薄紅色はカーテンをしっかり閉めるという役割を、松本酒店側、道路側の二ヶ所でこなしています。『ゲルググ』並みの高スペックですね。様子を見ていても、学徒動員されたボクちゃんが操縦しているのではないの感じですから「ああ、お母さん〜!」などという情けない悲鳴は聴かずに済みそうです。『ドム』は紫色の洗濯バサミが二つしかないので「黒い三連星」とか「ジェットストリーム・アタック」が出来なくて悔しいです! まああとは図体のでかい『ビグ・ザム』とか『ジオング』級のやつらですが、意外と「ウドの大木」が多いのでびっくりです。あまりにも腕力がないので、わたしの握力で破壊して冥土へ送ってやったやつが、かなりいます。わたしは織田信長より非情な人間ですので、佐久間信盛親子のように「使えねえから、高野山へ追放!」あれ? 既視感がありますね。気のせいですよきっと。ああ、前の方を読み返さないで! まあとにかく、そんな甘いことすらせずに、使えないものは即刻燃えるゴミ行きです。まあ対人間との仕事をしていた時代だって、バイトさんを「使える」「使えない」で分別していましたので、横浜市の甘っちょろいゴミの分別などオナラ、いや屁とも思いませんね。その点、大和市は厳しかったですね。いくら、地方自治とか言っても各自治体によって、ゴミの分別方法が著しく違うのは、中央政府が無能だからだと思いますよ。今こそ、革命の時! 明治維新なんていうものは全くもって革命ではありませんので、日本という国は先進国で唯一、革命を経験していない国だろうとわたしは考えています。ほかの国では大抵あった、共産主義革命すら、この国では起こっていないのです。「五・一五事件」や「二・二六事件」のような軍事クーデターはありましたが、すぐ鎮圧されてしまいます。だいたい共産主義者というのは他の国では労働者が中心であるのに対し、日本の共産主義者は高学歴者が多いです。これは本来の趣旨からいうとおかしい。日本のインテリは「共産主義」を学問にしてしまったのです。本当は実社会において、経営者、雇用者に労働価値を不当に搾取されている労働者を自由の世界へと解放するものだとマルクスさんは考えていたのではないかなあ? あっ、わたしは共産主義者ではありませんよ。わたしの提唱することは首尾一貫『共生主義』です。でも、この言葉、絶対にどこかの拝金主義的新興宗教が使ってますよね? なにか他に独特な、いい名称はないかな? ヤバイな。あまり政治的なことばかり書くと運営者に睨まれて、肝心な、でも誰も読んでくれない。でも書きたい! ギャグ・ジョーク小説が載せられなくなるので、この辺でおひらきにしましょうね。


 まあ、結論は「ガンダムは、連邦軍より、ジオン軍の方が面白い!」


 おい、洗濯バサミはどこ行った? 「はい、ただいま、洗濯物を挟んでます」


 あたりまえだのクラシカルー。必殺、中村主水セレクション金賞受賞ですわ!

 では。

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