6.濁流滾滾

【これまでのあらすじ】

・舞台は2082年のアフガニスタン。

・ジーク・シィングは国際平和維持組織『PRTO派遣軍』の兵士であり、規格外機動兵器T-Mechを駆る特務パイロットとして、反政府勢力『パシュトゥーニスタン』とそれに協力する第三組織『シスコーカシア戦線』と戦っている。

・PRTOの反攻作戦の先鋒として、敵を蹴散らして突き進むジークらT-Mech特務小隊。だが一方で、PRTOの攻撃を知ったシスコーカシア戦線もまた、自分達の目的を果たすべく総勢5機のT-Mechを動かそうとしていた。


◆   ◆   ◆   ◆


「目標地点まであと5キロメートル、民家が増えるぞ。山から下りろ」

「いちいち命令するな、鬱陶しい。……集落地の傍は推力を絞って通過する」

「そうしろ。まったく、ゴールディング司令も律儀なことだ」


 敵防空陣地を機能停止に追い込んだ後――ジークら二機はスレイマン山脈を滞りなく北上し、クナル川を東から西へ渡ろうとしていた。

 眼下に広がる川沿いには畑の緑と、日干し煉瓦で造られた土色の家がいくつも見える。遠くでは川の両岸で散発的な銃火が瞬いていた。


「静かだな。敵の主戦力はもっと南に回ったか」

「罠があるかもしれない。とにかく渡河の最中が一番危険だ、遮るものが何もない」

「そのための航空支援だ。……こちら〈ピースキーパー〉、攻撃準備は?」

「――〈キュムロニンバス〉より〈ピースキーパー〉。無事アフガニスタン領空に入った。既に他戦線への巡航ミサイル攻撃と無人戦闘機ドローンファイターの発艦を始めている。そちらへの支援到達までおよそ10分」

「了解した。……」


 遥かに離れた上空からの返事を聞き、サムエルが少し考えてから頷いた。


「既に我々の存在は敵にも知れているはずだ、早いうちに渡河しよう。〈PK〉は対岸から射撃支援と爆撃の誘導をする、先に突っ込め」

「コソコソ後ろに隠れていいご身分だな。――やるぞ」


 赤黒の怪物が針路を西へとり、茶色く涸れた農地に挟まれた涸れ谷ワジの底を一挙に駆け下りていく。

 それを見届けた〈ピースキーパー〉が手近な山頂に着陸、斜面にしがみついて尾根から砲だけ出す稜線射撃ハルダウン姿勢。脚部アンカーを地面に撃ち込んで機体を固定――対岸で砲火が見えれば即座に撃ち込む構えをとった。


(敵の砲火はない。センサーにも異常なし。そもそも人がいないのか……)


 〈ヘルファイア〉が熱核ジェットの推力を最小限まで絞り、無動力のグライダーめいて乾いた地面の上を疾走していく。瞬く間にクナル川の水面が目前まで迫る。


 ここさえ越えれば敵後方の物資集積所や指揮所を片っ端から殲滅し、パシュトゥーニスタンの攻勢を背後から瓦解させられるだろう。

 だが――川の周囲は谷底の平地故に見晴らしがよく、攻めてきた敵に火力を集中させるのに向いた地形である。2080年代においても渡河戦闘の厄介さは変わらない。警戒し、迅速に渡り切らなくては……。


(こっちの岸には敵はいない。そのぶん向こうに集中してると見るべきか)


 エンジンへの浸水を防ぐためにリアスカート位置を限界まで上げ、ジークはそのまま川に突っ込んだ。グラインドホイールが川底の泥に沈み込む。

 市街地から十分離れたのを確認し、熱核ジェットの推力を再上昇。水深は〈ヘルファイア〉の膝から下が浸かる程度で、渡河をするのに支障はない。だが脚にまとわりつく水流は見た目以上に機体の動きを妨害する。近接戦が命の〈ヘルファイア〉としては面白くない状況である。



 そして――怪物が川の半ばほどまで来た、その時だった。



「対岸にデカい熱源! 撃て!」


 サムエルが叫ぶが早いか、〈ピースキーパー〉が発砲。155mmレールガンが放った榴霰弾が空中で散らばり、対岸に放棄されていた一軒の倉庫を粉々に破壊する。

 着弾の衝撃波が激しい砂塵を巻き上げた――直後、その中から紅く輝く重金属粒子の衝角が出現。超高熱に炙られた大気が気流となって砂を押し退ける!


「あれはビーム兵器! 待ち伏せか!」


 未だ川の中にあるジークの前で、敵機がジェット音と共に飛び上がった。

 前腕に展開式の翼膜を持つ、ぎらついた黒紫の軽量機体。頭部にはたった今ビーム・ラムを発生させた十字楔型の大型発振器。シャミル・クロフの堅城破壊用T-Mech〈ヴァルハラ〉である。


「――ヒャーハハハハハハァ! タチアナのガキも少しは役に立つじゃねぇかよォ! こないだの借りを百倍返しにしてやるぜ、PRTOのクソボケ共ッ!」


 シャミルの哄笑とともに〈ヴァルハラ〉が空中でビーム・ラムを発振した。


 そのまま両腕翼膜と全身のプラズマ・アクチュエータによる整流効果を駆使し、空中を滑り降りるように突撃――ホバークラフトのごとく水面すれすれを駆け抜け、機体そのものを矢として〈ヘルファイア〉を襲う!


「出やがったな、人非人の犬畜生が!」


 〈ヘルファイア〉がマイクロ・レールガンの弾種を徹甲弾に切り替えて連射、同時に急加速からの回避機動を試みた。――だが砲弾はビーム・ラムの異常熱量に焼き切られて敵機を押し留めるに至らず、足元には水流が纏わりつく!


「ビーム兵器をMechにブチ込むとよぉ! 中身・・の水分が破裂してポップコーンみてぇに弾けんだ! 面白れぇんだぜ――お前もそうなっちまえよァァァッ!」

「ちっ!」


 〈ヘルファイア〉が槍を腰だめに構えて姿勢を下げ、握り部グリップを握る右腕を水面下に突っ込んだ。騎兵突撃を迎え撃つ長槍パイク兵のごとき姿勢。眼前15メートルまで〈ヴァルハラ〉が迫る。


「くたばれ!」


 ジークが怒声を上げ、水中で握り部グリップに仕込まれた電磁射突機構を作動させた。リニアモーターに引っ張られた大身槍が高速でスライドし、大剣めいた穂先が斜め下から〈ヴァルハラ〉の下腹へ迫る!


「かァァッ!?」


 怪鳥音めいた奇声とともにシャミルが攻撃を切り上げて機体を捻り、間一髪で電磁射突を回避。そのまま〈ヘルファイア〉の横を抜け、自らも川の中に降り立つ。即座に〈ヘルファイア〉が振り向いてマイクロ・レールガンを向けたが、〈ヴァルハラ〉が川底を蹴って再上昇する方が早い。


 ジークが舌打ちした。敵機があのまま突進を強行していれば、大槍の穂先が腹を裂いていたものを――初手で一撃死は回避したが、この足場では飛行可能な〈ヴァルハラ〉の方が有利だ。一刻も早く対岸に上がらねばならない。


「もうちょい耐えて。ミサイル撃つわ」

「簡単に言いやがる!」

「ジーク・シィングでしょ――撃った」


 ディナからの通信と共に、背後から10を超える数のスウォーム・ミサイルが飛来。空中の〈ヴァルハラ〉を絡めとらんと投網のごとく広がって迫る。



 だが――間髪入れずに空からレーザー光線がシャワー状に照射され、ミサイルを焼き切って〈ヴァルハラ〉を守った。空中で無数の誘爆が起きる。


 直後に対岸の山向こうから飛んできたのは、甲虫めいた漆黒の曲面装甲に覆われた大型機――ゼリムハンの対空T-Mech〈アズガルド〉である。

 前の戦闘で〈ピースキーパー〉の砲弾にもぎ取られた左腕の肘から先は、マニュピレーターが取り払われて簡素な細筒状のデバイスに置き換えられていた。無論、対空榴霰ABM弾を運用する右腕の大型ガトリングはそのまま残っている。


「よく来たな。褒美に手足を圧し折って、そのまま泳いで帰らせてやる」


 ゼリムハンが乾ききった声で宣言した直後、〈アズガルド〉の左腕が深紅の光を放った。

 その正体はビーム・ラムと同質の中性粒子ビーム兵器――それも大規模高燃費のビーム・ラムとは対照的に、規模を絞って電力消費を抑えたモデルである。


「ビーム・ライフルとでも言おうか。その装甲とて無傷では済むまい」


 禿頭とくとうの巨漢が無慈悲に告げ、左腕のビーム・ライフルを小刻みに連射した。細く絞り込まれた励起重金属粒子が赤い残光を描いて降り注ぐ。


 〈ヘルファイア〉が向こう岸へと突き進みながら回避機動を試みたが、亜光速まで加速した粒子が相手では限度があった。数発が直撃し、外殻を貫いて下の複合装甲に到達! 更に流れ弾が周囲の水面に触れ、小規模な水蒸気爆発を起こして機体を煽る!


「――畜、生、が!」


 吐き捨てるジークの頭上では、なおも〈ヴァルハラ〉が獲物を狙うハゲタカめいて旋回していた。今は〈ピースキーパー〉が矢継ぎ早に砲撃を放って突撃を阻んでいるが、再び突っ込んでくるのも時間の問題だろう。


(とにかく陸に上がらなきゃ勝負にならない……!)


 ジークはスラスターを緊急出力に入れ、強引にでも岸に上がろうとした。



 しかし――それを阻むがごとく、遠くから深紅に塗られた巨大二輪車が迫る。


「フハハハハァッ! 無様だな、『三つ目』の悪魔! そのままクナルの濁流に呑まれて死ぬがいい!」


 威勢よく外部スピーカー越しに叫ぶのは、波打つ黒髪を撫でつけた髭面の若者――パシュトゥーニスタンのトール・ギルザイ。

 彼が駆る深紅の騎乗T-Mech〈ジャハンナム〉――量産Mechを改造した人型機が跨るジェットエンジン付きの巨大二輪車には、新たにサイドカーが据え付けられていた。上に載っているのは改造民間車テクニカルに積むような簡素な可動式砲架と――そこに差し込まれた、9発の〈カブダ〉超大型擲弾! ジークの背筋が凍る!


「兄の仇、仲間の仇! 苦しんで死ね、永久とわに地獄で苦しめッ! これが〈拳骨の雨カブダ・マタル〉だッ!」


 〈ジャハンナム〉がパワースライドで車体を横滑りさせ、サイドカーの砲架を〈ヘルファイア〉へと向けた。巨大な棍棒めいた無反動砲が次々と後方にカウンターマスを噴き出し、100キログラムの炸薬が詰まった弾頭を三連射。

 〈カブダ〉は洗練とは程遠い、ただ炸薬量で威力を稼いだ野蛮な兵器である。だが実際、その威力は〈ヘルファイア〉の装甲を一撃で貫きうるのだ――ジークが上陸地点が遠ざかるのを承知で下流側に走り、爆撃から逃れる。


 直後、至近距離で大気を揺るがす爆発! 炎が混じった水柱が三つ並んで上がり、爆風が周辺の廃墟を――廃墟に見えるだけで、住人が隠れていたのかも知れないが――ぺしゃりと潰した。ジークのサイバネ義眼に憤怒と殺意が宿る。


「――死に損ない共! 拾った命をわざわざ捨てに来たか!」


 未だ膝下を水中に浸す〈ヘルファイア〉が大身槍を頭上で振り回し、穂先を下げて上段に構える。

 その動作を皮切りとしたように――またも低空から〈ヴァルハラ〉が突撃。対岸では〈ジャハンナム〉が多連装砲架の照準をつけ直す。上空からは〈アズガルド〉によるビーム・ライフルの連射。状況が動き始める。


「かかって来い! まとめて地獄に引きずり込んでやる!」


 圧倒的に不利な場面だが、文句を言っている暇はない――地獄の炎に命をべるがごとく叫び、ジークは三眼の怪物を急発進させた。


 ◇


「〈ピースキーパー〉より〈キュムロニンバス〉、大至急で支援を頼む。敵T-Mechの集結が予想より早い! ……いくら何でも妙だぞ、何故3機が揃って待ち構えている!?」


 入り乱れて戦闘する4機のT-Mechを睨み、サムエルが苛立ちを隠さず吐き捨てた。


 押っ取り刀でやってきた敵と渡河後に出くわす、または渡河を警戒してパトロールしていた一機二機と出くわすというのなら解る。


 だが「三機が揃って」「渡河地点にピンポイントで」待ち構えているなど――都合がよすぎる。T-Mechは敵方にとっても虎の子なのだ。それをルーレットの一点張りじみた賭けに使って、大当たりを引く? まったく不合理である。


「支援、いつ来る?」

「あと5分。――全く! 制空権はこちらのもので、敵防空網も死に体なのだから、もっと〈キュムロ〉を寄せればいいのだ! それを!」

「口より手が先」


 前席のディナが短く呟き、画面上の残存電力のゲージをちらちらと確認しながらレールガンを連射。同時に背部ミサイルランチャーの外側に増設されたコンテナが開き、中から赤塗りの〈ファイア・ビー〉対レーザー装甲ミサイルが射出された。

 

 このミサイルには追尾装置がない。弾頭は少量の炸薬と焼夷剤が詰まったタングステン鋼の塊だ。故にレーザーを受けても容易には誘爆せず、本体からの誘導を受けて敵に向かう。射程と追尾性、装甲貫通力はスウォーム・ミサイルに比べて低いが――多少の牽制にはなるだろう。


(けど……確かに、変な話)


 複雑な火器操作を片手間にこなしながら、ディナは思考を巡らせた。


 思い付く限りでは、可能性は三つ。

 一つ。敵の指揮官が超人的な先読み能力の持ち主。――却下。現実離れが過ぎる。

 二つ。渡河計画が事前に漏れていた。――全くあり得ない話ではない。だが戦闘とは流動的なものだ。その情報だけでT-Mech3機を一点張りするのは、どうにも思い切りがよすぎるように思う。

 三つ。何者かが自分たちを監視しており、こちらの位置と針路をリアルタイムで報告し続けていた。――これも、ドローンか何かを飛ばせば不可能ではない。だが〈ピースキーパー〉の最新式レーダーにそういった存在は映っていなかったはずだ。そもそもT-Mech部隊の速度に追随し、露見せずに監視し続けるなど……。


 そこまで考えて、ふと不吉な予測に思い当たり、ディナが周囲を素早く確認した。


 背部カメラの映像を表示。何もない。疎らに植物が生えた谷があるだけだ。

 左右を見回す。やはり眼下に見える谷には人っ子一人見当たらない。

 頭上。砲煙で濁った空。遠くに無人補助戦闘機ドローンファイターを連れたPRTOの航空部隊が見える。だが、やはりレーダーにも各種センサーにも敵性反応はない。


(やっぱり何もいない。けど……)


 拭えない不安を感じつつ、ディナが念のため再度後方映像を表示した――。



 ――機体同士が触れ合うほどの至近距離で、銀色の大型機が鉤爪を振り上げていた。



「……っ!?」


 目を見開いたディナの喉からひゅっ、と音が鳴った。彼女は反射的にコレクティブレバーを引きつつ操縦桿を前に倒した。


 6基の熱核エンジンが全力のジェット噴射を開始――脚部アンカーが地面から引き抜かれ、灰青の大蜘蛛が見えないゴム紐に引っ張られたように空中へ緊急離脱。敵機の鉤爪が空を切り、振動音と共に地面を抉る!


「あっぶな……例のステルス機?」

「なるほど、こいつがけていたというわけか! でかしたぞ、ディー! 潰せ!」


 〈ピースキーパー〉が反転。シャーシ下の『対戦車缶切りタンクオープナー』ガトリング砲を掃射、同時に両腕のガンランチャーを撃ち下ろす。

 ――しかし敵機は軽やかな側転跳躍で砲撃範囲から逃れ、尾根を砕かんばかりの火力投射を回避! そのまま数十メートルの高さを飛び降り、巧みに落下の衝撃を逃がして脇の谷底へと降り立つ!


「スラスターも無いのにすばしこい。……にしても、何あれ?」


 泰然とこちらを見上げる敵機の姿に、ディナが辟易した表情で言い捨てた。


 磨き上げたクロムやジュラルミンを思わせる銀色の装甲。

 〈シャングリラ〉や〈アズガルド〉と同格の10メートル級の体躯――だが何より、人型と呼ぶのも躊躇われる異形!

 恐竜や肉食獣の後ろ足を思わせる多関節の脚部に、手甲鉤めいた鉤爪クロー状の折畳式振動ブレードを備えた四本の腕部。頭部は不透明のカバーで覆われたのっぺらぼう・・・・・・で、機械にしてもとりわけ無表情に見えた。


「――避けられた。残念」


 無貌の四腕機――〈ティル・ナ・ノーグ〉のコックピットで無感情に呟いたのは、黒髪をボブカットにした義手義足の少女。シスコーカシア戦線アリスタルフ派の一人、ターニャことタチアナ・アルハノフである。

 昆虫の肢を思わせるサイバネ義肢は固定具で完全に拘束されており、半ば機械に取り込まれたような恰好。ジーク同様、首に外科移植したコネクタにケーブルを差し込み、脳と機体OSを直結していた。


 彼女は右下腕のクローを肘側に折り畳むと、淀みない動きで腰背部に懸架された兵装を抜き、右腕二本で保持して腰だめに構えた。


 それは一挺の銃であった。機構部を持ち手より後ろに配することで全長を短くし、取り回しを向上したブルパップ式の電磁投射砲。かつて〈ピースキーパー〉の脚を撃ち抜き、その前は〈ヘルファイア〉の肩を打ち砕いた長槍――115mmの速射型ラピッドレールガンである。


「……〈フォグシャドウ〉、起動」


 ターニャが虚無的に開かれた瞳で空中の大蜘蛛を見据え、砲口を向ける。

 その周囲で白く輝く電磁人工物質メタマテリアルの霧が渦を巻き――一瞬にして〈ティル・ナ・ノーグ〉を包み、その姿を消失させた。

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