11.〈ヴァルハラ〉と〈アズガルド〉(1)

【これまでのあらすじ】

・反政府組織パシュトゥーニスタンの都市攻撃を阻止すべく出撃したジークは、敵部隊の切り札であるT-Mech〈ジャハンナム〉と対峙した。手傷を負いながらもこれを追い詰めるジークだったが、止めを刺そうとした直前に謎の砲撃が飛来。続いて獣型のT-Mechが割って入った。


【話に出てくる勢力】

・PRTO(環太平洋条約機構)/アフガニスタン政府連合軍:パシュトゥーニスタンを排除して現政権の統治を安定させるのが目的。

・パシュトゥーニスタン共和国:ロシアの支援を受けた自称国家。PRTOと現政権を打倒し、国を奪うのが目的。

・シスコーカシア戦線:ヨーロッパの支援を受ける反ロシア武装勢力。パシュトゥーニスタンへの協力者として秘密裏に潜伏している。紛争を更に激化・停滞させて先進国の力を削ぐのが目的。


◆   ◆   ◆   ◆



「今更になってノコノコと! 最初から全機で来なかったのを後悔しろ!」


 突如乱入した黒紫の獣型Mechを前に、ジークが更に闘争心を燃え上がらせる。

 目の前の敵機が突破の手伝いに来たのか、撤退の手伝いに来たのかは知らない。左腕が半壊した今の〈ヘルファイア〉でどこまでやれるかも解らない。

 しかしどうであれやるべきことは決まっている。全て叩き壊して殺すのだ。〈ヘルファイア〉が大槍を右肩に担ぎ、敵機を左手側に捉えたまま回り込むように走り出した。


「――ヒ、ヒ。ダッセェ機体だぜ。装甲だらけのドンガメがよ」


 その様を見て、翼膜を持つ獣型機――武装組織「シスコーカシア戦線」のT-Mech〈ヴァルハラ〉のコックピットで、シスコーカシア戦線の若き構成員シャミル・クロフが笑いを漏らす。

 彼の頭部はフルフェイスタイプの脳波感知ヘルメットで覆われていたが、その両腕は操縦桿を握っていた。完全にブレインBマシンMインターフェースIのみで操縦される〈ヘルファイア〉と異なり、読み取り精度は劣るがコネクタの外科移植を必要としない非侵襲式BMIを補助的に使っているのだ。


「こちら〈ジャハンナム〉のトール・ギルザイだ! 貴様らは何者か!? パシュトゥーニスタンにそんな機体は……」

「ああ? あんたらに雇われてるチェチェンの外人部隊ッスけど。――バイク乗りの旦那さ、出番終わった人はサッサと引っ込んでくんねぇかな。その有様で居座られても邪魔なんだわ」

「何っ!? ぬぅうーッ……!」


 不満げなトールの声と共に半壊した〈ジャハンナム〉が後退していくのを背後に見送った後、シャミルはべぇ、と舌を出して彼を嘲りつつ機体を操作した。

 〈ヴァルハラ〉が翼竜の羽を思わせる前肢主翼フレームを展開し、間に張られた軟質の翼膜を広げた。そのまま上体を起こして背部スラスターを噴射、地面を蹴って宙に舞い上がる。


「PRTOのフニャチン共にテクノロジーの差ってやつを見せてやるぜ――この〈ヴァルハラ〉のビーム・ラムでなぁッ!」


 黒紫の獣が空中で身を翻すと、その全身が電磁整流装置プラズマ・アクチュエータの薄紫光を纏った。頭部のフェイスカバーが開き、牙めいて並ぶ放熱板ヒートシンクと〈シャングリラ〉と同型のモノアイが露出する。

 同時に頭部を覆う十字楔型の『兜』が展開――開いた隙間から現れた無数のビーム・フューザーが一斉にビーム刃を発振し、深紅に輝く衝角ラムを形成! 

 

「あの赤は荷電粒子の光! ……このッ!」 


 ジークが咄嗟にレールガンを空中の敵機に撃ちかける。しかし砲弾は頭部のビーム・ラムが放つ超高熱によって瞬時に溶解し、そのままビーム圧に押し流されて着弾前に消し飛んだ。


「分厚い板切れそうこうがなきゃ守りが薄いと思ったかい! クソバカがよッ!」


 攻防一体のビーム・ラムを構えて突進し、堅固な建造物を突き崩して味方の突破口を拓く――〈ヴァルハラ〉は本来、そのような思想で建造された機体であった。だが今その衝角は鉄筋コンクリート製の堅城ではなく、たった一機のMechに対して向けられている。


「ヒャァハハハハハァァァ――ッ! 死ねェッ!」


 シャミルが哄笑とともに背部ジェットエンジンのスロットルを全開にした。

 広げた翼膜、そしてプラズマ・アクチュエータの整流効果で気流を掴み、機体そのものを炎の矢と化した〈ヴァルハラ〉が高速で滑翔する!


(あれは特大のビーム兵器、正面から受ければ死ぬ!)

 

 ジークが慄いた。かつて『マント付き〈シャングリラ〉』が振るった光剣に比べてビーム刃一つ当たりの出力こそ低いが、如何せん刃の数が尋常ではない。槍衾が塊になって突っ込んでくるようなものだ。あれほどの破壊規模が直撃すれば、いくら断熱材エアロゲルを挟んだ装甲でもただでは済むまい。


 ジークが一瞬だけスラスター出力を上げて加速し、その直後に左脚のグラインドローラーを停止させた。慣性で機体が左脚を軸に旋回し、反転しつつその位置を横にずらす。〈ジャハンナム〉のロック・ウォーク回避を真似た機動!


 直後に〈ヴァルハラ〉の突撃が真横を通り抜け、大熱量が陽炎を生んで視界の一部を歪める。ビーム刃から漏れた高熱の粒子が触れ、〈ヘルファイア〉の外装カバーにぽつぽつと穴が空いた――まさに間一髪!


「ナメるなッ! こんな雑な突撃で!」


 三眼の怪物が敵機の背後からレールガンを放つ――しかし〈ヴァルハラ〉は着地と同時に四本脚で力強く制動をかけると、そのまま急反転してビーム・ラムで砲弾を焼き払った。CNT筋線維の尾が腹立たしげに地面を鞭打つ。


「ケェー、何だテメェ! ちょこまかビビりやがってよォ!」

(速度は『マント付き』ほどじゃないが、身軽なぶん動き出しが速い。防御をビーム任せにして機体重量を絞ったタイプだ。逆に言えば装甲自体は薄いはず)


 ジークは相手をそう分析した。パシュトゥーニスタンの〈カブダ〉大型無反動砲もそうだが、単に攻撃力があるというだけなら料理の方法はいくらでもある――だがこの場には黒紫の猛獣のみならず、最初に飛んできた砲撃の主も潜んでいるはずだ。

 〈ヴァルハラ〉を正面に捉えつつ、ジークは意識を周辺映像に向けて未だ見えぬ敵機からの砲撃を警戒した。だが味方への誤射を恐れているのか、それとも単に静観しているのか、更なるレールガンの追撃はない。

 

「上等だぜ! その装甲デブでどこまで逃げられるか見せてみろや! ヒャーハハハハハァ!」


 シャミルが唾を飛ばしながら凶暴に笑い、手元のレバーを乱暴に引く。

 その操作で〈ヴァルハラ〉が腹部フレームを変形させて立ち上がり、狼男めいた前傾二足形態へと移った。

 その前肢の先端が展開し、掌に搭載されたフューザーの砲口が露出――そこから長く細いビーム刃が伸びる!


「あの知識階層インテリゲンチャのクソメガネは殺すなっつってたがよ、途中でうっかり加減を間違うってこともあり得るよなァーッ! 臓物ブチ撒けて死ねや、ボケがァァァッ!」

「――お前を殺す。その後で『バイク乗り』も殺す。残りの奴らも全て殺す! 跪いて泣き喚け、虚仮脅かしの花火芸人が!」


 再び〈ヴァルハラ〉の背部スラスターが猛烈な噴流を吐き出す――三眼の怪物が大槍を暴風めいて振り回し、迫る黒紫の猛獣を正面から迎え撃った。



「なるほど、アレが増援の片割れか。孤立した突撃部隊を助けに防衛線を突破してきた。――だが妙な奴らだ、複数機いるなら何故最初から投入しない?」


 猛然と切り結ぶ猛獣と怪物の姿を眼下に、サムエルが思考を巡らせながら呟く。混戦状態が始まって以降、〈ピースキーパー〉は上空に居座って逃げ回る〈スヴェジー・スネッグ〉部隊を追い立て続けていた。

 最初は33機いた敵部隊は今や20機弱まで減っている。その生き残りもどうにか走れているといったところで、ほぼ全機がどこかしらに被弾を負って煙を噴いていた。


「仲悪いんじゃない? 知らないけどさ」

「やもするとあり得るな。まあいい――北の戦線に穴が空いたのは想定外だが、目の前の雑魚どもはもはや我が手の内。新手を手負いにして削り殺せ!」

「了解。まずはあいつから」


 ディナが〈ヴァルハラ〉を目標に指定し、操縦桿の引き金を引いた。〈ピースキーパー〉の背部で貨物コンテナめいた大型ランチャーが開き、連続でスウォーム・ミサイルを撃ち放つ。

 この高誘導ミサイルは一撃の威力こそ平凡だが、そのぶん当てることに特化している――そしてエンジンなり脚部なりを破損させてしまえば、動きの鈍くなったMechなどただの的でしかない。眼下の〈スヴェジー・スネッグ〉隊も被弾して動きが鈍った者から死んでいったのだ。


「ミサイル? 『四つ足』はパシュトゥーンの雑魚に掛かり切りじゃねぇのかよ!? ……おいゼリム! ゼリムハン! 何してやがる、こっちも援護だろ!」


 自機に飛来するミサイル群を視認したシャミルが叫ぶ――直後、遠方からグリーンに輝く高出力レーザーの束が割って入り、ミサイルをバラバラに焼き切って誘爆させた。空中で無数に黒煙の花が咲く。


「レーザーの針鼠!? 『マント付き』か!」

「違うみたい。……10時方向に別の大型機。レーザーもそこから来た。守備隊は敵増援は2機って言ってたけど、数が合わない」

「レールガンを撃った『ステルス機』が勘定に入っていないんだろう。……アレか!」


 サムエルがレーダー反応の方向を睨む。そして――谷を二つ超えた先に、地上すれすれを飛行して接近する2機目のT-Mechの姿を認めた。


 ◇


「ケツが寒くなったろうがよ、ゼリム! どんだけ待たせんだ!」

「速度差を考えろ。調子に乗って先行したのは誰だと思ってる、大馬鹿者め」


 喚きたてるシャミルに対して、2メートル20センチの体躯を持つスキンヘッドの巨漢――シスコーカシア戦線で一派閥を率いる傭兵隊長、ゼリムハン・バスタエフは乾いた声を返しつつ、自機のカメラアイ越しに〈ピースキーパー〉を睨んだ。


 彼の機体を覆うのは、油を塗った鋳鉄めいた漆黒の曲面装甲。〈ヘルファイア〉より一回り大きい、10m近い体躯を持つ重量級の二脚型。腰部の前後にある大型のスカートアーマーは裏にスラスターを内蔵しており、そこから吹き出すジェット噴射で機体を浮かせている。

 右腕には巨大なドラム型マガジンを備えた大口径ガトリング砲、左腕には多連装ミサイルランチャー。背部には〈シャングリラ〉同様、サブアームに懸架されたシールド型のレーザーユニットがある。

 機体名は〈アズガルド〉。北欧神話における神々の地から名前を取られた、飛行能力を持つ重量機である。


「お前は引き続き『三つ目』を抑えろ。重装甲だが馬力も異常だ、足も速い。あのジナイーダが不覚を取った相手だ、侮るな」

「どうだかな。あの化け物女はしょっちゅう手を抜くぜ! ――うおっと!」 


 暴風めいた大槍の斬撃を俊敏に回避しつつ、シャミルが叫ぶように答えた。


「俺に口答えをするな。……ともかく空に居座る『四つ足』が邪魔だ。奴さえどかせばパシュトゥーニスタンの連中は撤退できる。そうなれば俺たちも退く。それで終わりだ……」


 低空飛行で距離を詰め、ゼリムハンは機体両腕の武装をぴたりと〈ピースキーパー〉へ向けた。推力重量比にそれほど余裕がない〈アズガルド〉は軽やかに宙を舞うような機動こそできないが、ジェット音と共に飛行する漆黒の巨体は重爆撃機めいた威圧感を放っている。


 次の瞬間、回転を始めたガトリングの六砲身が炎の束めいた弾丸嵐――時限信管付の30mm対空榴霰ABM弾を吐き出す。同時に左腕ミサイルランチャーのハッチが展開し、十を超える数の近距離防空ミサイルを連射! 

 同じ飛行能力を持つ射撃機体だが、〈アズガルド〉の武装構成は対地攻撃を最重視した〈ピースキーパー〉のそれとは毛色が異なる。すなわち――。


「――あの野郎、対空機だ!」

「急降下。レーザー起動、ガトリング撃つよ」


 〈ピースキーパー〉が自衛用レーザータレットを起動、高度を落としながらシャーシ下の〈対戦車缶切りタンクオープナー〉ガトリングで応射を始めた。

 だが本機のレーザーは左右一門のみで、更に飛翔体を即座に焼き切れるほどの出力もない。何発かのミサイルがセンサーや空力部品を熱で歪められて明後日の方向へと反れていったが、焼け石に水だった。


「あれで迎撃装置か。いじましい事よ」


 ゼリムハンが乾いた声で呟くのと同時に、〈アズガルド〉の背中から生えたサブアームが甲虫の前羽めいて開き、盾型のレーザーユニットを前面に展開する。――これは〈ヴァルハラ〉のビーム・ラム同様、ヨーロッパ製の超大容量コンデンサの搭載により運用可能となった高出力兵装であった。

 板状の表面にびっしりと並んだ極小の発振器が起動し、その一つ一つが微弱なレーザーを放つ――それらが空中で重なり、グリーンに輝く熱光線の網目を形成。自機に飛来する〈ピースキーパー〉のガトリング弾を、火に飛び込む羽虫めいて焼き潰す! 


「遠くから高誘導の武装を連射、実に現代戦的だが……T-Mechはその手の戦法は想定済だ。故にこそ戦術兵器たり得る・・・・・・・・。奴はただ格下に強いだけに過ぎん。――そしてこの〈アズガルド〉の弾幕、躱せるものではない」


 直後、〈アズガルド〉のFCSが弾頭信管に入力したタイミングに従い、撃ち上げられたガトリング弾が炸裂して弾子を振り撒いた。同時に迎撃をすり抜けたミサイルまでもが弾け、〈ピースキーパー〉の周囲空域を超音速の破片で満たす!


「ガトリングから空中炸裂弾だと!?」


 全周囲から鳴り響く被弾音にサムエルが厄介げな声を発した。

 飛行兵器というものは基本的に車両より速く、脆い。装甲車両のように全体を装甲で覆うと飛べないからだ。故にそれらを主目標とする対空兵器は「直撃させて破壊する」より「破片を振り撒いて当てる」方向へと進歩してきた。


 熱核ジェットの大推力で強引に飛ぶ〈ピースキーパー〉の機体構造はどちらかと言えば車両に近く、表面積の大部分は軽量複合装甲で覆われている。それ故に対空兵器の破片攻撃には多少の耐性がある。

 だが――一度二度なら耐えられるダメージであっても、全身に絶え間なく受け続ければどうなるか。吸気口インテークに破片が飛び込んでエンジンが止まれば、すなわち墜落だ。


「ええい鬱陶しい! この弾幕! この破片!」

「普通のヘリなら百回死んでるわ。……もうヤバい、降りる!」


 エンジン推力を最大に入れた〈ピースキーパー〉が殺傷破片の嵐を抜け、そのまま形振り構わず高度を落として尾根の南側に逃げ込む。どれほど激しい対空砲火であろうと地形を貫くことはできない。ひとまず難は逃れたと言っていいだろう。

 だが――それは同時に、パシュトゥーニスタン部隊を押さえつけていた爆撃が止むことを意味していた。


「他愛ない。……〈アズガルド〉よりパシュトゥーニスタン突撃旅団へ。敵の規格外機はこちらで引き受ける。急ぎ撤退しろ」


 〈アズガルド〉を悠然と着地させてゼリムハンが告げると、制圧射撃から解放された〈スヴェジー・スネッグ〉部隊が蜘蛛の子を散らすように撤退を始めた。北側にもPRTOの守備隊がいるが、体勢を立て直しかけたところにゼリムハンらの襲撃を受けたばかりだ。混乱に乗じて通り抜けるのも不可能ではない。


「あの野郎は雑魚共を逃がした! そのうえ俺の〈PK〉をこんなザマに! この報いは必ず受けさせてやる!」

 

 離れていく敵部隊の位置をデータリンク越しに確認したサムエルが、斜面に乱暴に着地した〈ピースキーパー〉の中で罵声を上げた。その前ではディナが淡々と機体の自己診断セルフチェックに目を通している。


 幸いにもエンジンはまだ無事。しかしグレーに塗られた装甲プレートにはナイフの様な破片がびっしりと突き刺さっており、一部はセラミック層が砕けて剥がれ落ちている。シャーシ下の〈対戦車缶切りタンクオープナー〉も機構部が破片を噛んだのか動作停止していた。


「まだ致命傷にはなっていないはずだ。飛べるな、ディー?」

「今のところは」

「接地射撃できる地点ポイントを探せ。……例の改造ミサイルが一斉射ぶん装填済だ。自分が無敵だと思い込んでるアホの顔面に〈ファイアビー〉を叩き込む」

「了解。『マント付き』の予行練習ね」


 ディナが頷き、再び〈ピースキーパー〉を浮上させる。

 〈アズガルド〉がいる以上、もはや迂闊な空対地攻撃が不可能なのは明らかだった――だがまだ手詰まりではない。多連装レーザーでの迎撃は先の〈シャングリラ〉戦で経験済、対策も考えてある。異形の四脚機体は尾根に隠れたまま、地表付近を滑るように動き始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る