第3話

翌朝


ようやく新幹線が動き出した。

のぞみが動き出したのだ。


・・・という親父ギャグは、おいておいて・・・


「もう、下りるのかい?まだ新大阪だよ」

仲良くなった、隣のおばあさんに、声をかけらる。

「ええ、ここからは在来線で、のんびり景色を見ながら旅します」

「気をつけてね。よい旅を」

「おばあちゃんも・・・」


そういって、新大阪駅を下りた。

在来線を乗り継いで、大宰府まで行くと言うのは、ウソ。


旅の目的地は、関西地区だ。


俺の趣味は、お城巡り。

お城を見ていると、心が和む。


関東在住の俺は、関東地区やその近郊のお城は見た。

名古屋城も制覇した。


で、この旅では、西日本のお城を見て回ろうと思った。


広島城や松江城などは、今度にしよう。


「まずは、大阪城だ」

えーと、どう行けばいいのだ?

スマホで検索すればいいが、一応訊いてみよう。


「すいません」

俺は近くにいた、男の人に声をかけた。

その人は、大阪城への行き方を、詳しく説明してくれた。


「電車から見えますので、すぐにわかりますよ」

「ありがとうございます」

俺は、男の人にお辞儀をして、向かう事にした。


大阪城に着いた。

男の人が言ってたように、わかりやすかった。


豊臣秀吉。

お城は好きだが、歴史には疎いので、それしか知らない。


歴史と言うのはあやふやなので、ころころ変わる。

その度に教える事が変わるので、歴史の先生も大変だ。

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