第22話

「じゃあ、弥彦」

「体育でな、悟」

弥彦は、悟の教室の前について悟と別れるとクラスがやけに騒がしかった。

そして、嫌な予感がした弥彦は後ろの扉から教室に入った。

「なんで美夕じゃまするの!」

「はあ!、じゃまなのは舞花じゃない!」

弥彦が教室に入って美夕と舞花を見ると二人は口論をしていた。

そして、弥彦は「うるさい!」と美夕と舞花に言って席に座った。

すると、隣の男子生徒が弥彦の肩を突っついた。

「はい?」

「君が山本弥彦君なんだ」

「はい、そうですけど?」

弥彦は、だれたこいつという顔をしながら隣の男子生徒と話していた。

「あー、自己紹介がまだだったね」

「あー、したければどうぞ」

「俺は元山祐也だ、よろしく弥彦君」

「えっ、元山って・・・」

「うん、君と同じ中学の元山葵の双子の兄貴だよ」

「うそ・・・」

「まじ」

弥彦は中学の頃の仲がよかった元山葵の双子の兄貴と知って驚いた。

そして、弥彦と祐也は固く友情の握手をした。

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