第17話

「それじゃあ、美夕!、舞花!、帰るぞ」

「えー、もう帰んのー」

美夕と舞花の父が、美夕と舞花に帰るぞと言うと、舞花がまだ帰るのが嫌そうな顔をして言った。

すると、妹の優奈が舞花に「舞花姉ちゃん帰っちゃうのー」と言うと、舞花は弥彦の妹の優奈のキラキラとした瞳に心を撃ち抜かれた。

「可愛いなー、優奈ちゃんは!」

「舞花、おじさんも言ってる」

「いいじゃん、やっひー」

「だいたいなー、優奈はおまえの妹じゃないんだぞ」

「なに、やきもちですかー」

「ちげぇわ!」

舞花は、弥彦の妹の優奈にベタ惚れしていて、いつまでも帰ろうとしなかった。

そして、何とか舞花を帰らせて部屋でゆっくりゲームをしたい弥彦は帰らせようと必死に説得していると、それが裏目に出て「やきもちですかー」と言われて弥彦は舞花にイラッとした。

「そうか!」

「いきなりどうした」

「私がやっひーと結婚すれば、優奈ちゃんは私の義理の妹じゃん!」

「ま、舞花!、あなたなんてことを」

「なに?、美夕」

舞花が、いきなり弥彦と結婚すれば優奈と義理の関係になれると言うと、美夕が少し怒った口調になりながら「あなたなんてことを」と言った。

すると、舞花と美夕のガン見しあってるのを見た弥彦は「おいおい、お前らはなんちゅー、話ししてんだ」と呆れながら言った。





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