第13話

「これは、どこにおくの?」

「そのフィギュアは、そこの棚に置いて」

「やっひー、このゲーム機テーブルの上に置くねー」

「りょーかーい」

美夕と舞花のおかげで、弥彦よ部屋はだんだんと綺麗になっていった。

弥彦は、頑張ってパソコンの周りの掃除をしていて、美夕はゴミなどの分別や片付け、舞花はゲーム機や機材の片付けをしていた。

そして、三十分ほどで弥彦の部屋の掃除が終わった。

「よし、綺麗になった」

「もう汚さないでよー、やっひー」

「はい・・・」

弥彦は、自分の整理整頓の出来なさに深く落ち込んでいた。

そして、同時に美夕と舞花に部屋を片付けてもらうという事にとても罪悪感があった。

「とりあえず、夕飯食べにいくよやっくん」

「俺はまだいいや」

「ダメ!」

弥彦は、夕飯を「まだいいや」と言うと、美夕と舞花が同時に「ダメ!」といいながら美夕と舞花に手を引きずられながら下のリビングへと向かった。

そして、下に行くと美夕と舞花の父と母と弥彦の母と妹の優奈が、もう席に座っていた。

「弥彦!、ちょっと来なさい」

「は、はい・・・」

弥彦は、大きな声で母に呼ばれてビクッとしながら母の呼びかけに返事をした。

そして、弥彦は「あー、終わった」と、思いながら母の前に正座した。

「あんたー、また部屋を散らかしたんだって」

「はいー・・・」

「それで、なんで美夕ちゃんと舞花ちゃんがお前の部屋を片付けてるんだ!」

「すいません!」

「おばさんいいんです、私達の意思でやったことなんですから」

「そうだよ、気にしなくていいよ、やっひーにはもう散らかさないでと言ったから」

「ありがとうね、美夕ちゃん、舞花ちゃん」

弥彦の母は、弥彦になぜ美夕と舞花に弥彦の部屋を片付けさせたと怒っていると、美夕が「自分達の意思でやった」と、伝えると舞花も弥彦には散らかさないと言ったと弥彦の母に伝えると弥彦の母は「ありがとう」と、美夕と舞花に言った。



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