第9話

「待って母さん!」

「もう来るわよ」

「えっ・・・」

弥彦は、母に断ってもらおうと考えると、母は「もう来る」と言うと、弥彦は声が出なくなった。

そして、弥彦が二階の部屋に行こうとすると、玄関のチャイムが鳴った。

「あら、来たわよ弥彦!」

「あー、もう、ダメだー」

「早くいきなさい、弥彦!」

「は、はい・・・」

そして、弥彦は諦めながら玄関の扉を開けた。

すると、弥彦の目の前に美夕と舞花と二人の両親が立っていた。

「おー、弥彦君!」

「どうも、おじさん」

「あら、弥彦君じゃなーい、元気にしてた!」

「どうも、おばさん」

弥彦は、玄関を開けると美夕と舞花の両親が、早速弥彦の手を握った。

それを弥彦は、とても冷や汗をかきながら戸惑いながら返事をした。

「やっひー!」

「お、おう、舞花」

「やっくん、早く入れて欲しいのだけど」

「あっ、はい、どうぞ、中へ」

弥彦は、美夕と舞花が弥彦の家に来るのが予想外だったので、柳田家がリビングに行くと弥彦は素早く自室へと階段を登って行った。

そして、それを見ていた妹の優奈が「どうしたのお兄ちゃん」と、寝ぼけながら部屋から出てきて弥彦に言った。

「優奈!、美夕と舞花の相手よろしく!」

「はぁ!?」

「さらばだ!」

「ちょっ、お兄ちゃーん!」

優奈は、突然モデルの柳田美夕と柳田舞花の「相手をしろ」と、言われて戸惑いながら下のリビングへと向かった。

「こんにちは、亮平さん、優花さん」

「こんにちは、愛菜さん」

「どうも、愛菜さん」

「おばさん、こんにちは!」

「こんにちは」

弥彦の母の愛菜が、美夕と舞花の父の亮平と母の優花に挨拶をすると、美夕と舞花の両親は、弥彦の母に挨拶をした。

そして、その後に美夕と舞花も弥彦の母に挨拶をした。

「あれ?、弥彦君はどうしたのかな」

「弥彦はきっと自分の部屋にいますね」

「こ、こんにちは!」

「その子は?」

美夕と舞花の父の亮平が、弥彦はどこか聞くと、弥彦の母は「あいつ!」と思いながら「自分の部屋にいる」と答えると、優奈が冷たい麦茶を持って来た。

それを見た美夕と舞花の母が、「その子は?」と、弥彦の母へ聞いた。

「あー、この子は弥彦の妹の優花です」

「こんにちは、山本優奈です!」

「あら、可愛いわねー」

美夕と舞花の母が、優奈を「可愛い」と褒めると、優奈は目をキラキラさせて感激しながら「ありがとうございます」と言った。

そして、その頃弥彦は部屋で布団の中で「やばい、やばい、なんの話しすればいいんだ!」と、布団の中で話題を震えながら考えていた。






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