第7話
「まあまあ、美夕も舞花も落ち着いて」
「やっくんはだまってて!!」
「やっひーはだまってて!!」
「は・・・、はい・・・」
弥彦は、美夕と舞花の気迫に負けて声が消えてしまった。
そして、悟は笑いながら「弥彦は弱ぇーなー」と、弥彦の肩を笑いながら叩いた。
それを聞いた弥彦は、笑っている悟に「うるせぇ」と言った。
「とりあえず、美夕さんも舞花さんもここでケンカはみっともないからやめようぜ」
「まあ、そうね」
「わかった」
悟は、上手く美夕と舞花のケンカを周りの視線を見ながら丸くおさめた。
そして、それを見た弥彦は「悟、すげぇな」と心のそこから思った。
「じゃあ、俺はここだからじゃあ!」
「バイバーイ!」
「じゃあな」
「それでは、また」
「舞花さん、美夕さん、こんど連絡先教えてね」
悟は、家の前について手を振ると舞花が元気よく手を振り、弥彦はいつも通りにいいながら手を振り、美夕は先程のことを気にしながら手を首の所まで上げた。
そして、悟がいなくなり空気がどんよりとした。
それを弥彦は、「悟がいないと話しが進まねぇー」と心のそこから思った。
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