第6話
「やっひー、帰ろう」
「先客がいるんでね」
「いいじゃん、私達も一緒に帰る」
「まず、お前らの家どこだよ」
「やっひーの家の真ん前だよ!」
「はあ!?」
「弥彦ー、帰ろうぜー」
「すまん悟、美夕と舞花もいいか」
「もちろん、大歓迎だよ!」
「ありがとう、悟君!」
「うほおーー」
悟は、舞花の輝かしい笑顔に心を打たれた。
そして、それを見た弥彦は悟の表情を見て「漫才か」と思った。
「それじゃあ、帰るか!」
「おー!」
悟と舞花は、テンションを上げて歩いていた。
しかし、弥彦と美夕は二人のテンションについていけなかった。
「おい弥彦!」
「なんすかー」
「お前よー、こんな可愛い美人スポーツモデルと美人モデルが幼なじみなんて、俺は!、うらやましいぞー!」
「悟ー、お前も家が近いんだからさー、お前が美夕と舞花の家に行けばいいやん」
「たしかに!」
弥彦は、悟がうるさかったので帰りの道のもうすぐ悟の家の前の信号の所で、「美夕と舞花の家に行けばいい」と言うと、焦った表情で美夕が「やっくんは!」と言った。
「そうだよ、やっひーは私と会いたくないの」
「舞花!、うるさい」
「なによ、美夕!」
弥彦が悟にした提案をきっかけに美夕と舞花がケンカを始めた。
そして、それを見た悟は「修羅場やー」と小声で言った。
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