第5話
「それでは、二組の皆さん担任になった桜田優花だよろしく」
弥彦と美夕と舞花は、クールな女性の先生が担任になった。
そして、弥彦はすぐに「この先生は怒らせると恐い」と思った。
「じゃあ、とりあえず委員会の人は決めるから、やりたいやつに挙手しろ」
桜田先生は、進行が速く弥彦はメモをとっていて、ペースに追いつかなかった。
しかし、弥彦も負けじとメモを書くペースを上げた。
「はい、最初、評議委員」
「はい」
「じゃあ、女子は柳田美夕な」
「はい男子」
弥彦は、美夕が評議委員をやるのが予想通りだと思った。
それもそのはず、美夕は昔からリーダーシップと頭が良く周りにも気配りのできる女子だったので、弥彦は「当然か」と思った。
「男子!、手ー挙げろ」
「はい!」
桜田先生が、男子に威圧をかけると、一人の男子が手を挙げた。
「えっーと、大宮か」
「はい!」
「では、評議委員は柳田美夕と大宮で決定だ」
そして、評議委員が決まると、他の委員会も着々と決まっていった。
舞花が体育委員になったのも弥彦の想定内だった。
なぜなら、舞花はスポーツ万能の体育界系の女子だったので、弥彦は「あいつは体育委員だろうな」と思っていたので、予想通りと浮かれていた。
その点弥彦は、委員会に入らず素早く帰宅しようと考えていた。
「それでは、明日は体育の五十メートル走とハンドボール投げ、そして立ち幅跳びと、部活見学だ以上!、解散!」
そして、桜田先生は「解散」と言うと、素早く職員室に行ってしまった。
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