冬 3・新年

明けましておめでとうございます

旧年同様 本年も何卒宜しくお願い申し上げます

「冬・新年」を詠んでみました。

※熊手:11月の酉の日に神社やお寺で催されるお祭りに、商売繁盛や翌年の幸福を願う熊手を縁起物として売る市が立ちます。

達磨市だるまいち:新年に神棚に飾って幸いを祈る達磨をいう。 正月の六日七日に群馬県の少林山達磨寺の境内で、達磨市が立ち、白目の目なし達磨を売る。

七草粥ななくさがゆ:1月7日の「人日 (じんじつ)の節句」の朝に、春の七草を入れた粥を食べ、無病息災を願う古くからの風習です。

※福笑い:正月に遊ばれる日本の伝統的な遊びである。また転じて「変な顔」のことを指す言葉としても使われる。阿亀おかめ阿多福おたふくなどの面の輪郭を描いた紙の上に、目、口、鼻などの部品を散らし、目隠しをした者がそれを適当な位置に置いていく。

御節おせちの昆布:「よろこぶ」の語呂合わせから「喜ぶ」とされ、「養老昆布 (よろこぶ)」とも掛けることから、お祝いの意味の他にも不老長寿の願いが込められます。 巻は「結び」を意味しており、縁起の良い食べ物として用いられてきました。

※ダイヤモンドダスト(細氷):大気中の水蒸気が昇華してできた、ごく小さな氷晶が降ること。よく晴れた朝など、気温が氷点下10℃以下の状態のときに発生する。視程は1km以上である。日光で輝いて見えることから、ダイヤモンドダストと呼ばれる。

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 熊手より 屋台グルメに 迷いけり



 達磨市 五センチサイズ 御利益は



 巫女みこの手や 七草粥に 温もりて



 成人の日の パタパタと 草履ぞうりかな



 福笑い 垂れ目の横に おちょぼ口



 一人食ふ 鮭の昆布巻 御節かな



 宝石のやうな ダイヤモンドダスト




 にごり湯の バスタブ浸かり 春隣



 




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