幕間

第XX話 神々の園―天地創造―

「うーん……」

「どしたのナズラ?」

「ああいや、世界の創り方が全然わかんなくて」

「良いんだよ、テキトーで。ほら、ここをこうしてこうしちゃってさ」

「うわ、やめろって! うわ、この山なんだよ? イラの世界のより雑……でもないか。どうなんだそれ? 大丈夫なのか?」

「良いの良いの。ほっとけば勝手に形が整ってくるから」

「うーん、まあ、うん、うん?」

「あんまり凝り性だとシャラみたいになっちゃうよ?」

「悪い例みたいに言わないでもらえるかな」

「えー、でもさ、シャラの世界に来た魂びっくりしちゃうでしょコレ」

「どうせ記憶はなくなるから良いんじゃないか?」

「ナズラの言う通りだぞ。それに、三つとも似た世界だと転移する人間が飽きるだろう」

「そんなポンポン転移しないと思うよ?」

「どうだろ。どう思う?」

「そのうちわかるさ」

「あ、悪いこと考えてる」

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