第17話 茶器について
続いてのお話ですが、緑茶を茶葉から淹れる際に、使われる『茶器類』についてお話しようかと。
淹れる道具や飲む茶碗の知識があれば、様々なお茶を淹れる時に役立つと思われますので。大半は100円均一でも買えますが、中には専門店でないと扱っていないモノもありますので、良かったら街中のお茶屋さんを覗いてみて下さい。
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言わずと知れた、お茶を淹れる道具ですね。金属の網で作られた茶漉しがセットになっているものがほとんどだと思います。
人によってはこの金属の茶漉しの『金物臭さ』がイヤという方々もおられるので、陶器として焼く前段階で付けられた網状の茶漉しがついている急須もあります。
また、取っ手が横向きに付いているのは、日本と韓国だけというお話です。注ぎ口から向かって右に付いている『右利き用』と、左に付いている『左利き用』、後ろに付いているもの、この三種類があります。
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注ぎ口だけが付いている急須で取っ手が無く、縁を持って注ぐタイプの急須です。
主に湯温を低めで淹れる『玉露用』になります。ぬるめのお湯で淹れるので、そこまで容器が熱くならないため、取っ手が必要無い訳です。
100円均一ではまず手に入らない品物ですので、専門店にてお買い求め下さい。
●湯冷まし
注ぎ口と湯を入れる口とが一体になっている容器で、主に湯温を下げるために一時的にお湯を溜めておく容器です。
これを使ってお湯の移し変えをする事で、湯温を下げる。というもの。こちらも玉露などで使われ、専門店でないと入手できないかと。
急須で代用可能です。
●湯飲み茶碗
いわゆる普通にお茶を飲むための茶碗です。大体が円筒形になっていまして、肉厚でズッシリとしています。お寿司屋さんの『あがり』などに使われ、熱々のお茶が冷めないように、肉厚に作ってあります。
唇への当たりも優しいので、愛用してる方々も多いのでは。
●汲み出し茶碗
来客用として使われる湯飲みです。少し小ぶりで弛い円錐形をしており、薄く作られているため口当たりもキレが良いです。
来客用で使われるだけあって、装飾も鮮やかで見た目も良い茶碗です。玉露や桜茶などにも使われます。
100円均一でも似たようなものが販売されておりますので、それを代用品として使うのも良いかと。奮発して専門店で購入するのも良いですね。
冒頭でも書いた通り、100円均一でも揃えられるものが多いですから、まずはそちらからお試しを。気になるものがありましたら、専門店などを覗いてみるのも良いかと。
形から入るのも、ひとつの方法ですね。
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