第48話「強者VS強者」


「凄まじい光景ですね……、あれが入学したばかりの初等部の生徒とは」


 眼下で繰り広げられる戦闘というより蹂躙に近い光景に思わず声を出したのは総務会副会長を務めるアーキス・ボスカンだ。


 特に目を引くのが、笑みを浮かべながら古竜を圧倒する少女。


 片手に彼女の横幅を超える斧を持ち、強化魔法を使用して大樹を叩き合っていく姿は学園で会った時のような華奢で保護欲を誘う姿とまるで合っていない。


 本当に同じ人物なのかと疑う程だ。


 そして、何より、彼女なら古竜さえ相手にならないのではないかと考えている自分が恐ろしい。


「だから言ったんだよ。彼女はこの魔法学園で見た事の無い生徒になるって」

「けど、まだガキじゃねぇか。てめぇみたいな歳だけくったガキじゃねぇ」

「ん? ん? 何が言いたいのかな? ぶち殺すよ?」

「こんなとこで争わないでください。みっともない」

「てめぇこそ、一番最初にくだばった癖によく減らず口が叩けたな?」

「そうだ、そうだー」

「ッ! ですが、貴女も同じように下級生に命を助けられ、更には獲物を横取りされていたではありませんか。それに、最初にダウンしたのは私ではなく、ユリア。貴女でしょう?」

「ウッ……」


 隣で顔を合わせれば喧嘩をする二人とちょっかいを出して案の定、しっぺ返しを喰らう一人に思わず呆れの溜息を吐き出していると、音もなく、一人の女子生徒が外壁上に姿を現した。


「何処に行ったのかと思ったら、皆さん仲良く此処に居たんですね」


 その事に酷く動揺したのがラフシアだ。


 武連会のシーアが駄犬と陰で呼ぶ理由の一つとして、彼女は獣人と人間のハーフであり、外見的には人族の血が濃く現れた人間である。


 身体能力や嗅覚等の五感は獣人特有のものを受け継いでいるが、だからこそ、常に自身を中心とした数十メートルを無意識に警戒しており、物音や気配に酷く敏感だった。


 けれど、そんな彼女が気付かない程に気配を消し、当たり前の如く隣に立っていたミリアに酷く驚いたのだ。


「てめぇ、今どっから——————いや、流石に勘違いだろ。それより、小娘。俺らの怪我を治した感謝こそすれ、発言には気を付けろよ?」

「こんな野蛮な野良犬と同列なのは看過出来ませんね」

「あれ? もしかして、私も入ってるとか、そんな訳―――――」

「恐らく、私達全員入ってますよ」

「それは聞き捨てならないなぁ!? どうなのさ、後輩ちゃん!」


 だが、彼女より上級生である魔執会のオリジンの一人であるラフシアが魔力を迸らせようと、彼女には全く効いていないように見えた。


 まるで、それよりも上を知っているからこその涼しい顔とも取れる。


「それよりも、負傷者は全員回復させたので、これ以上怪我をする前に下がらせてください」

「は? それは俺らも含まれてると言いてぇみたいだな?」

「そう聞こえませんでしたか?」


 確かに、私達——————正確にはこの砦でこの戦いに参加した殆どの者が彼女に傷を癒やされた。


 軽傷者、重傷者関係なくだ。


 通常、回復魔法を使える者は少ないが、それでも通常の魔法を使うのとは違い、更に膨大な量の魔力が必要になる。


 それを一人でやったというのか?


「まさか、とは思うが君はこれからあの場所に行くのか?」


 絶えず爆発音を響かせながら未だに戦闘をしている一人の少女と古の竜へと視線を向ける。


 けれど、彼女は首を横に振った。


「いえ。それはあの子の娯楽を取る事になるので。私はあの子が思う存分楽しめるように邪魔をする者を制止に来ただけです。それに、まだやるべき事がありますから」


 楽しむ? あの戦闘を?


 それに、やるべき事って一体……。


 「いったい、何を―――」と言い掛けた所で、あの古竜も新入生一人に本気を出さざるを得なくなったようだ。


「おい! あれ!」

「光の……雫?」


 そんな兵士達のざわめきが大きくなるのを耳にすると、視線を古竜へ急いで向けた。


 外壁に両手を着け、目を細める。


 遠くに見える眩い程の大樹からなった一筋の光を放つ雫が太い幹の先によって古竜の口に運ばれると、変化はすぐにきた。


 古竜が操っていた蔦がラウから一斉に古竜自身へと向きを変えると、突如として自身の身体を貫き始めたのだ。


『aaaaaaaaAAAAAAAAAAAAAAAA!!』


 ビリビリと空気を揺らす程の悲鳴が響き、蔦が貫いた場所からは膨大な血が溢れ出して地面に血溜まりを作っていくが、穴が空いた身体は龍脈の力も相まって驚異的な速度で塞がっていく。


 寧ろ、龍脈の力無しではこんな無謀な事は出来ない。


 ミリアを除き、全員が戦慄的な光景に息を呑む。


 しかし、それは止まらない。


 見れば、ボロボロになった鱗が新たに生え変わり、更に強固になっているようだ。


 アレを進めれば、今まで傷をつけられていた攻撃が意味を成さなくなり、倒すどころか一方的に嬲られる結果となるだろう。


 だが、それを目の前にしてもピクリとも彼女は動かなかった。


 全ての蔦を薙ぎ倒し、その中心で立ち尽くす一人の少女。


 良くも悪くもこんなにも景色が合う人物を私は見た事が無かった。


「一体、何を考えているのですか! あの少女は!」

「クソッ、目の前の光景に戦意を喪失しやがったかッ!」


 ノースが苛立ちを隠さずに困った時にやる爪を噛む動作をし、ラフシアが回復し切ってない魔力を使ってまで彼女の元へ走り出そうとしたが、その進路も「行かせません」の言葉と共に降り立った紅竜と真っ白な髪をしたメイドの一人に阻まれる。


「自分の目の前で人の死に様を見たくないのか。それとも、凶暴な口に対して世話好きなのかはさておき、言ったでしょう。あの子の邪魔はさせるわけにはいきません、と」

「チッ! だったら、てめぇはアイツが死んでも良いって言うのか!?」

「言っても分かりませんか。仕方ありませんね」


 ミリアはラフシアに視線を向けた刹那、嫌な予感がしたラフシアが本気の戦闘態勢をすかさず取った。


 しかし、そんな彼女の前に出たのは犬猿の仲として知られるノース・ヘクタだった。


「てめぇ、邪魔すんじゃ―――――」

「貴女が邪魔なのです、静かにしてください。それで、他の教師はどうしました? 彼等であれば、学園の生徒をみすみす死なせるような真似はさせないと思いますが」

「彼等なら……そうですね、直接目で見た方が理解出来るでしょう。今なら、真下の門の所でラウを見てますよ」


 そして、下を見て彼女の言う通り、理解した。


 彼等、教授達はラウ・ベルクリーノが戦う戦場をただジッと見つめていたのだ。


 時折、数人が何かを議論するように手振りで会話しているが、それでも前に進もうとはしない。


「ふんっ、要は見捨てたってわけだろ?」

「いや、違う。あれはどちらかと言うと—————」


 その時だ。


 古竜を貫いていた幹が更に増えていき、凄まじい勢いで蔦が一つ一つと古竜に覆い被さっていくと、樹木で出来た大きな卵のような外見になった。


 直後、中から弾けるように蔦があちこちに飛び散った。


 離れているというのに自分達の元にまで吹き飛ばされそうな一陣の風が吹き荒れると、一体の古竜だったものが満月の月明かりを背に受け、この世に新たな産声を上げたのだった。



 私は目の前の光景に自然と堪えようのない笑みが浮かんでいた。


 古竜が私の存在を強く認識していたからこそ、その手段に出た事は分かっていた。


 だからこそ、わざと戦闘にかかりきりであるように行動を遅らせる事で雫を作らせ、口に運ばせた。


 何が起こるのか知りたかったから。


 結果、私が待ち望んだ強者は私を倒そうと更に強く、最強種とも呼ばれる龍種にまで進化を遂げた。


 言うなれば、進化の雫とでも言うところだろうか。


 おそらくあれは、一時的に膨大な魔力を進化への代償として支払う事で、制御の効かなくなった蔦を自身へ標的に移し替える。


 そして、自身を貫くのを見越して雫と龍脈の効果で延々と回復させる事で、強制的に進化を遂げるのだろう。


 普通の戦闘じゃこうはいかないけれど、私相手に博打に出たというところか。


 それよりなにより、拷問のような激痛が絶えず走り続けるわけだが、それでも私を倒そうと、強敵だと意識してくれるとはッ!


 耳が割れそうな咆哮を天に向かって吠えるその一体の龍——————種森龍は、今までとは違い、圧倒的な強者の圧を放っている。

 

「古竜の進化を見られるとはね。帰ったら、アミル達にも話してあげようっと」


 私は亜空間から魔法でを風景を一枚の絵として記録するとかいう魔導具を取り出し、パシャリと数枚撮影。


 よく撮れているかどうか現像してみないと分からないのがアレだが、仕方ないと亜空間に戻す。


「この世界に新たな龍が生まれたわけだし、楽しめそうかな?」


 私は上空で天を舞う種森龍へ視線を向ける。


 翡翠色の滑らかな鱗が月明かりを反射し、古竜のときよりもより強靭で強固となった鱗。


『多分、世界にとっては重大スクープなんだろうね。でも、』


 黄金色の瞳が自身を今もなお脅かすソレを捉える。


『貴方に最初に勝つのは私ってのは、譲れない!』


 だから、少しだけ。


 ほんの少しだけ、使っても良いよね?


 瞬間、ラウから闇色の魔力が噴き出したのだった。



 今までラウは魔力を大幅に封じた状態で戦ってきた。


 封じてもなお、複数の魔装や神装を駆使する事で人外的な力を発揮していたが、正直なところ、それ無しでもラウの培った戦闘技術と驚異的な身体能力は平凡な人の枠を軽々と超えた。


 だが、ラウはそんな封じた魔力を少しだけなら出しても良いという相手に出会えた事に歓喜していた。


 龍種へと進化した事で、湧き上がる魔力と力によって全能感に浸っていた種森龍が見たのは、膨大な闇色の魔力がラウの周囲を渦巻くようにして、囲う最中にみた不敵な笑みと得体の知れない視線。


 危険を察知し、古竜の時とは比べ物にならない程に強化された大地から津波のように襲い掛かった攻撃もラウから解き放たれた龍脈を超える闇色の魔力が全てを喰らい尽くしていく。


 その事に種森龍が怒りの咆哮を上げると、地面から突き上がる槍の如く太い幹が次々と姿を現し、ラウを尖った先で串刺しにしようと魔法を発現させた。


 しかし、闇色の膨大な魔力が圧縮しラウの周囲を荒れ狂う事で、ラウを覆う超硬度な盾となり、貫く事すら出来なかった。


 しかし、それで手を止める事は今の種森龍には出来ない。


 このまま何もせず、ただ黙って見ていれば間違いなく負ける事が分かっていたからだ。


 だからこそ、完全になる前にと攻撃を繰り返す。


 外がそんな事になっている頃、ラウは一人、静かな場所で浮いていた。


 暗い魔力の底。


 視界も嗅覚も五感全てが通じない黒い魔力の中。


 そんな中で、ラウは安らぎを感じていた。


 周囲に張り巡らせた魔力感知では、私の魔力を避け、天へと登った種森龍が攻撃を仕掛けている。


 けれど、魔力の中では酷くゆったりと振動も音も風もなく。


 ただ、私の中で堰き止めていた扉から溢れ出した魔力の本流と私だけが存在している。


 神装『レイギス』を片手で持ち、私も少しだけ伸びた視線を前に向け、地面に音もなく降り立つ。


 視界をゆっくりと開き、レイギスを地面に突き立てると———————、私は魔力を封じていた扉をほんの少しだけ開けたのだった。



 赤竜の巨体の扱いに困り、白竜を使ってガルス砦まで赤竜を移動させていたイーリスこと、私は突如として走った感覚に戸惑いつつも、歓喜していた。


 獣人に混じった獣の血が御嬢様という敬愛する気高き王に引き寄せられる。


 地面を覆い尽くした膨大な量の魔力がお嬢様へと向かい、ガラスが破られるように霧散した魔力の残滓は、闇色の天翼の如く舞い、通常の青みがかった銀髪とは違う漆黒の髪。


 膨大な魔力を体内に入れた事で僅かに身長が伸び、可愛らしさのあった顔立ちは凜々しく、美しい。


 そして、スッと開けられた細めの天色あまいろの眼差し全てが私を引きつけた。


 全身の細胞が泡立つ様にして震え、堪えられない叫びたい気持ちを胸の中で必死に抑えつける。


「あ、あれが魔法学園の新入生? 馬鹿な……」


 小さく呟かれた言葉に思わず胸を張り、口元がにやける。


 そうだ!


 あれが私達の愛すべき御嬢様なのです!


 そんな心の声を大にして言いたい気持ちをどうにか抑え込んでいると、種森龍の咆哮と共に、御嬢様の周囲を地面から突如として生えた大樹が覆い隠していく。


 全身が見えなくなる直前、御嬢様の顔がチラリと見え、視線が僅かに此方に向いた。


 そして、聞こえた。


『離れててね』


 巨大な大樹が御嬢様を全てを覆い隠し、メキメキという音を立てながら捻れると、一本の巨大な樹木と化す。


 誰が言うでもなく、ガルス砦全体から悲鳴が上がる。


 中には、諦めと同時に他の兵を鼓舞する声も上がるが、私が苛立ちの籠った瞳で睨むとすぐに黙った。


 種森龍が勝利の咆哮を天に向けて宣言し、瞳を此方に向ける。


 その瞳にはありありと人間という劣等種に対する侮辱の色があった。


 が、私は心の中で荒々しく呟く。


『何を勝手に勝った気でいる、この空飛ぶトカゲ風情が。お前が相手しているのは私達の主だぞ?』


 直後、強大な魔力が大樹から発生すると、銀の一閃が大樹を斜めに切り裂き、そのまま種森龍の防御壁を破って鱗に一筋の血線を刻み込んだ。


 悲鳴混じりの咆哮が上がり、地面に墜落。


 龍がゆっくりと顔を持ち上げた先には、片手で銀色に光を放つ斧を持ち、魔力が制服に纏わり付いた事により、ドレスへと変貌した姿のラウ様ッ!!


 きゃーー、可愛い! そして、何より格好いいです! ラウ御嬢様ー!!


 あぁ、ラウ御嬢様! 今すぐにでも抱きついて、鼻をスンスンしたい気持ちが抑えられないです!!


 何ですか、あの姿は! 数年前には見た事も無かった姿ですよ!! しかも、格好可愛いとか、やりましたね!?


 誰か、魔導具を!! あの姿を永久版に!!


 ピョンピョンと跳ねながら、赤竜の頭をバシバシと叩いては首を前後に振って、見ろと指示を出す。


 しかし、気絶しているのかうんともすんとも言わないのですぐに投げ捨てた。


 すると、何やら周囲からちらほらと有象無象の視線を感じるが、そんな事はどうでも良い!


 御嬢様がゆっくりと脚を前へと進めると地面に水面の如く走った魔力が反応して黒の波紋が走り、銀斧を斜めに振ると、銀の一閃が地面を抉りながら走り、防御をするために出した大樹を切り裂く。


 それでも貫通した銀閃が種森龍に当たる前に横へ体を無理矢理に捻った事で避けるが、それでも御嬢様が放った一閃の爪痕は深々と地面に残り、遠くに聳えていた山の一角が綺麗に切断されて地響きを起こす。


 何度も何度も互いの攻撃が相手へと放たれるが、あまりに一方的だった。


 何十、何百と展開された大樹の幹が御嬢様を貫こうとするも、御嬢様に当たる寸前で停止させられ、ふっと息を吹きかれば黒い劫火ごうかちり一つ残さずに燃え尽くされていく。


 けれど、御嬢様の攻撃は龍種になったばかりのアレでは防御すら出来ずにその身に切り刻まれる。


 いくら、龍脈の力と龍種の回復力があるとはいえ、竜種から更に上位種である龍へと進化しようとも、なお御嬢様には敵わない。


 傷だらけになった鱗をぼたぼたと地面に振り落としながら、最後の力を振り絞って明るみ始めた空へと昇る一匹の龍。


 空気を裂き、雲を突き抜け、天高く舞い上がったソレは一気に急降下を開始した。


 御嬢様目掛けて落下するそれは、口元にブレスを限界まで溜め、御嬢様を逃がさないように周囲を大樹で囲う。


 更に、その内の半数を御嬢様への攻撃に当てる事で、此方に注意を向けさせないように仕向けた。


 あそこにいるのが私であれば、さっさと大樹の壁を利用して壊した一部を種森龍へと向かって当たるまで投げ付けているところだ。


 空中から落下してきているのであれば、そうそう回避は出来ない。


 それを利用して喉元に差し込んでしまえば、あの龍は体内でブレスを爆発させて息を落とすだろう。


 だが、相手の本気を受け止め、より楽しもうとする御嬢様は違うようだ。


 大樹の壁でも止められない程に暴力的な魔力が充満し、壁を魔力のみで消し飛ばす。


 けれど、御嬢様はその場から立ち去るどころか迎え撃つように、銀斧を両手で握り、散らばった魔力を吸収していく。


 此処からでも分かる。


 御嬢様の魔力が更に桁違いの速さで増している。


 すると、私の足元の地面がバチリと黒い稲妻が姿を見せ始めた。


「うわっ! な、なんだ!?」

「危ねっ! 誰か、雷魔法でも唱えてるのか?」

「でも、今戦闘してるのって、あんな遠くにいる……」

「嘘だろ? ここまで余波が届くって、あれがぶつかり合ったとしたら相当ヤバいんじゃ……」


 兵士達が被害を想像しては顔を青くし、慌てて避難を開始した直後、御嬢様の攻撃は限界に達した。


 種森龍が体内の魔力全てを使って最大火力のブレスを吐き出す。


 対して、御嬢様はレイギスを両手で握り、魔力が最大になったその時、一気に振り上げる。


 龍の放つブレスと御嬢様の攻撃が互いに最大火力で衝突し、地面どころか地形を変え、上空の雲を吹き飛ばしたのだった。

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