第3話:俺があいつであいつが俺で(物理)
「Σ颯輝‼︎どうし…⁈お前、ベットから落ちたか」
そこには面妖な服装をしている兄上がいた。
「…兄上?…こ、此処は一体…」
そしてなんだその面妖でキッツキツな服は。
そう言おうと思ったが、兄上が発した言葉で俺はその事をすっかり忘れてしまう。
「颯輝…と、言うべきかな?まぁ此処俺達の家の中の颯輝の部屋だ」
俺は兄上が兄上にそっくりであれども違う者だと悟った。とりあえず話を聞きながら少し後ろを見た。そこは一段高い文机のような物の上に何故か布団が乗せられていた。
「(…何で机の上に布団があるんだ?)」
そう思っていると、俺が木から落ちる直前に助けようとしていた真っ白な猫が俺の手に擦り寄ってきた。喉をゴロゴロと鳴らしている。
ぐっ…可愛い…‼︎\\\
そう思っていると兄上そっくりの者が俺の肩を叩いた。
「さて…これからどうすれば良いと思う?颯輝」
兄上そっくりの者がそう言った。
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