第五章 歓喜の都~ 未来を拓く革命の果て(2)

 歓喜の都の繁華街から少し逸れた先。シルクたちはようやく休憩できそうなエリアを見つけた。

 そこは、青々しい小川がゆらゆらと蛇行し、黄色や赤色の小さな草花が散在している、野原のような小高い丘の上であった。

 冒険の疲れを癒すように、草原の上にゆっくりと腰を下ろす彼女たち。

 耳を澄ませば、心を落ち着かせる川のせせらぎが聴こえてくる。また、鼻を利かせれば、微風で揺れる花びらから芳しい自然の香りが流れてくる。ここがまるで、人工的に作られた疑似空間であることを忘れさせるほどに。

 耳と鼻に伝わる心地良さで、彼女は無意識のうちに頬を緩める。その時、ふと脳裏を過る、人間界にいた頃の平穏平和で穏やかだった日常。

(パール城のみんな、今頃どうしているのかな?)

 自然豊かなパール王国の面影に思いを馳せるシルク。

 川や野原はここに実在していても、尊敬する両親や、話し相手の城の従者、そして、稽古の相手である兵士の姿はどこにもない。

 立派に成長したお姫様とはいえ、彼女はまだ、心も育ちきっていない齢十五歳の身。仲間に囲まれていても、心が寂しくならないはずはないだろう。

 少しばかりセンチメンタルに浸ってしまった彼女、そっと閉じた瞳の奥には、薄っすらと悲涙が滲んでいたようだ。

「姫、どうかなさいましたか?」

 クレオートから心配そうな声を掛けられて、シルクはピクッと心音を震わせた。

 我に返って、現実に引き戻された彼女は、目尻を指で拭いながら照れ笑いを浮かべる。

「何でもないわ。埃が目に入っただけよ」

「そうでしたか」

 上空には太陽が昇り、突き抜けるような青空が広がる。

 野原一面にさんさんと陽光が降り注ぎ、安らぐばかりの穏やかな気候であった。

 そのおかげか、スーパーアニマルたち二匹は、お腹を地に伏せて寝息を立てていた。彼らとて生物である以上、戦闘や長旅が続けば、それだけ疲労も溜ってしまうはず。

 それは人間という生物であるシルクも例外ではない。彼女もあまりの居心地の良さに、まぶたがとろんと重たくなり、深い眠りの世界へと誘われていた。

「もしでしたら姫も、仮眠を取られたらいかがでしょうか?」

 ここはわたしが見張りに徹すると、睡魔という敵と戦う姫君に心配りを示すクレオート。

 シルクは最初こそ、首を横に振って心配無用と拒んだものの、繰り返される彼の心配りにとうとう観念して、しばしの睡眠を取らせてもらうことにした。

 クレオートなら、あたしの背中を預けても大丈夫だろう。柔らかい草花の上に寝そべった彼女は、心の中でそんな安心感を抱いていたようだ。

 彼女もかなり疲れていたのだろう。瞳を閉じたその刹那、気張っていた意識が薄っすらと遠のいていく。

 そして……。彼女はいつしか、深い夢の中へと落ちていった。


 ここは誰もいない、静かで、冷たくて、真っ黒な四角い空間。

 人の話し声などなく、静寂と孤独という圧迫感が辺り一面を覆い尽くす。

 この正方形に区切られた狭い部屋の中に腰を下ろす一人の少女。

 独りぼっちで寂しそうに、鼻を啜ってすすり泣く一人の少女。

 そんな悲しみに暮れる少女のことを、まるで傍観者のような位置から見つめている女性の姿、そう、彼女の名はシルク――。

(え……。また、あたしは夢を見ているの?)

 シルクは声にならない言葉を漏らした。ただ呆然とし、視線の先でしゃがみ込む少女を見つめていた。

 真っ暗な室内の中、おぼろげながらも浮かぶその面影に、彼女は見覚えがあった。それは何を隠そう、自分自身の幼女の頃の姿だったからだ。

 暗闇のしじまにかすかに聴こえてくる足音……。そして小さな息遣い……。

 泣き顔の少女はそれに気付き、ムクッと顔をもたげる。

 少女の目線の向こうに誰かがいるのは紛れもないが、暗闇に閉じ込められた彼女には、それが誰なのかはっきりと知る術はない。

 ところが、シルクはそれが誰なのかわかっていた。

 それはどうしてか? このシーンこそ、彼女が二度と思い出したくなかった、自らの悲痛なる過去だったのだ。

(コットンちゃん――)

 記憶を辿りながら、ポツリとそう呟いたシルク。

 幼い頃のあの日、身に覚えもない説教を受けた彼女は、パール城のお仕置き部屋へ幽閉された。

 性懲りもなく、またふざけた悪戯をしたのか! 国王である父親から厳しく怒鳴られて、あたしじゃないもん!と、泣き叫びながら弁明した彼女、その甲斐も虚しく、それは最後まで信用されることはなかった。

 密閉された空間から、必死になって叫んでいる幼少の頃のシルク。どんなに叫んでも、どんなに怒鳴っても、返事すらしてくれなかった女の子が、真っ暗な部屋の向こうに佇んでいた。

(コットンちゃん、どうして! どうしてあの時、あたしのことを無視したの?)

 シルクはそこから駆け出そうとした。だが、彼女は見えないバリケードにぶつかり尻餅を付いてしまう。

 何もないほどに透き通ったそのバリケードが、現在の彼女と過去の彼女との間に立ちはだかっていた。まさか、彼女は潜在的に、過去と現在が接触することを阻んでいたというのか?

 透明なバリケード越しから、彼女は割れんばかりの声でひたすら叫び続けた。どうして、どうして、黙ったままなのか、と。

(あたし、後で知ったんだよ。悪戯したの、コットンちゃんだってこと……)

 バリケードに手を触れたまま、悔しさに泣き崩れていくシルク。

 王女という同じ身分の親友に届かなった思い。声すら届かず儚く散っていく友情の形。

 彼女の成熟していない心をいつまでも、その苦々しい過去が雁字搦めに締め付けていた。


 シルクがハッと目を開いた瞬間、そこには、雲一つない青空が広がっていた。

 そしてもう一つ。彼女の顔色を窺っている、凛々しい顔立ちをした誇り高き紳士の姿。

「……姫?」

「あ、クレオート……」

 悪夢から醒めたシルクは、潤んだ瞳を悟られまいと、起き上がるなり涙ぐんだ顔を両手で覆い隠した。

 うなされていたようですが?と、クレオートは不安げな視線を彼女に送っている。

「大丈夫よ。ちょっと昔の、あまり思い出したくない過去が夢に出てきただけ」

 思い出したくない過去――。その時、なぜかクレオートの表情にも、薄っすらと灰色の雲がかかった。

 野原のはるか先の虚空へ目線を泳がせた彼は、寂しそうな声色で静かに語り始める。

「わたしにも、そんな苦い経験がありますから、姫のお気持ち、十分に理解できます。生きている限り、過去から逃れることはできませんからね」

 苦い経験とは何であったのか? クレオートはそれをつぶさに語ることはなかったが、これまでに見せたことがないその憂慮な表情が、事の深刻さを物語っていたと言えなくもない。

 過去に古傷を持つ者同士、この闇魔界のど真ん中で傷を舐めあっていても仕方がない。少なくともシルクはそう心に思い、必要以上に彼を詮索しようとはしなかった。

 それでも、長い冒険の旅をともにする仲間として、彼の素性だけは知っておきたいと願う彼女、深入りしないまでも、差し支えない範囲で聞いてみたい。

「ねぇ、クレオート……」

 シルクが話しかけようとした瞬間だった。

 それを遮るように、クレオートが静かに腰を上げようとした。そんな彼の視線の先には、野原を蛇行する川面のそばで屈んでいる人の後ろ姿があった。

 注意深く目を凝らしてみると、その人は川のほとりに立つ石碑にお参りをしているように見える。

 艶やかに磨かれたコバルト色の石碑、青く透き通った川のほとりに眠るものとはいったい?

「姫、少しだけ失礼します」

 まるで誘われるかのごとく、その石碑と参拝者のもとへ近寄っていくクレオート。

 ちょっと待って! 置いていかれたシルクは気が気でないのか、慌てて立ち上がるなり、真っ直ぐに歩く彼の真紅の鎧を追いかけていった。

 石碑の前にしゃがみ込み、無心になって手を合わせている人の後ろ姿。近づくにつれて、その人物が黒い髪の毛を肩まで伸ばした女性であることがわかった。

 背後から人の気配を感じたのだろう、女性はおもむろに顔を振り向かせる。

「あら、あなたたちは?」

 麗しく大人びた顔立ちから、三十代ぐらいと推測できるその女性。

 鎧を身にまとった男性と、武闘着を身に着けた女性を目の当りにして、彼女はびっくりしたように目を丸くしていた。

 クレオートは平身低頭で無礼を詫びつつも、立派に建立されている石碑に興味を示していた。

「ご参拝のお邪魔をして申し訳ございません。この石碑ですが、どなたかの墓碑か何かでしょうか?」

「ああ、ここには、都をこのように大きな街に築いてくれた、由緒正しき創設者が眠っているんです」

 光沢のある石碑の中央には、次のような文字がくっきりと刻まれていた。

 ”統制の技を持ち、統治の力を持つ、都の創設者カザーム この地で安らかに眠る”

「都に住んでいる人が、いつまでも、こうして長らく生きていけるのは、創設者であるカザーム様のおかげなんですよ」

 この都の生い立ちは、闇魔界の中から切り取られた、何も存在しない一つの空間から始まった。

 そこに取り込まれた人間たちは、創設者として才能を発揮するリーダーの指示のもと、地獄の中でもどうにか暮らしていける、そんな快適な環境を構築しようと、限られた自然を駆使して奔走した。

 土を耕し種を植える。大地を掘って道や川を造る。そして、緑を増やし風を呼ぶ。

 石を築き住居を構えた祖先たちは、それはそれは長い年月をかけて、人間が人間らしく生活できる、歓喜の都と呼ばれる最高のオアシスを築き上げていったのだ。

「だから、わたしたち都に住まう人間は、カザーム様を生涯、崇めなくてはいけない宿命なのです」

 墓碑にもう一度手を合わせる女性は、まるでこの都のガイドのように親切丁寧に語り部を担ってくれた。

 クレオートとシルクの視界に広がる、穏やかに流れる綺麗な小川。瑞々しいほどに青々しい川のせせらぎは、都の貴重な水源となり、都の繁栄の象徴なのだという。

 栄枯盛衰もあろうこの地の行く末を、冷たく真っ暗な土の中で見守っている創設者。そんな勇敢なる開拓者に敬意を表し、シルクたちも墓標である石碑にそっと両手を合わせた。

「どんな時代も、どんな世界でも、立派な指導者がいないと、国や街が発展することはないのよね」

「国であれ街であれ、そこを取りまとめる指揮者がいなければ、いつかは崩壊してしまうでしょうね」

 未来すら約束されない闇魔界だからこそ、生きる道筋を示す指導者の存在は不可欠。シルクは少なくとも、その道しるべの一人になれたらと心に願い、気持ちもやる気も奮い立たせていた。

「まったくその通りです」

 ふと、そばにいた女性の溜め息交じりの声が漏れた。

 美しい川面に視線を落とした彼女の表情は、とても悲しそうで憂いを示すものだった。

「創設者カザーム様の亡き後、この都の統治は代々、都長と呼ばれる指導者へ引き継がれました。街の行政を担う都長は、魔物の侵入を防ぐために軍隊を組織して、都の平和かつ安定化に務めました」

 人望を集める都長と、軍隊を率いる軍曹が陣頭指揮を執り、最強タッグとも言えるこの二人のおかげで、歓喜の都は数十年に渡り、ご覧の通り隆盛を極めて、隣の村の住民からも羨ましがられるほどの大都市にまで発展した。

 ところが、長い年月を掛けて築いた繁栄の裏側で、この都の進むべき方向を巡って、指導者たちに軋轢が生じてしまったのだという。

「数年前、人々が平和で賑やかに暮らせる都の有り方に、疑問を抱く者が現れました。その人物とは、都の治安を任されていた軍隊を統括する軍曹でした」

 絶望の淵から逃れようと快楽に溺れて、命を終えるまで楽しく生きることがすべてと考える都長。

 絶望の淵から目を背けたりせず、厳しい現実の中でも自分を見失わないよう生きる道を説く軍曹。

 都の執行部二人の意見が真っ向から対立し、この地に暮らす人々も、それぞれの考えのままに分裂してしまったそうだ。

 お互いに譲歩し合えないと再三の交渉も決裂し、都長に見切りをつけた軍曹は、一部の軍隊や住民たちを引き連れて、陽の光が届かない地下に拠点を構えることになった。

 それこそが、つい先ほど、見ず知らずの男性が近づくなと警告した、空き地の隅っこで入口を塞がれていたあの地下街なのであった。

「もともと地下は、魔物の攻撃から身を守るシェルターの役割だったのですが、そこへ移り住んだ彼は、同志たちと居住区を造成して、いつしか、地下街王と呼ばれて、地下街を牛耳る支配者となってしまったのです」

 緊急時の避難地であるためか、地下街への入口はどうも一つではないのだという。

 そのため、地下に移り住んだ者たちは、都の人間が無用に侵入しないよう入口に鉄格子を張り巡らし、入場チェックまで厳重に管理するようになったそうだ。

 地下の支配者と成り上がった、地下街王と名付けられた元軍曹。巧みなる話術と洗脳のような教えを説き、地下街に集結した者たちを一枚岩へとまとめ上げていく。

 さらに彼は気勢を上げて、魔族の群れと戦ってきた武力を駆使し、この地上である都の弾圧という、攻撃的な革命すらも虎視眈々と狙っているというのだ。

「いざ革命など起こってしまったら、本来、争う必要もない人間同士が互いに血を流し合い、無駄な命が奪われてしまうでしょうね……」

 その女性が落胆しながら口にした、欲望と快楽だけが飽和する歓楽街に隠されていた虚しい現実。

 都長も地下街王も、自分の主張を貫き通すばかりで、この闇魔界で生き続けるしかない者の不幸など、まったく顧みようとはしない。

 当然ながら、彼女を含めて他の住民たちに、彼ら指導者の暴挙を止めることなどできるはずもなかった。

 あまりにも無意味で、不毛な現実を聞かされたシルクとクレオート。内心穏やかではいられないのだろう、その表情にやり切れない暗色な影を落としていた。

「何とかしなきゃ!」

 シルクの震える唇から漏れた一言は、憤りと焦りの混じった心の叫びのようであった。

 人間同士がいがみ合い、憎しみ合い、そして、争い合うことなど、それこそ本末転倒。お互いの主張もあるだろうが、どこかで妥協案を見出して、円満的な解決が望ましいことは誰にでも理解できることだ、と。

 それにはクレオートも同意見だった。この世界に住まう人間たちが手を取り合い、魔族の脅威に万全たる体勢を備えることが先決だろう、と。

 そう、あたしたちが止めるしかないんだ! 彼女は握り拳に渾身の力を込める。

 凛々しくも毅然とした物腰で、まるで英雄のごとく立ち振る舞うシルクとクレオート。

 そばにいた女性は目をパチクリさせて、これまでに見たこともないその雄々しい冒険者たちに動揺し、ただただ声を失って絶句するしかない。

「どうか、教えてください。革命を起こそうとしている、その地下街王に会える方法を!」

 シルクの熱意のこもった声で、その女性は驚いたのかビクッと鼓動を震わせた。

 思わず仰け反ってしまった女性は、しばらく唖然としていたが、その数秒後、知らぬ存ぜぬとばかりに、弱々しく頭を左右に振った。

 いざ行動に走りたくても、スタートダッシュに躓いてはどうしようもない。もどかしさのあまり、途方に暮れてしまうシルク。

 地下街への扉を破壊して侵入したところで、革命に沸く連中を無闇に刺激してしまうだけ。それだけは是が非でも回避したい彼女、暴力や戦闘のないままに、どうにか地下街王に会う術が欲しかったのだ。

 無駄骨になるかも知れませんけど……。その時、そばにいる女性から消え入りそうな声が漏れてきた。

「無駄とわかっていても構いません。教えていただけませんか?」

「は、はい。きっと、都長なら知っていると思います。だけど、あの人が地下街へ行ける術を素直に教えてくれるかどうか……」

 歓喜の都を統制する都長も、ただ快楽に溺れているわけではない。

 地下街の奥深くで燻っている火の粉は、百も承知のこと。彼は彼で、警察組織なるものを指揮し、地下街王の行動を常日頃から監視しているそうだ。

 そんな緊迫している最中、素性も知らぬ冒険者が来訪しようものなら、きっと、不審者に扱われて追い出されてしまう可能性が高いだろう。

 都長が何よりも警戒していること、それは、部外者が無用に立ち振る舞うことで、都の住民たちの心が掻き乱されて、街全体の風紀と治安が危うくなることなのだ。

 門前払いも覚悟の上。シルクは何を言われようとも、地下街へ向かうただそれだけのために、勇ましきその決意を諦めようとはしなかった。

「このまま行動しなければ、平和も平穏もやってはきません。あたしは、あたしなりに、できることを試してみたいんです」

「わかりました。都長が住んでいるお屋敷は、この野原を越えたその先にあります。大きい建物ですから、近くに行けば、きっとおわかりになるでしょう」

 最後の最後まで親切丁寧に接してくれた女性は、冒険者たちの無事を祈るように胸で十字を切った。

 心優しい彼女の後ろ姿を微笑で見送ったシルクとクレオート。そんな二人の見据える先は、野原の先にあるという都長が鎮座している大きな屋敷であった。

「果たして、都長と呼ばれる人物は、わたしたちと謁見してくれるでしょうか」

「わからないわ。だけど、絶対に会ってお話をしなければいけない。ただそれだけよ」

 シルクとクレオートは不安から来る胸騒ぎを抑え切れなかった。

 快楽という悦びこそが生きる道と語る都の人たち。その一方で、悪と戦うことが生き延びる定めと言い切る地下の住民たち。

 その二極が激しく対立するこの地で、これからまさに、流血を避けることができない革命が勃発しようとしていた。

 それを阻止することができる者、百戦錬磨を潜り抜けてきた彼女たちは今、草原の大地を力強く踏み締めて、いざ動き出そうとしていた。

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