大丈夫、そのただ一言で救われる。

端的に言おう。とても良かった!



これは短編二話で終わらせていい話ではないと感じた。欲を言えば長編で読みたい。

急ピッチで書き上げたと聞いたけれど、そんな感じは全くしない。

シェアワールドというWeb文芸部の部内企画で設定は決まっていた。しかし、ほとんどが宮守さんの創作だから、これはこれでもう一度長く書き直して大賞に応募しても全然問題ないように思う。(そこはまた部内での相談にも寄るだろうけれど…)

異能力者、というだけで「五感が発達した異能力者」に発想できるのがまずすごい。


せっかくなので、宮守さんには(´~`)モグモグ(駄目だしを食すこと)をしてもらおうと思う。
最後の友達の部分は駆け足過ぎるのでもうちょっと描写がほしい。
それだけで物語はもっと膨らむはずだ。


とても完成度の高い作品だ。
ぜひ、皆様も読んで体感してほしい。

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音降る世界に