何飼ってる?


「ガガガァァ。行ってこい」


 山の中を真っ黒な四足歩行で目が三つの生き物を猟銃片手に追う人間の猟師

空には走る猟師をカメラで追っている機械が数台飛んでいる。


 血眼になって黒い生き物と並行に走って山を走り、黒い生き物が止まったところを猟銃で撃ち殺した。

 動かなくなった黒い生き物にゆっくりと猟銃かまえて近づくとボロボロの足でツ ンツンと数回小突いて死んだのを確認すると首を掴んで山を少し上がり、一か所に集められているところに置いた。

 一つため息を男が吐くと、首にくっついてる首輪が赤く光ると男の身体は操られたかのようにどこかへ向けて走った。



「オオァァァ。集まってきたか…」


 一つ目の大男の足元には首輪をつけた猟師たちがポツポツと集まっている。

 場所は広い会場に変わり、多くの一つ目の生命体たちは大男と猟師たちを撮るカメラと山の中を空から撮った映像が映るモニターを見て、盛り上がっている。


盛り上がる会場の奥


大きなテーブルに数人の高貴な一つ目たちが座り、皿には五本指の手が乗っている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る