第4章 雪の民 あとがき及び解説

 どうもまたまたO3です。休校期間も終わって本格的に学校が始まりました。そして、とうとう正式に受験生です。なのでしばらく更新頻度がダダ下がりになると思いますがなんとかやってきます()


 今回の舞台もまた北の極寒地。次の目的地への移動も兼ねてジルとラピスはシイナと共に大きな街、ポリックに向かいましたが吹雪に阻まれて動けなくなってしまいました。

 そこに現れたのがこの辺りの先住民族であるスウォー・ロゥ。モデルは何となくわかった方もいらっしゃると思いますがベースはアイヌです。あとはイヌイットもちよっと入ってる。


 ガク

 歳15

 白髪、青眼。それがスウォー・ロゥの特徴でまさにガクは典型的なスウォー・ロゥといえます。

 んで、すこぶる顔がいいと()

 O3はそんなにキャラクターをことごとく容姿端麗に設定しようとはしませんがやる時はとことんします。今回はかなり思い切って、この世のありとあらゆる顔の素晴らしいパーツをひとつにまとめたような感じにしました。卓ゲでいうAPP18以上レベルです(わかりにくい)


 ガクはちょろちょろ設定が最初から変わってますが、かなり大人びているが中身はちゃんと子供らしいところもある、ということだけは変えずにここまで来ました。7話辺りでそれが出せたと思いたい。

 本当は3話とかでもっと出したかった。最初はその辺で見つけたうさぎを美味しそうだからっていう理由だけで捕まえたりするのも考えてましたがボツになりました()


 そして、話全体の感想。


 大きなテーマは生命感と覚悟でしょうか。

 やはり前回の解説で宣言していたとおり、かなり荒々しいものになりました。


 ジルの酒場での暴れ様とラピスの経験。何となく対になっているようになったなと思ってます。

 人を何かしらで傷つけるということはそれなりの覚悟が必要です。たとえそれがその時の感情に任せて出てしまったものでも後で大きくのしかかってくる。そんな経験は現実でも起こりうることでしょう。初めてのことならのしかかるものはより大きく感じられるはずです。

 傷つけるという行為に慣れてしまってものしかかるものが完全に消えることは決してありません。普段は頭の奥へ追いやられていても、ふとしたことで思い出されるものであり、ずっと背負っていくものとなります。


 ラピスの場合は経験することで背負うべきものが出来た。そして覚悟を固める時であると。

 ジルはその行為に慣れてしまっているがそれが消えることはなく背負っていく覚悟ができている状態ですね。


 あとこの物語の全体のテーマが生きるための「強さ」なので今回は「何かを背負うための強さ」が題となっていると言えるでしょう。


 これからも二人の旅は進んでいきます。次の舞台はちょっと雰囲気が変わるかもしれません。


 最後になりましたが今回もここまでお付き合い頂きありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。では。

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