第7話 制裁の時間

「お楽しみの所悪いな。」

 薄暗いく密閉された部屋に『VRの様な物をした黒い男』が入ってきた。

 その男のVRからは両手を鎖の様な物で拘束されていて、下半身が裸の若い女性兵士と捨てられた迷彩柄のズボンとグチャグチャに濡れた女性用下着。それに覆いかぶさっている親ロシア派の男の姿が画面いっぱいに映し出されていた。

「クソォッ!」

 男が殴りかかってくる。しかし、

「まぁ落ち着け。まぁ、そこに腰でもかけてくれたまえよ。」

 右手に持っていたG18Cで脚を撃ち抜いた。男は崩れ落ちる。

「クソ、、。貴様ぁ!!」

「さてと。話をしよう。今は退屈なんだ。」

 黒い男はその男の前にしゃがむ。黒い男の声は優しそうだったがどこか不自然で、殺気が丸出しだ。

「ほら、駄目じゃないか。女の子に乱暴しちゃ。お父さんとお母さんが悲しんじゃうぞ。」

「う、、るせぇ、、、。」

 男の脚からはドロドロと血が流れる。

「ねぇ!誰だか知らないけどこれを外して!」

「うるせぇ!後で助けてやるから俺の趣味を邪魔すんじゃねぇ!」

 黒い男は女性兵士にブチギレた。

「悪い。邪魔が入っちまったな。」

「あ、、あ、、、あ、、」

 男は倒れながら胸に手を突っ込む。

「こらこら。最後まで人の話を聞かないとダメだろう?これは没収だ。」

 男が胸の銃を手に入れる前に黒い男が男の胸に手を突っ込み、銃を没収する。そして、マガジンから全ての弾を捨てて銃のピンを抜いて捨て、スライドを引き、銃を分解した。

「こんな危ない物持ってナニしようとしてたんだ?ん?持ってる物全部だしてみな。怒らないから。」

 黒い男は男のポケットというポケットに手を入れた。すると、大量の『ゴム』と『おもちゃ』が出てきた。

「あれれ?何でこんな物持ってるのかな?てか、どこで買ったのかな?」

 見つかったものを男に見せつける。

「クソ、、、くたばっとけ、、、。」

「誰にそんな口利いてんだ?おい?」

 黒い男は男の髪の毛を引っ張り上げて思いきり男の顔を地面に叩きつける。

 男の顔からは血が出てきた。

「あぁ、血が出てきた。これは大変だぁ。」

「おめぇがやったんだろうが、、、、。」

「あ?うるせぇぞ。大人しくくたばっとけ。」

 もう一度男の顔を地面に叩きつける。

 男の顔の流血量が増えた。

「顔面から出血多量で死んじゃーう。」

「、、、。」

「何か言えよ。クソ野郎。」

 男は何か言ったらまた叩きつけられると思ったのか、今度は黙っていたら黒い男が理不尽に男の顔を叩きつけた。

「さてと。ここの女はお前がやったんだろ?じゃあ、まず最初の謝罪として謝ろうか?これは社交辞令だぞ。」

「、、、、。」

 男はどこか違う所を見て目を逸らす。

「謝れや。」

 黒い男は立ち上がり、男の右手を思いきり踏み潰した。ボキボキと心地の良い痛々しい音がする。

「あれ、骨が折れちゃいましたね。」

 黒い男はふざけ半分で気に掛ける。恐らく、、、いや、絶対に気に掛けてなどいないだろう。

「この野郎、、、軍規違反だぞ、、、。」

「ざんねーん。俺はウクライナ軍でもロシア軍でもありませんでした。ざまぁ。てか、お前が言えんのか?おい。」

 また右手を踏みつぶされる。男はもう右手の感覚など感じなくなってきた。

「右手が震えてますよ?アル中ですか?大丈夫ですか?救急車呼びましょうか?」

 そう言いながらも右手を踏み続ける。右手はもう痛々しい紫色だ。

「早く私を開放して!」

 女性兵士は怒って黒い男にそう言う。

「うるせぇっつってんだろ!何度後で開放すると言えば良いんだ!」

 黒い男は女性兵士にまた怒鳴った。

「おい!こんなんでくたばってんのか?俺の『お楽しみ』はまだまだ続くんだぞ!もっと楽しませろよ!クソ野郎が!」

 黒い男は床にへばっている男に怒鳴った。男は脚から血を流して意識が朦朧としている。

『おいリーパー、さっさと捕虜を連れて来い!』

「うるせぇ!!どいつもこいつも邪魔しやがって!ちょっとだけ待てっつってんだよ!粛清ずんぞ?あぁ!?」

 黒い男は味方の催促の無線にブチギレる。もうただの狂人だ。

「いやー、参った参った。どいつもこいつも邪魔ばっかり、、、。悪いな。もう手短にさせてもらうわ。」

 そう言うと、黒い男はナイフを取り出す。そして、男を仰向けにし、局部をナイフで切った。

「ギャアァァァァ!!」

 男の股間からは大量の血が出てくる。

「このクソッタレめ。二度とヤれないようにしてやる。」

 次に男の下の『袋』にナイフの刃をグチャリと入れる。

「ウァァァァ!!」

 男はわめき散らす。顔は色々なものでグチャグチャだ。

 そして、出てきた『玉』も切る。

「はい。去勢手術は完了。代金はお前の命だ。」

 男の横にはさっき切って出てきたものが転がっている。それを見ていた女性兵士は目を逸らす。

「お前。無理やり犯しまくってたんだろ?お前も死ぬ前に味わっておけ。」

 黒い男はそう言うと、男の股間の前と後ろのちょうど真ん中をナイフで刺した。

「アァァァァァ!!」

「どうだ。痛いだろう。『これ』をお前は無理やりやったんだ。」

 ナイフで刺したところからは血が出ている。

「テメェの『タマ』でもしゃぶってろ。」

 そう言うと、男の横に転がっていた二つの『玉』を拾い上げ、男の口の奥にねじ込む。男にはもう力は無いのか、吐き出そうともしなかった。

「そんなに大きいのが『欲しい』か。ちょうどここに大きいのが転がってるからねじ込んでやるよ。」

 転がっている男の『ムスコ』を汚そうに拾って、男のさっき作った『穴』にねじ込む。

「気持ちいだろ。お前も無理やりそうしてたんだ。じっくり味わえ。」

 男はもう死にかけだ。出血多量でじきに死ぬだろう。

「お前はラッキーだ。なんでかって?そんなの、『イったまま』死ねるんだからに決まってるよな。」

 黒い男は男のポケットからカギを『借りる』。

「こ、、、、ろ、、、、、せ、、、。」

 男が聞こえるか聞こえないか位の声で何かを言う。

「え。嫌だよ。だってお前もそうだったじゃん。止めてって言ってるのに無理やりヤったんだから。まぁ、お互い様だよね。」

 そう言って黒い男は拘束されている女性兵士に近づく。

「おっと、これは失礼。美しいレディーに汚い男の血がついてしまう。」

 黒い男は着けている血だらけのグローブを外す。

「汚い男の手ですがお許しくださいまし。」

 そう言って女性兵士を開放する。すると、

「死ね。」

 女性兵士は開放された途端、男の顔面を蹴り散らした。

「死ね死ね死ね死ね死ね、、、、。」

 女性兵士は下半身が裸のまま、男を蹴り続ける。

「なぁ。それじゃあお前、ただの『痴女』だぜ。パンツも穿かずに。」

 黒い男は女性兵士に下半身が裸の事をしらせる。

「変態!こっち見ないで!」

「いや、、、。下半身裸の女が騒いでたらそりゃ見るでしょ。」

 女性兵士は顔を真っ赤にした。

「んで、穿くモンは。その『濡れてるヤツ』穿くの?」

 黒い男はグチャグチャに濡れた『布切れ』を指さす。

「んな訳無いでしょ!?バカ!変態!」

 またもや顔を真っ赤にした。

「そんな事言ったら、何穿くの?」

「確かに、、、、。」

 女性兵士は冷静になった。

「そうだ。良いモンがある。」

 そう言って黒い男は部屋を飛び出した。

 

 五分後。

「どうだ?ロシア軍製迷彩ズボン。生地が丈夫で動きやすい。」

 どこからか、ロシア軍のズボンを持ってきた。それを女性兵士に手渡す。

「んで、これはどこから持ってきたの?まさか、、、」

「いや。装備保管庫から持ってきた。」

「あ、そ。」

 黒い男は「まさか敵から脱がせたズボンじゃないでしょうね!?」って感じの質問が来ると分かったため、『嘘をついた』。

―――――一番清潔そうなヤツから脱がせてきたなんて口が裂けても言えねぇ、、、。

 しかし、嘘はバレる事無く、女性兵士はズボンを穿いた。

「さぁ行くぞ。味方が待ってる。あ、、、でも、一名変態がいるからまた犯されないように。」

「私は処女だ!まだ犯されてない!!」

「痛いです。はにゃしてくだしゃい(放してください)。」

 黒い男はほっぺたをぐにー、と引っ張られた。






 

 

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