憂鬱の詩
扇風機の音が、いつもより大きく聞こえた。
偶然で始まって運命で終わりたい。
言葉にすると叶わないってほんと?
ずっとあの子の理想がいつまでも届かなきゃいいと思ってる。
永遠に縋っても救いはない。
不幸に縋っても意味はない。
あの子に縋っても夜の風は止まない。
その数多くの痛い現実に気付いてしまったのはいつだったか。
考えることを放棄してしまいたい、とまた考えを巡らせてしまう。飽き飽きだ。
空が白み出した午前4時。
誰か、どうか私に息継ぎの仕方を教示してくれと願った。誰かいますか。私はここです。
ああ、まだ世界に溺れている。
さよならもまたねも
いつまで経っても言えないな。
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