第3章終了時点 『薔薇十字団』編


グレイ



年齢:17歳

身長:166cm

体重:57kg

血液型:A型

誕生日:9月29日

ランク:中級

魔法:降臨

魔獣:ミカエル

属性:光、火

人間性:9

髪/目:お下げの黒髪/黒色の瞳

イメージカラー:黒



 イギリスの魔法少女部隊『薔薇十字団』のリーダー。


 一人称は「私」。生真面目で難しい性格。誰に対しても敬語で話す。大きな丸眼鏡を掛けており指先で持ち上げる癖がある。


 信仰心は非常に高く、聖典の教えに忠実に従っているが解釈を誤っているなどどこかポンコツな一面がある。魔獣や魔女には敵意を見せる一方で血を流すことは否定的であり、時にはリリアンに対し強く叱咤することもある。精神力は強いが、年相応に怖気づくこともある。


 同期であるリリアンには最大の信頼を寄せており、双方共に認め合うパートナーでもある。が、最近はリリアンの過剰なスキンシップに辟易としている模様。

 

 光と火の適正を持ち、両属性を司る魔獣『ミカエル』の加護を受け戦う。加護を得る呪文は『リロード・ミカエル』。加護を得ると瞳の色が黒から赤に変わる。相反する闇属性の魔力には敏感で、パンドラには強い敵意を示した。


 武器は二丁拳銃で、加護を得ることで魔獣と同化し身体能力を上げる『降臨』といいう魔法を使う。本来『降臨』は使用するたびに『人間性』が希釈していき、自我が魔獣に飲み込まれていくが、グレイは聖典の解釈を間違えているため魔獣化の進行が妨げられている。











リリアン



年齢:17歳

身長:177cm

体重:非公開

血液型:B型

誕生日:2月7日

ランク:上級

第一魔法:洪水

第二魔法:伝令

魔獣:ガブリエル

属性:水

人間性:8

髪/目:カールがかかった青緑色の髪/青色の瞳

イメージカラー:青緑



 イギリスの魔法少女部隊『薔薇十字団』のメンバーであり、水属性最強の地位である『青天』の称号を持つ魔法少女。


 一人称は「私」。おっとりふわふわとした雰囲気を纏っており、普段は敬語で話すがグレイに対しては甘えた声を上げる。また、日本人の相手には『〇〇=サン』と呼称する癖がある。


 母性に満ち溢れており、まるで聖母のような印象を持たれるがあくまでも表の顔。グレイに対して病的なまでの愛情を注いでおり、彼女に危害を加える者には本性を隠しつつ迫りくるという腹黒い一面がある。とはいえ、過激な思想を持っているわけではなく人並みに正義感を持ち合わせており、怒りを顕にするなど感情的になりやすい。


 同期であるグレイには最大の信頼を寄せており、双方共に認め合うパートナーでもある。が、その比重は圧倒的にリリアンの方が大きく、グレイは苦手にしている模様。だがそんな彼女が愛おしいので今日もリリアンはグレイに過剰なスキンシップで迫っている。

 

 グレイと同様、『降臨』により魔獣ガブリエルの力を再現しているが、リリアンの場合は二つの性質を発現させている。


 第一魔法は『洪水』。変身の呪文は『ブロウ・ガブリエル』。武器はラッパであり、属性は水。

 ラッパから水を発生させる魔法だが、その量は通常の魔法少女たちとは一線を画す。通常、水属性の魔法は周囲の環境の影響を強く受け、ある程度の水量や空気の湿度が高くないと発生できないのだが、リリアンは水がなくとも濁流を発生させることができる。普段はレーザーのように高圧力で水を発射させて攻撃に用いているが、波浪を形成したり、水球を形成してその質量で押しつぶしたりすることも可能。


 第二魔法は『伝令』。変換の呪文は「テレパス・ガブリエル」。こちらも武器はラッパで、属性は水。

 水属性の魔力が持つ『伝播』の性質と魔獣ガブリエルの持つ『メッセンジャー』という役割を最大限に発揮させた魔法。周囲を魔力を伴った極薄の霧で覆い、その範囲内でテレパシーを伝えられるようにする魔法である。これにより、複数の人物に同時に意思を伝達させることが可能になる。


 グレイと異なり、リリアンは聖典に対する信仰心が薄く、それ故か魔獣化の進行が妨げられている模様。










パトリシア



年齢:16歳

身長:159cm

体重:50kg

血液型:A型

誕生日:12月1日

ランク:低級

魔法:陰陽術

魔獣:不明

属性:土

人間性:不明

髪/目:金髪のショートカット/琥珀色のキツネ目

イメージカラー:琥珀色



 イギリスの魔法少女部隊『薔薇十字団』のメンバー。


 一人称は「ウチ」。イギリス人であるはずだが、何故かエセ関西弁を話す。楽観主義な性格でドラゴン討伐作戦でも能天気に過ごしていた。しかし、事態が一変したときには血相を変えるなど仕事は真面目にこなしている。同期のエミリーと特に仲が良く、彼女と行動を共にすることが多い。『〇〇たん」と呼称する癖がある。


 実力は『薔薇十字団』の中でも低いようでドラゴン討伐作戦では医療班を担当していた。どうやら人間の『気』を読み取ることができるらしく、それで容態や人柄を把握しているらしい。


『ガンドライド』のアヤメとは面識があり、その名を聞いた時は怒りを顕にしていた。


 魔法は陰陽術。武器は呪符(陰陽術で使われる札)。属性は土。

 本来、『薔薇十字団』の魔法少女は聖書に登場する天使が名付けられた魔獣の力を宿しているが、パトリシアは何故か聖書とは程遠い陰陽術を使用している。五芒星の魔法陣を出現させ祓詞を唱えることで魔法を発動させることが可能。


 なお、パトリシアは親友のエミリーを含め決して己が戦う姿を周囲に見せることはない。ドラゴン討伐作戦でも戦闘に参加していたが、死角に隠れ一瞬だけ陰陽術を発動させて足止めさせた後に前線から退いていたため、彼女が魔法を行使する姿を誰も目撃していなかった。











エミリー



年齢:16歳

身長:157cm

体重:46kg

血液型:O型

誕生日:3月3日

ランク:低級

魔法:降臨

魔獣:ラファエル

属性:風

人間性:8

髪/目:緑色のウルフカット/深緑の眠たげな瞳

イメージカラー:深緑色



 イギリスの魔法少女部隊『薔薇十字団』のメンバー。


 非常にマイペースな性格であり、常に気怠げにしているいわゆるダウナー系女子。語尾を伸ばして話す癖がある。温厚な性格だが思ったことは正直にズバズバと言うため時折口が悪くなる。パトリシアとは親友である。


 パトリシア同様『薔薇十字団』の中でも戦闘力は低く、ドラゴン討伐作戦では医療班を担当していた。特に魔法は治療に特化しているため、負傷した魔法少女の手当に専念していた。


『緑天』のミスティアは実の姉である。彼女に憧れ魔法少女となったが、『薔薇十字団』に所属して以来再会は叶っておらず、ドラゴン討伐作戦でも姿を見せなかったことに落胆していた模様。


 魔法は『降臨』。武器は弓。属性は風。

 魔獣ラファエルの加護を得る魔法。ラファエルは癒やしの象徴とも言われており、その性質を強く受け継いだためか、治癒させる能力に特化している。本来、治癒能力は水属性の性質であるため、かなり特異な魔法。ヒスイのように、気流を起こして攻撃することも可能だが、威力は低く矢の殺傷能力を高める程度までしか発揮されない。そのため、エミリーは確実に魔獣を仕留められるよう、魔石で製作された矢を用いている。また、風を操って身体能力を高めることも可能。戦闘ではこちらの能力をメインに扱っている。









 


ローゼン・クロイツ


年齢:外見では40代

身長:181cm

体重:75kg

血液型:O型

誕生日:不明

髪/目:薔薇色の髪/薔薇色の瞳

イメージカラー:薔薇色


 『薔薇十字団』の指揮官。『連盟』から派遣された指揮官。


 一人称は「拙者」。語尾に「~っす」と付ける癖がある。


 聖職者のような金色と薔薇色のストラを着用し薔薇色の帽子を被った如何にも怪しい格好の男。『連盟一胡散臭い男』とまで呼ばれており、周囲からは冷たく接されているが、実際は『連盟』の中でも数少ない良心の持ち主であり、常識人でもある。


 魔道具の開発を専門とする錬金術師であり、『薔薇十字団』の武具は彼が開発している。魔法少女は兵器であると客観的に冷たい評価をしつつも、彼女らの人権と生活は保護されるべきと考えている。


 咲良とは長年交流を続けているが魔獣の細胞を移植して魔法少女を生み出す彼女の実験には疑問を抱いており密かに監視している。彼女の同期であるミズキには気を良くしており、喫煙仲間として接している。だが同時にミズキの扱いの悪さには手を焼いている模様。




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