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 落ち着かない。いつも誰かに見られているような気がする。

 いつからだろう。気がついたら何者かに監視されているような気配を感じた。それは一人きりのはずの時も、誰かと一緒の時も変わらない。屋敷でも、街でも、王城でも、領地の畑でさえ、どこかから視線を感じる。

 カーティス・メランコリーは深い溜息を吐く。

 職業柄、監視する方だ。探るのは得意。しかし、探られるのは気分が悪い。

 なんとなく、原因に心当たりがある。

 王女だ。

 我が国の王女は光り輝くように愛らしい。年齢の割に少し幼くは見えるが、それは彼女の兄である王子もまた同じ為、さほど気にする者はいない。ただ、見る者を魅了する愛らしさを持っている。

 その王女が、どういうわけかカーティスに好意を抱いているらしい。それは熱烈に。

 伯爵位はあるもののお飾りのようなもので、実態は王宮に仕える諜報員であり、他国に潜入したり、他の貴族を監視したり、時と場合により役割を演じ分け、命令によっては暗殺も担うカーティスにとって目立つことは避けたいものだ。しかし、自国の王女に言い寄られるとなると目立ってしまう。

 おそらくはカーティスの動きを知りたい他の貴族もしくは王宮の他の諜報員が監視しているのだろうと予測できる。

 王女はとても愛らしいが幼い。そして身分が違いすぎる。何より親友の妹だ。

 カーティスの親友であるスウィート・シュガーは次期国王となる王子で、妹を溺愛しすぎている兄だ。王族として、一人の男性として、彼は完璧だろう。やや幼い外見を除いては。

 決して幼すぎるわけではないのだが、どういうわけか、やや少年的に見えてしまうのだ。そして極度のシスコンで、妹と並ぶと十は若く見えてしまう。二人とも決して背が低いわけではないのに、纏う雰囲気がどこか幼く感じさせる。これは王家の血筋というものなのだろうか。

 悪い男ではない。玉座も相応しいと思う。しかし、近頃の彼はどうも距離が近すぎる気がする。王族であればそろそろ妻を持っていないと問題になる頃だろうに、全くその気配がないということはそういう趣味なのではないかと勘ぐってしまう。

 冗談じゃない。王族二人に言い寄られるなんてことになってはカーティスの目立たず平凡に暮らすという目的が果たせない。目立ちすぎる。折角目立たず記憶に残りにくい平凡な容姿に生まれることができたというのにこんな嫌な目立ち方はしたくない。二人には悪いが仕事に誇りを持っている。


「それにしても……この僕をこんなにも長期間監視できるなんて、たいした腕ですよ」

 王子の部屋のメランコリー伯爵家では到底手が届かないような高価な椅子に我が物顔で腰掛けながら零す。

「まぁ、君の正体を知っているのは私と父上と宰相くらいだからね。君が養子である事実も隠されているし」

 スウィートはあまり興味がなさそうに書類を眺めながら言う。

 彼は真面目だ。王位継承の為に着々と準備を進めている。妹の前以外では。

「あなたが姫の前で妙なことを言い出すから、僕にとっては大変迷惑な噂が流れているのですが?」

 目立たず平凡に穏やかに暮らしたい。

 任務によっては豪遊して見せたり、没落しているように見せたりすることもあるが、基本は可もなく不可もなく、なにも目立ったところのない伯爵という印象を大切にしているカーティスとしては王族に言い寄られるのは迷惑だ。

「なにを言っているんだ。愛だよ、愛。私は君を愛している。その言葉に偽りはないよ」

 スウィートは書類から目を離さずに言う。

「唯一の王子が同性愛者という噂が立つのも国民にとっては大きな損害です。そもそも僕はそれを迷惑だと言っている」

 王子と友人であること自体が目立ってしまうのだが、幸いこの外見だ。使用人もしくは従者だと思われることの方が多い。だからわざわざ流行遅れの服を着ているのだ。

「愛しているのは事実だ。だからスパイシーから守ってあげているんじゃないか」

 ようやく書類から顔を上げたスウィートは理解できないという顔をしている。なぜ怒っているのか。彼はそれ自体が理解できていない様子だ。

「姫から守るにしても他にもやり方があるでしょうに。大体女性一人、それもお姫様が僕に直接危害を加えられるとは思いませんよ」

 スウィートの妹、我が国の王女であるスパイシーは愛らしい外見通り、いかにもか弱いお姫様だ。そんな彼女が訓練を重ねたカーティスに危害を加えられるとは思えない。

「見た目に騙されるな。スパイシーはそこら辺の騎士よりずっと強いぞ」

 スウィートは真面目な顔で言う。しかし、彼の場合はどこからが冗談でどこからが本気なのか判別しにくい。

「ご冗談を。確かに他のご婦人と比べると少々筋肉の付きが良いようには見えますが、重たいドレスを纏ったお姫様ですよ?」

「ドレスを脱いだらどれだけ動けるか考えてみろ。スパイシーのドレスは騎士の鍛錬に採用するべきだと思うぞ。それに、中にはいくらでも武器を隠せるだろう」

 どうやら本気らしい。

 確かにご婦人のドレスは重い。一種の鍛錬になるだろう。特に王族ともなるといろいろ装飾が増える。

「それでも、彼女はお姫様ですよ。護衛や監視がいくらでもいるでしょう?」

 王族が一人で歩き回るなどスウィートでもない限りあり得ない。彼はとても隠れることに特化した魔力を持っているため、護衛を簡単に撒いてしまうのだ。

「カート、一番重要なことを忘れている。スパイシーは私の妹だぞ?」

 真面目な顔で言われ、カーティスは考え込む。忘れたつもりはない。しかし、スウィートが言いたいのはそういうことではないはずだ。つまり、お姫様だとかそう言った部分ではなく、彼と個人的な繋がりとしてみる必要がある。

「……性格と魔力、どちらのことを言っていますか?」

「両方だ。特にスパイシーは厄介だ」

 スウィートはふふっと笑う。

「厄介?」

「私の魔力の一つ、追跡の能力は相手の痕跡を辿り追うことができるが、スパイシーは更に詳細に追える。さらに、千里眼を持っている。狙った相手をどこに居ても監視できる、まぁ……隠密向きの能力だな」

 この兄妹はなぜ王族に生まれてしまったのか。カーティスは頭を抱える。

 正直羨ましい。その能力が欲しい。

「あなたたち兄妹の能力があれば僕の仕事はもっと楽に片付きますね」

 尤も、この仕事は嫌いじゃない。標的を待ち構える時間の楽しさ、逃げられるかもしれないギリギリの緊張感。難易度が高いほど満たされる達成感が長続きさせる秘訣だろう。

「むしろ、制御が難しい魔力を持っているわりにそこそこ使いこなしているカートの方に驚くけどね」

 スウィートはあまり興味がなさそうに新しい書類の山に手をつけ始める。

 カーティスの魔力は何かに特化したものではない。ざっくりと、風の性質を持ち、軽く物を運ぶ程度から斬撃に応用するなど幅広く使える代わりに他の魔力と比べ制御が難しい。それでも炎じゃないだけマシだ。炎の魔力は制御できなければそれだけで命が危ない。

「あなたたち兄妹が特化しすぎなだけですよ」

 特化した魔力はその用途には非常に優れているが、裏を返せばそれ以外の応用はあまり利かないということだ。

「殿下は全く攻撃魔法が使えないじゃないですか」

「そのために護衛が居るのだろう? 私は追うのも隠れるのも得意だから、自分で戦う必要はない」

 追えるということはつまり相手がどんな風に追ってくるか予測が立てられると言うことだ。そして、隠れる能力。逃走にかけては専門家だろう。しかし、欠点もある。隠れる魔力が隠せるのは本人だけだ。

「スパイシーの千里眼は予知も兼ねているからな。試験の出題範囲がわかれば点を取るのはさほど難しくないと本人も言っている。我々王族に必要なのはこういった実用的な魔力だ」

 王族が追跡の魔力など必要とする場はそうそうないと思ったが、口には出さない。

「金と権力のある人間に一番持たせちゃいけない魔力の気はしますけどねぇ」

 控えめに言ってスパイシー王女は可愛らしい。可憐だ。少し幼い外見の女性が好みの男性なら間違いなく魅了されるだろう。そうでないとしても、可愛らしく、どこか小動物のように愛でたくなる雰囲気を纏っている。それに王族だ。地位や権力が欲しい男はごろごろいる。つまりこの国で一番倍率の高い女性だろう。

 それなのにだ。どういうわけか彼女はカーティスに執着している。

「でも、まさかご本人が僕をつけ回している訳ではないでしょう? 女性というものはあれこれ着飾ったり、お茶会をしたり、噂話をしたりとお忙しいでしょうし」

「スパイシーならその場になくても君の様子を観察し続けることができるよ。そういう力だから」

 彼女の兄に断言されたところで、どうしても想像できない。

 会う度に好意を見せてくれているのも、頻繁に贈り物をくれるのも知っているが、王女自らがそんなことをするだろうか。

「スパイシーとの結婚が嫌なら、私と結婚すればいい」

 書類に視線を落としたままスウィートが言う。

「……しれっと気持ち悪いことを言わないでください。僕の性愛対象は女性です」

 と言っても、結婚の予定はないのだが。

 結婚なんて厄介なだけだ。家族が居ると仕事がやりにくくなる。

「そうは言っても、スパイシーなら君に言い寄る女がいればその女の家を没落させることも簡単にやってのけると思うけど。父上はスパイシーに甘いからな。少し前にスパイシーのドレスを汚してしまったお嬢さんは三日ほど投獄されることになったよ。あのときスパイシーが気にしていないとちゃんと伝えていなければ、今頃彼女は断頭台だっただろうな」

 恐ろしい。法をなんだと思っているのか。

「一応我が国は法治国家のはずなんですけどねぇ。スパイシー王女は愛らしい方ですが、そんなに気性が激しいという噂も耳にしませんよ?」

 むしろ愛らしい外見に反して淡々とした様子が目立つと聞く。

 いつだかの夜会で彼女と出会う前は、スウィートの話からとても大人しくしっかりした少女という印象を受けたのに、今ではそれと正反対にさえ思える。

「恋は人を狂わせるのさ」

 スウィートはそう言って、それから思い出したかのように懐から一通の手紙を取り出す。

「忘れるところだった。必要ないとは思うけれど、メランコリー伯爵に招待状だ」

 それは夜会の招待状だった。勿論、そんな物がなくてもいくらでも紛れ込むことはできる。いつだかは給仕に紛れて諜報活動をしたし、王子の従者のふりをしたこともある。

「わざわざ招待状を寄越すと言うことは、爵位が役に立つ仕事、と言うわけですかね?」

「いや、スパイシーが君が来ないなら夜会に参加しないと駄々をこねてね」

 それはまずい。

「そんなことが万が一にも噂になれば僕はこの国で生きていけませんよ……」

 折角穏やかで平凡な暮らしをするつもりが……。

 顔を覚えられるようなことがあれば仕事ができず、譲り受けた家も失うことになるだろう。

「それに、僕は彼女のような可愛らしい、いかにもお姫様といった雰囲気の女性は苦手です」

 ちょっと微笑みかけられれば何でも言うことを聞いてしまいそうになる危険な空気を持っている。

「いかにもお姫様、ねぇ……まぁいいけど。スパイシーにも伝えておくよ。可愛らしい女性は好みじゃないと」

 スウィートはそう言って、それから楽しそうな顔をする。

「私のような可愛らしい男は好みと言うことでいいのかな?」

「……自分で可愛らしいとか言って気持ち悪くないんですか? あなたとそういう関係になるくらいならあなたを殺して国際指名手配された方がマシです」

 とは言え自身は愛国心の塊であると認識しているカーティスにとって国を裏切るような行為は苦痛だ。

「国に消費される自分に酔ってる君も普通じゃないと思うけど……国のためでも私と結婚はできないと」

「全く国益になりませんよ」

 カーティスは溜息を吐き、窓の外を見る。

 よく整えられた庭が美しい。が、視線を感じる。

 追っ手かと、庭を見渡すが、なぜか視線の主はもっと近い気がした。

「殿下、少し下がって。いつでも隠れられる準備を」

 念のためそう告げ、窓を開ける。

 少し顔を外に出した瞬間だった。

 スウィートによく似た顔がある。いや、彼以上に愛らしい印象のぷっくりとした果実のような唇と、薔薇色の頬、それに大きな揺れる瞳。

 スパイシー王女だと確信するまで時間が掛からなかった。

「えっと……王女? このようなところで……一体なにを?」

 混乱する頭のまま訊ねる。

 ここは二階。とはいえ、彼女は窓から顔を出しているわけではない。

 まるでヤモリのように壁に張り付いていたのだ。

 とても現実とは思いたくない光景だが、残念ながら現実のようだ。

 我が国の王女が、それも高価なドレスを身に纏ったまま、壁に張り付いている。一体何事だ。

「カ、カーティス……あなたにとっても会いたかったの……」

 泣きそうな顔で言う彼女は必死に壁にしがみついているようにも見える。

「そんなところに居ては危険です。動けますか?」

 声を掛けるが、彼女の手はぷるぷると震え、今にも落ちてしまいそうにも見える。

「……も、もう……指が……」

 理由はわからないが、こんなことで一国の王女を失うわけにはいかない。

「今、そちらに行きますから、動かないでください」

 救助しなくては。しかし、どうしたものか。あまり目立ちたくはない。しかし、魔術を使うか、本来の身体能力を活かすか……どちらかを選ばなければ彼女が墜落してしまう。

 やむを得ない。カーティスは決意する。

 下手に身体能力を知られるよりは魔術を使った方が良い。

 窓から半分身を乗り出し、風の魔力で王女を浮かせ、抱き留める。

「一体なぜあんなところに」

 部屋の中に引き上げ、彼女に問う。

「……だってぇ……お兄様の護衛が多すぎてお部屋に近づけなかったから、外からならたどり着けるかなって。お兄様ばかりカーティスと一緒でずるいもの」

 とんでもない王女だ。

「隣の部屋の窓から壁伝いでこちらに?」

「いいえ。上の階の隣の部屋からよ。あのお部屋、使われていないから」

「スパイシー、いくら君でもその高さから落ちたら大けがをするところだよ」

 スウィートが呆れた声で言う。

「元はと言えばお兄様が私のカーティスに迫るのがいけないのです!」

 今、しっかり「私の」を強調した。

「私がいつ王女の物になったのですか」

 思わず訂正する。

「前世も来世もずーっとカーティスと一緒よ。世界で一番誰よりもカーティスのことを愛しているのは私よ。お兄様みたいなおふざけのお遊びなんかじゃないわ。カーティスの為なら命だって惜しくないし、国を棄てる覚悟だってあるわ。平民になったっていい。カーティスさえ一緒に居てくれるなら身分も地位もなにもいらないの。カーティスが望むなら勿論お兄様の首を刎ねたって構わないわ。カーティスが望むなら玉座だってなんだってあなたのものにしてあげる。あなたはただ私だけを愛してくれたらいいの。子供だって何人でも産むわ。だから、カーティス。ずっと二人きりで幸せになりましょう? 邪魔な物は全部始末するから。大丈夫よ。あなたの手は汚させないわ。私がずーっと守ってあげる。だからカーティスはなにも心配しなくていいの」

 早口すぎて半分も聞き取れなかったが、彼女は相当危ないことは確かだ。

「王女、なにか誤解があるようなのですが僕は」

「王女だなんて嫌だ。私のことはスパイシーって呼んでくれていいのよ? だってあなたと私は将来を誓い合った仲でしょう?」

 いつどこでいったいどうしてそんな誓いが生まれたことになったのかカーティスにはさっぱりわからない。

「申し訳ないのですが、王女。僕は壁に張り付いて動けなくなってしまうようなお嬢さんは好みではありません」

 きつい言い方だし、機嫌を損ねては命が危ないかもしれない。しかし、今、言える断りの言葉なんてその程度だ。

「それは……私の訓練が足りなかったので。ごめんなさい。次に会うときまでには完璧に壁を移動できるようになっておくわ」 

 しなくていい。そんなことをされては困る。

「止めてください。ものすごく目立ちます」

 華やかなドレスで城壁に張り付いているなど、とんでもなく目立ってしまうではないか。結果的にカーティスまで目立つことになる。

「いいですか? 僕は目立ちたくないんです。ひっそり静かに平凡に暮らしたい。なのにあなたがた兄妹ときたら……僕の平凡な日常を妨げないでください」

 この際だからまとめてスウィートも叱っておく。

 しかし、潤む瞳で見上げる王女を見るとなぜか罪悪感のような感情が込み上げてくる。

 どうもこの瞳は苦手だ。

「では、騒ぎ立てる者は皆粛正しましょう」

 あっさりと口にする王女に恐怖さえ感じる。

「カーティス以外の人間がカーティスに危害を加えてまで生存する価値なんてないもの」

「一番危険なのはあなたです」

 思わず本心が零れる。

 黙っていれば愛らしいのに、一体何処でどう間違えてこんなに暴走してしまったのか……。

「私はただカーティスを愛しているだけよ? ねぇ、お兄様と結婚なんてしないでしょう?」

 泣きそうな目で見られると落ち着かない。

「ええ。勿論。殿下と結婚するくらいなら国外追放になった方がマシです」

 殿下を殺しての部分は飲み込む。

「よかった。そうね。そうよ。だって、カーティスと運命の糸で結ばれているのは私だもの」

 王女は途端に目を輝かせ、ぎゅっとカーティスの手を握る。

「カーティスからのプロポーズならいつでもイエスよ」

「しません」

 本当に厄介な人だ。

 こんなにも厄介なのに、ふわふわとした金髪を撫でてみたい衝動に駆られてしまう。

 いけない。そんなことをしては今以上に王女の暴走が加速する。

「スパイシー、脈がないんだ。諦めろ」

 スウィートがいつもの静かな声で言う。

「脈はあるわよ。ちょっと不整脈気味なだけ」

 一体どうしてそんな判断になったのかはわからないが、それでいいのかと呆れてしまう。

「スパイシー、お前はカートの好みじゃない」

「好みなんて恋の前ではアテにならないわ」

 言い争いを始めてしまう兄妹にまた深い溜息が出てしまう。

 これがまぁ、美女同士が争ってくれているのであれば、多少は……嬉しくはならない。そもそも自分が争いの原因になってしまうこと自体が不本意だ。

 しかし、こうなると早めに結婚相手を探した方がいいのかもしれないと考える。目立たない外見、目立たない身分、そして書類上のみの婚姻で済ませてくれるような相手が。

 しかし、カーティスと同程度見た目が平凡で記憶に残りにくい女性というのも探すには一苦労かもしれない。そもそも自分ほど特徴のない顔というものに遭遇する機会がない。

 カーティスは何度目かわからない溜息を吐き、兄妹喧嘩の行方を見守った。



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