第16話 山高きがゆえに尊からず
明治大学日本拳法部の研究 その5
こんな見方で、私は(大学日本拳法を)楽しんでいます。
「山高きがゆえに尊からず、木あるをもって尊しとなす。腕力あるがゆえに尊からず。信義備うるをもって尊しとなす」 日本映画・小説「けんかえれじい」
1.強さの源泉は個人の元気にあり
初めに組織ありか、初めに個人ありきか。両方の相互作用が要なのでしょうが。
個人を元気にさせてその個性を発揮させ、彼らをひとつの方向に導くことでその力を結集させ、そのパワーの集合体でプラスではなく、べき乗のパワーを発揮させる。日本の昔のアニメ「ガッチャマン」でしたか、「合体 !」というやつです。
これが現実に行われているような気がします。
ある大学は、昔からそれがこの学校のウリ(強み・特長)であるのかもしれませんが、個人個人が自由な発想・感性・個性で、とんでもなく強い拳法をする者が出てくるのですが、いかんせんまとまりがない。「組織で締め付ける」を嫌う校風のゆえんなのか。 全員のノリが上手くいくと、組織としてムチャクチャ強くなるのですが。
又、ある学校は、あまりにも高校時代からのその生徒の個性を尊重しすぎるあまり、「小兵の選手の胴抜き」という、この学校のお家芸的な伝統が途絶えてしまった。明治が「躰々の先」という伝統を、濃度の濃い薄いはあるにしても、脈々と教え込んでいるのとは対照的だ。
「明治の躰々の先」とは、40年前、私が1年生の時に参加した関東リーグ戦で見た拳法に、その源泉があるように(私の経験としてのみですが)思えるのです。
あの時、私は1年生として雑用をしながらメンバー不足で選手までやっていたのですが、その合間に見た幾つかの学校が記憶に残っています。日大、慶応、中央、明治。
最近、You Tubeで見たある試合と、昔の明治の拳法がオーバーラップした。
40年前の記憶と2016年のこの試合のこの場面とが、まるでデジャブ(既視感)のようにつながったのです。 (40年前のその人は、目を悪くされたということを聞いたような記憶が・・・)。
あまりにも昔のことですから、なんとも定かではないのですが。
https://www.youtube.com/watch?v=0AcdXPS3iAg
2016年 第61回 全日本学生拳法選手権大会【決勝戦】【明治大学-立命館大学】(Full ver .)
4:16 明治左面突き
この高度な「躰々の先」を個人的に会得したのか、それとも大学に入ってからの指導によるものなのかわかりませんが、この大学は毎年必ず、誰か一人はこれを見せてくれるので楽しいですね。今年の大学選手権では、女性も見せてくれました。
2.強さを維持するは組織にあり
ブログ、掲示板、そこでの各人の言葉遣い、写真の「場と間合いとタイミング」といった、拳法の強さと全く関係ないようなことからの考察ですが、組織的に動いているという感じがします。
3.組織の一員それぞれがこれを自覚する
「個人の自由と組織の規律」を弁えている(ように見える)。
OBになってからなら別でしょうが、現役が個人で他の大学へ行き、教えるとかアドバイスをするなんて事はない(らしい)。 他の大学のこの人のこの技術を「盗みに行く(学びに行く)」なら別なんでしょうが。
もちろん、組織として合同練習という形で互いに高め合うということは、よくやられているようです。
4.男子の強さを女子に伝播させる(真の男女平等)
で、ここがミソなのですが、単なる一方通行ではなく、(組織で運動するために必要な)女子の感性を男子に活かすという双方向性を持たせることができるか否かに、その大学の知恵・組織力というソフトウェア・パワーの如何が試されるのではないでしょうか。
運命というべきか、この組織の歩む道(進化の過程)における必然なのか、なるべくして行われた次への布石か。「女子が副主将になるということは、男子が好成績を収める明治拳法部では、大きな意味を持つ」と、この時点における自分の立場を自覚するこの方。
https://ameblo.jp/meiji-kempo/entry-12424199733.html
<引用始め>
最近女子の1年生を見ていると、ここまで順調に来ていたものの、そろそろ上手くいかないこともでてきて悩む様子も見られます
3年生になった今でも悩むし、ほぼ毎日泣いているけれど こつこつ頑張っていたら必ず結果がついてくる競技だと思っています。
なのでマイナスに考えることがあっても、それは一時的なものとして、この先の自分がこれ以上強くならないと限界を決めてしまうことは避けて欲しいなと思っています。
<引用終わり>
この学校だけのことではなく、普遍的な金言でしょう。
4年生にもなって、1年生に「なんでもいいからぶっ飛ばせ」というアドバイスしかない、とい う貧困な環境に育った私としては、他の大学とはいえ涙が出るほど嬉しいお言葉です。
「ドイツ参謀本部」とは、ナポレオンの天才的な強さに対抗するために、ドイツ人伝来の知性(知恵とガッツ)に(ルソーに強い影響を受けた)カントの平等思想が融合してできた、ドイツ人の分身です。すなわち、ドイツは戦闘部隊と参謀本部という二刀流によって戦うという道を見出したのです。
今、この大学はナポレオン的強さとドイツ参謀本部の機能性を合体させるという、とんでもない試みに着手した(と考えると、これからの展開が非常に楽しみです)。
アメリカ人は、ドイツ参謀本部の思想を取り入れながら、結局は軍産複合体という化け物になってしまった。
日本は子供のおもちゃになってしまった。
さて、今この時代、大学日本拳法という世界で、この先どんな展開が見られるのか。
(戦争における最大の発明と言われたドイツ参謀本部が第二次世界大戦で敗れたのは、国民が選んだヒットラーという指導者に従わざるを得なかったから、と渡部昇一氏は分析されています。)
5.最大の敵
韓国人
これが入ると組織は腐敗する。
かつて私は自分がいた会社で、たった一人の在日韓国人が組織(人の心)を腐らせていった。私のチームは、大きな損害を出すべきところ、無傷で通した。中学・高校での経験から、私が在日に対して免疫を持っていたために、その毒に感染することがなかったから。
「広告・宣伝をしないと競争に負ける(から、広告宣伝費をもっと使え)」という勧誘(脅し)に乗らない、色仕掛けを無視する、というだけのことでしたが。
儲かる会社・有名な人間・金になる組織には、必ず在日韓国人がすり寄ってくる。
人に罪悪感を抱かせる脅しと色仕掛けで籠絡するという二本立てが、彼らの常套手段。
ある個人や組織に近づき、彼らの弱点・スキャンダルを手に入れると、それを脅しに使い、金やノウハウを盗みだすというパターン。
「広告・宣伝」によって、その組織(政府・自治体・民間企業)の栄養分(金・人・ノウハウ)を吸い取っていく、韓国系企業○○のやり口です。
先日、ある大阪の男性に聞いたのですが、大阪という町は日本人がおもしろい街(一区画)を作ると、在日韓国人が入り込んで腐らせてしまう。 関西というのは、昔からその繰り返しなんだそうです。美味い店、奇抜な店ができると、それに似た、しかし安くて品質の悪い食い物・商品を販売する韓国人経営で従業員が日本人という店ができる。「悪貨は良貨を駆逐する」の法則通り、日本人元祖の良い店は消えていく。
サンフランシスコでは、20年前ジャパン・タウンが日本人からユダヤ資本に(捨て値で叩かれて)買い取られてしまいました。大阪の話と同じ経過と結果です。アメリカの場合、ユダヤ人が韓国人に資金と知恵を与えているらしいのですが、ロスのリトル東京衰退の理由も同じでしょう。
「ジャパン・タウン」が「日本国」にならないことを祈るばかりです。
参考
① 漫画に描かれた韓国人
「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」
第31巻「広瀬康一(エコーズ)の巻」に登場する「小林玉美」という(韓国)人。
② 映画に描かれた韓国人
黒澤明「天国と地獄」
真面目な日本人に無駄な金を使わせて、それを見て喜びたい・2000年間奴隷状態だった自分たちの、心の憂さ晴らしをしたいという韓国人。
2018年12月30日
平栗雅人
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