第3話 戦国の最初の女武士(オンナモノノフ)
さて、世代も時代も変わり戦国の世へと移り変わったこの世界は戦国の初期であった
赤髪赤眼族は室町以降の男により増えて行った
赤髪赤眼族は皆能力持ち___そう誰もがそう言った
まぁそこは良かろう、戦国の世、其れは何人もの武士(モノノフ)達が戦場に駆られ然して戦場にて命を散らす
男は駆り出され女子供は待つだけ__可の様な暮らしを皆成して来た
だがその中で赤髪赤眼族の1人の女はこの戦を阻止すべく武士へとなり世界を救うが為に剣を振るい舞った
「我へと続け!皆もの!」
男ですら力負けする様な渡り響く声を上げ武士となった女は戦場の女武士(オンナモノノフ)と後程呼ばれる様になった
「我の前で死ぬ事は誰ぞと許さぬ!足掻き敵を潰し又家族と暮らそうぞ!」
女は自身の仲間に渡る様にそう言った
歓声が鳴り響く、女が何ぞ、男が何ぞ
皆人は人だ、そう女は言った
女は戦場で紅い髪を揺らし赤く光る瞳を光らせては敵を消して行く
「赤髪赤眼族の力思い知るが良い!我等の力を思い知るが良い!」
清らかく淡く舞う戦場の武士、女は武士としての力を振るい世界を護ろうとした___
何日も何ヶ月も女は剣を離さなかった
女の武器は能力と大太刀の其れだけだ、だが女は其れを振るいに振るって敵を倒してく
まるで舞を躍る様に魅せる様に
だが、其れも運の尽きなのだ
戦場へと出て居た女と兵士達だった
戦は始まり女は大太刀を振るい舞った
だが女の隙を狙い敵の武士は女の足を掬い女の武器を弾き飛ばした
女はその敵の武士を睨み付け然して能力で短剣を取り出し敵の武士に攻撃をした
花が舞う様にその短剣をヒラヒラと扱った
「我は花剣の持ち主なり!能力を持つ我は赤髪赤眼族を背負い生きて行かぬとならん!例へ!何の(どの)武士が我の前に立ちはだかろうとも其れ故に我は阻止いたす!」
女はそう言い能力で大太刀を取り出した、女を包み込む様な花が舞い、何人もの兵士は其れを見、息を潜める
女は自身の兵士の元へ掛けた時後ろから女は斬られた
敵の兵士が未だ1人居たのだ
女は崩れる様に其所(そこ)に倒れた
兵士の情けの無い声を聞きながら女は
心の底から思いを掛けた
「次の世では戦が無くなっているように」と
さぁさぁ、次の世代は何のでしょう
赤髪赤眼族の女武士は戦が終わる場面も又老け引退する事もせず亡くなった
さぁ、次の世代の赤髪赤眼族の子でしょうか____
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