ファイルNo2.垂直離陸に希望を抱いた変態達
やぁやぁ、どうもどうも紅茶紳士淑女諸君。待ちわびていた者も待ち侘びていなかった者もグーテンモルゲンボンジョルノ。
案を考えてたら偶然2つほど案が浮かんだんで、今回は1つ目の案を採用してみた。ツ○ッターとかでbot使ってこの類の兵器紹介してる人いるけどさ……あの情報どこから仕入れてんの(憤怒)?自分もまだまだ未熟だって、思いましたねぇ!
ということでま、楽しんでおくれ(唐突)。
時は
キリストとユダヤと正教会とその他諸々が複雑に入り組んだ『ようろっぱ』なる土地の中部に、西からは合理主義という名の悪に洗脳された赤と白、青を身にまとった悪魔が、東からは赤いカーテンと言う名の巨大な人塊がじわじわと攻め寄るカオス。
西部の解放された土地では合理主義の悪魔による温かいパンとフッカフカの衣類が、東部占領地域の町では非人道的な赤いカーテンの人塊の一片による強奪の嵐が吹き荒れる中、それらを守るべきだったかもしれないし守るべきじゃなかったかもしれない土地を見捨て各地で敗退、転進(赤軍大本営発表)を繰り返すナチスドイツ第三帝国くんの姿が、そこにはあったのである!!
憎き連合軍ヤーボにより次々と破壊される我らが愛しのBf109達と数多の滑走路、フィヨルド内部でひっそりと佇む破壊されたティルピッツ、憎き大量のB-17の500ポンドの雨により、燃え盛るルール工業地帯と……各市街地。誰もが、この状況を『絶望的』だと捉えた。実際そうだった。
だが、ナチスドイツは諦めなかった!!無駄な悪足掻きでも……塵も積もればなんとやら、起死回生の兵器をいくつも試作・量産していたのである!……戦争に間に合わなかったけど。
それはともかくとして、だ!!今回はそんな絶望的な状況下に置かれたドイツの
見た目が似ていると言う点から一気に二つ紹介と行こう!!まずトリを飾るのがコイツらだ!!
デデデーン!!(裏声)
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> ハインケル ヴェスペ AND *ラーチェ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
*ラルケと読んだりもするらしい。ここではラーチェで統一。
この見た目を見ろ!……って、見えないか……。
まぁそれは各自調べてもらうとして!口頭で説明するとしたら……うーむ、難しいな。簡単に言うのであれば……そうだ。
まず、設計そのものはテイルシッター式で、胴体中央部に配置されたプロペラを巨大なドーナツ状の円環式主翼と言う名のタクテッドファンで取り囲み(これを『コレオプター式』と称するらしい)ケツ部分には3基の固定式尾翼兼『ランディングギア』を装着している、と言えばわかるだろうか。
この二機の大きな違いは大雑把に言えば『エンジンの種類と数』、『コックピット配置および形状』にある!(細かく言えば機体そのものの形状や使用用途等。ヴェスペは迎撃機なのに対し、ラーチェは対地攻撃機)
ヴェスペはエンジンとしてターボプロップエンジンを『1基』搭載するのに対し、ラーチェはあのおてんばエンジン(悪い意味で)として有名な(?)DB605液冷エンジンを『2基』搭載し、二重反転プロペラの要領でペラ2つを回転させ、飛行する。
それが原因なのかは知らないが、ヴェスペは迎撃機としては破格の速度とも言える最高時速800キロを『予定』していた。それはラーチェも同様だが……ちょっと待ってほしい。そもそも対地攻撃機なのに最高時速が800キロであること自体おかしいのだが(レシプロエンジン全般での速度限界は850キロぐらいだとか)このラーチェ、なんと超過禁止速度1282キロ……つまりマッハ1レベル程度までの速度であれば機体が耐えることができ、上昇速度は毎秒50メートル。最高上昇限度は14300メートルだと言うのだ(ウィキペディアより参照)。
……おいナチスドイツ第三帝国くん。攻撃機を一体なんだと思っているんだ!!(褒め言葉)これじゃぁ黎明期のジェット戦闘機と同じじゃないですかいやだぁ!(ちなみにドイツの傑作機とも呼べるBf109の最終量産型であるK14では高度14000メートル時点で最高時速740キロ)
さ・ら・にである。このラーチェ、オプションとしてなんと世界初とも言える『『有線式空対空ミサイル』』のX-4、通称ルールシュタールを3基搭載することが可能であったと言われている。ロマン詰め込みすぎだろこれ。
これだけのスペックを見たらわかると思うが、少なくともラーチェは対地攻撃機なのにもかかわらずトンデモ機体である。おそらくこんな機体が大戦末期に投入されたとすれば、Do335(もしかしたら解説するかも?)とともに合理主義の悪魔と赤いカーテンに痛い打撃を与えていたこと間違いなしだっただろう。
だが悲しいことに、こんな
そもそも……着陸、どうすんの、これ?この機体は後述の機体同様『滑走路が使用不可?なら垂直離陸すれば解決やろ!』的思考で開発されたわけだが……離陸はいい。だがこの機体形状であれば着陸が困難なのは確実。現代のような姿勢制御系のコンピューター機器すこここここ的世界でもなければまず着陸がままならないだろう。大戦初期であればもしかすると行けるかもしれないが、これが計画されたのは大戦末期。大日本帝国同様優秀なパイロットを様々な要因で失っているのは事実(日本とは違い、パイロットが真下の太平洋に着水するのではなく陸地に着地できるだけマシ)。これでは飛ばすだけ飛ばして燃料切れそうになったら晴嵐よろしく機体を空中で放棄するほかないだろう。
結果的に言えばこの機体は……ロマンの塊。それも、ダイヤモンドよろしく石炭圧縮作業並みに凝縮された、究極のロマン(当社比)。
我々にできるのは、せいぜいこの機体が大空を飛び交い憎きB-17やらランカスターやらリンカーンやらが蚊トンボよろしく撃ち落とされていく光景を想像するくらいしか、できないのだ。
んー……。どうしよ。これ時間余ったら後2機ほどこれと同じようなコンセプトで(おそらく)設計された兵器あるし、暇だったら今度紹介してみようかな?
あ、それと次回予告!!
『次回!城之う』……じゃなかった。
次回!有線誘導爆弾紀大爆発!乞う(?)ご期待!
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