刀霊紹介
大脇差【火鷹】(ヒオウ)
政府が管理していた大脇差。
氷乃が政府に出向き、花守になりたい旨を告げているときに、その声に応えた
脇差として、腰に差して貰ってるのが好きなので、基本的に脇差のままだが、深紅の瞳の鷹、氷乃よりは小柄な書生姿の青年(165㎝で20歳位)に成れる。
(出会った頃は辛うじて火鷹の方が高かった)
しかし、その本来の姿は燃え盛る真っ白な大鷹。
なぜ大脇差となったのか、本人は忘れている。
氷乃のことは、心配している。
知らない者達は、氷乃を精神的に強い人だと思うだろうが、実際は人に嫌われることをなにより恐れ、嫌われるぐらいなら『死』を願うほどの脆さを抱えていることに気付き、応えた。
氷乃に、友人が出来ることを願っているが、その氷乃がそれをやんわり避けている。
氷乃の保護者。
短刀【氷翁】(ヒオウ)
救助命令の際に死亡した花守の刀霊。
瀕死の氷乃の手に握らされていた。
当然、死の淵より生還した氷乃は、囲家か政府に渡そうとしたが、どちらからも氷乃が預かるようにと命令を下した為、氷翁が契約者を決めるまでは預かることに。
氷乃とは契約していないので、短刀のままで背面側のベルトに差されている。
氷乃は使う気が無い。
氷翁は名前の通り、全体的に蒼白い長髪で髭も長い、仙人の様な姿をしている。
性格は、優しさとは程遠い厳しい爺で、契約者には特に厳しい。
しかし、それは氷翁なりの優しさで、霊魔との戦いで死なないよう、少しでも生きていて欲しいからこそ。
氷乃の事は、恨んでいない。
火鷹と同じく心配しているし、氷乃さえ望めば契約もして構わない。
氷乃が寝てるときに、火鷹と氷翁で話したりしている。
火鷹は氷翁を『翁(おきな)』と呼んでいて、氷翁は火鷹を『坊主』と呼ぶ。
氷乃の事は、火鷹が『ヒナ』『氷乃』氷翁は『赤子(アカゴ)』
氷翁がこう言うのを氷乃自身は聞いたことがないし、氷翁が氷乃に話しかけることもしない。
でも、自分が契約しても良いと思ってるのに、気付かないばかりか、無茶をして『死にたがる』から、皮肉を込めて『赤子』と火鷹には言う。
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