2-6

「一か八か、帝国軍に接触してみようかしらねぇ」


 私たちを匿うメルクーア・レイヤードは出し抜けにそう言った。


 ゴット・ヘイグを通じて、帝国の動向がリークされたのを受け、表向きの業務のためにあらゆる宙域を忙しなく走り回っているメルクーアと各地に散らばっていた帝国関係者らは、ヒリュウに集められた。表向きには私たちは皆、貿易商やら旅行業者やらと身分を偽っていたので、この件に関するすべての人間が一堂に会するまでに実際は約半月は掛かった。私たちがその中でも移動に、各惑星の記録に残らないように手間暇が特に必要で、最後に乗艦したメンバーだったと記憶している。


 私達はヒリュウの食堂兼会議室にいた。各々が散らばった先で得た情報のすりあわせと、今後の計画について話し合うために。本来食事をするはずのスペースに腰を下ろしていた。私やフランチェスカ、軍人としては最高階級のルーデル少佐。そして、商人側の代表としてメルクーアがその空間の中央に陣取っていた。食卓には食器プレートではなく、三次元モデルを空間に投影するためのデバイスが並べられ、各員が必要な情報を閲覧できるよう手はずが整えられていた。そんな中で、メルクーアは、私達がゴット・ヘイグから得た情報を元に先の提案したのだった。


「しかし、近いうちに約一万隻の帝国の遊撃艦隊、か。これが機動力に物を言わせて人類統一連合所有の食料プラントの一つに仕掛ける、と」


 確認するように口にした彼女に、ルーデル少佐が尋ねる。


「接触すること自体は、ぼく達としては賛成だ。だが、場所は人類統一連合諸国領の遙か外縁部だ。最低でも、そこまでが自力で向かわなければ直接通信する手段もない。当てはあるのかい」

「私に用意できる足と言うと、メインはこのヒリュウねぇ。後は、囮も兼ねて集められるだけの艦艇を集めたいところだけれど、そこまで派手に動けば帝国の前に、人類統一連合諸国所属の艦に捕捉されるでしょうねぇ。近頃は、軍による私達への風当たりが強くなっている。無人パトロール艦隊に何度も通常営業を妨害されているくらいだから、人類統一連合諸国の政府はやはり信用ならない」


 そう彼女が口にすると、室内にいた商会の面々が頷いたり小言を漏らしたりしていた。その政府の事情に明るそうなあのゴット・ヘイグにも、用心に越したことがない、と言われるくらいだから、余程きな臭いらしい。放っておくと、この場にいるひとびとによる政府に対する悪口合戦に発展しそうに感じたで、私は軽く手を挙げて質問することにした。


「具体的に、帝国側の艦隊とはどのように接触するのですか」

「やることは単純よ」とメルクーアが反応し、「貴女が乗艦していることを誰でも傍受可能なようにオープンチャンネルで、九官鳥よろしく無作為に騒ぎ立てる予定。帝国艦は通信の傍受を恐れてか定期的に使用する周波数を変更しているようだから、そうでもしないと通信は出来ないでしょう。詳細はもう少し煮詰めるとして、大体の方針はこれでよろしくて?皇女殿下」


 私は首肯し、皇女殿下、という呼称に対して苦笑した。


「正確には元皇女、ですよ。それでも、自信はありませんが帝国と接触するには、私は良い撒き餌でしょうね。ただ気掛かりなのは、攻撃されていると分かっているのでしたら、その合流地点付近には人類統一連合軍の防衛戦力が集結してしまうのではありませんか?激戦地となるでしょうし、接触するタイミングを誤れば人類統一連合軍ところか帝国軍に沈められてしまうかもしれません」

「人類統一連合諸国側の戦力は、これから増えると見積もっても三千、いや二千隻も集まるくらいかしらねぇ。それも型遅れの中古品の寄せ集めのよう。国内の各地から寄せ集めているようよ」

「随分と貧相な戦力ですね。人類統一連合軍は食糧プラントを守る気は無い、と?いくら散発的とは言え、戦時中に食料供給施設を失うなんて痛手だと思うのですが。それとも、そこまで大規模な施設ではないとか、食糧供給量に余裕があるといった理由で無理してまで防衛する必要は無いのでしょうか」


 件の施設の規模や戦略的価値が分からなかったから、私がそう尋ねると、商会の担当者が投影機器を操作し、必要な情報を私の眼前のデバイスに提供してくれた。


 一通り私は調べ終え、その施設というのは人類統一連合諸国と帝国の中間よりやや連合寄り。そこに位置するある準惑星上に制作されたものだということが分かった。多量の水分がその内部に納められているのを利用して作られた穀物生産施設らしい。さすがにその施設が壊されたからと言って、人類統一連合諸国すべてが食糧難にあえぐほどでは無いものの、経済的に無視するのに躊躇いが生じる程度の規模はあるらしい。常設の防衛部隊は最寄りの惑星に駐在する約二百の艦隊。それに十倍する戦力を集めても、一万隻の艦隊に攻め込まれたら到底守り切れるようには思えない。


 私が改めて人類統一連合諸国の考えについて視線で問うと、メルクーアは視線をそらせながら答える。お恥ずかしい話ですが、なんて前置きする役人然とした様子で。


「分かっちゃいても、十分な戦力を一カ所に、しかも短期間には集められないのよ」


 そう言われ、私は一瞬考えた。


「……そうか。人類統一連合諸国は複数の国家の集合組織ですからね。国家の防衛対象が広く、しかもそれぞれが離れた位置に配置されている分、常時は戦力を分散して配置させないといけない」

「大体の理由は、そう。フォーアライターの全兵力は、貴女達の知識を当てにすると、人類統一連合諸国わたしたちとの対比は五対四といった塩梅。これに人的被害を一方的に被るというハンディキャップも考慮するともう少し差が生まれる。ただ、防衛する対象が少ない帝国は、攻めるにしろ守るにしろ大規模な戦力を一カ所に投入しやすい。結果、人類統一連合諸国側のとしては、全体としての兵力は勝っているはずなのだけれど」

「各地で矛を交える度に各個撃破の対象となるのですね」


 私がそう口にするとメルクーアは肯定し、


「その通り。しかも、いくら同じ陣営と言っても一枚岩じゃないから兎に角足を引っ張り合うの。自分ところ所有の土地じゃないからウチの兵力は貸してやらん、とか」

「酷い有様ですね。一応、人類統一連合諸国には我々帝国という共通の脅威があるのですから、少なくとも戦争においては団結したりはしないのですか」


  私に対して、彼女は不出来な生徒を見る教師のような表情をした。やれやれ、なんて言葉が聞こえてきそうな態度。


「ピンチの連続。今こそ団結を!そんなタイミングで狙い澄ましかのように反目し合ったりするのが人間や国家って言う生き物よ。ギリギリまで、皆で仲良く助かろうとするよりも、仲の悪い奴をあわよくば排除して自分だけ生き残ろうって口。結局、人間は巨大すぎる集団よりそれより一回りか二回りほどの範囲じゃないと自分のことだって認識しないの」

「世知辛い話ですね」

「いや、いい話。人間も国も、多少汚いくらいが可愛げがあるとは思わない?」


 苦笑といった表情の私に反してメルクーアは心底愛おしそうにそう漏らした。まるでお気に入りの宝石を自慢するような熱っぽさ。どうも独特な価値観の持ち主らしい。私が煮え切らない表情で彼女を観察していると、視線に気付いたのかわざとらしく咳払い。


「で、基本方針には賛同してもらえた、ということでよろしい?」


 そこで周囲を、特に帝国の面々を中心に見回す。彼らは、上官でも何でも無い私の発言を受け入れるつもりの様だった。なので、改めて自分の中で考えを精査した後に答える。


「承知しました。私の生存を知らせるためには私自身が話すことになるのでしょうね」

「えぇ、その認識で結構。なら、穴を埋めていきましょうねぇ。まず、帝国艦隊が件のポイントに向かう日時は今から現在のペースを保ち続ければ四日後と言ったところ。これは貴女達から仕入れた帝国の高速戦艦の巡航速度に則って計算したもの」


 そう言うと、目の前の映像に新たに帝国艦隊を捉えた画像が表示される。多分無人の衛生か何かで捉えたのだと思う。一部に乱れがあるもののおおよその艦首と規模くらいは判別出来る。そこに事前に私たちから聴取した艦隊を構成する艦のパラメータが添えられた。機動艦隊というだけあって、駆逐艦や軽巡洋艦といった速力に優れた艦が多数配置されている様が読み取れる。艦隊という集団を崩さずに移動することを考えれば最も足の遅い艦、つまり高速という枕詞があれど巨体な分、速度に不安のある戦艦に全体が合わせるのがセオリー。


「帝国側のこれまでの基本戦術は一撃離脱が基本。高速の艦隊運用で成功しようがしまいが、ある程度目標に損害を与えた後に離脱を図る。我々が接触するなら帰り際でしょう」

「攻撃行動に移る前に接触は出来ないのでしょうか」


 帝国軍が狙う施設の位置が分かっている以上、帝国側からのルートをある程度特定できるのでは、と私は考えた。戦火が開かれる前に接触すれば余分なリスクも減らせるだろうし。けれど、メルクーアは難しいわねぇ、と否定する。


「仮にここから最短距離で、しかも最高速度で飛ばせば開戦前に接触することは可能。けれど、現実問題としてヒリュウ単独で移動するわけにも行かないから、商会が所有する護衛艦として使えそうな艦艇数百隻を道中で拾いながら向かう事になるわねぇ。仮に戦闘に巻き込まれた際、勝てないまでも逃げるための盾として必要だし。さらに、人類統一連合軍管轄の宙域はなるべく避けたい。私たちの輸送艦の位置を国家に公開するビーコンは違う艦に付けてあたかも通常業務用の航路をとっているようにする。これを囮として見せかける努力をするのだけれど、ヒリュウ本体も人類統一連合諸国軍が所有する各地の観測機を避けるなり騙すなりしないと」

「成程、どう足掻いても迂回等を道中で挟む分、開戦には間に合わないというわけですか」

「それに、戦力差を見るに、一度戦闘を行えば仮に私たちの姿が人類統一連合軍に捕捉されたところで追撃する余裕が無人艦隊にはない筈。ともすれば、帝国側に接触するのも容易となるという算段よ」


 確かに、少なくとも帝国との接触の際には自分達の存在を周囲に発信しなければならない。そう考えれば少なくとも敵と見積もれる人類統一連合軍には手負いでいてもらうタイミングの方が良いようにも感じる。


 私とメルクーアがそれぞれ質疑応答を行ったところで、同席しているルーデル少佐が、少しいいかい、と挙手した。特に退ける材料もないので頷く。彼は彼で、周囲のリッターの騎士らと意見交換を小声で行っていたらしく、それを踏まえての話らしい。


「現在稼働可能なリッターが全体の半分に落ち着いたことについてだ」


 えぇ、とメルクーアが頷いて補足説明する。


「この半年程、輸送艦や各地の倉庫に収納しながらも最低限の稼働しかさせていないわ。元々、私達からすれば異種のテクノロジーだもの。可能な限りメンテナンスをしたかったけれど、生憎商会には五十機近い未知の兵器の整備に掛けるお金も技術も、何より素材がない。特に筋肉が、ねぇ」

 頬杖をついて彼女は嘆息した。一瞬筋肉とは、と思ったが過去に搭乗したリッターについて思い返すと彼女の言わんとすることが分かった。それが彼女たちにとって如何に不可思議なものに見えるかも。


 人型兵器リッター。その内部に走るのは何も金属のフレームだけではない。人体、もとい動物の身体を再現するなら、動物の構造そのものを再現する方が新しく構造を設計するより手っ取り早い。無機物では不可能な動物特有の稼働。筋肉の収縮による運動が、その一例。先にも述べたかもしれないけれど、リッターの強みは巨大化された人体を他の兵器以上の反射速度で扱うことにある。そのためには、人間の脳波や電気信号を阻害無く効率的にデンタルすべく、限りなく人体に近い構造を模索しなければならない。


 人間の筋肉及び、それに付随する神経を再現するのが、彼女らが手を焼いているらしい人工筋肉。哺乳類としては最大級の巨体を誇るクジラの遺伝子を改良して作られた、動物が生きるためではなく、兵器の部品として使用するためだけのパーツ。日用品から美術品に至るまで、医学用の万能細胞を、都合の良い生物の器官を製造するのに応用することは、私たちにとって目新しい話題ではなかった。


ここまでの知識にさらに異国の地での経験を加えると、メルクーアら商会がリッターを万事の備えとして維持したくても出来ない理由が浮き彫りとなる。ローゼンガルテンという惑星を作り替えるために帝国は単純な科学に加えて生物学の進歩が著しい。その結果、ナノテクロノジーや、ナノファイバー技術が発達するのに何ら不自然な点はないし、私にとって生物学がそういう役に立つということを以前から知っていた。けれど、人類統一連合諸国にはそもそも、多少は植物の構造がコンピューターの記録容量を増やすための構造に利用できるかも、とか少しは取り組み始めてはいるようだけれどその程度。要するに、生物の構造を利用した技術という点に限定すると、人類統一連合諸国と帝国間の技術格差が大きくなっているら

しい。


 これらの事情を多分彼女も承知しているのか、どこか悔しそうに映像に指をかざして自分達の整備状況のレポートを展開させる。


「本当に筋肉で出来ているのねぇ、あれ。放っておくと少しずつとはいえ腐るのだもの。技術屋達も最初は全く新しい技術とのふれあいだから楽しそうに仕事していたのだけれど、途中からうなだれていた。冷凍庫にでも入れとけば良いのかこれ、って具合に」


 それを受けて、この中では最も専門家であるといえるルーデルは、


「この報告を見る限り、外装は多少の差異こそあれ実戦でも問題ないと思うよ。寧ろ、単純な硬度や重量は改善されてさえいる。それに、ナノファイバーの大多数を実際に冷凍してくれたのはありがたい。多少は劣化するだろうが、完全に腐ってしまわせるよりは大分マシだ。何のノウハウもない集団は今に至るまで半分は何とか残してくれてわけだから、これ以上は高望みできないな……」


 リッターの担い手はそう言いながら、彼が個人的に手渡されたらしい紙に印刷されたレポートを隅々まで閲覧していた。それを捲りながら、


「全機体を潰すよりは、少しでも使える機体が残るように半分を潰して研究なり残りの半分の予備パーツとして転用したんだな?」

「だましだましが限界だった」とメルクーアが答え、「貴方以外の搭乗者からの意見も参考にしたけれど、私たちのメンテナンスでは一回戦闘したらもう使い物にはならないみたい」

「……帝国軍との接触時に必ず一回は出撃することになるだろう。その後偶発的な人類統一連合軍との接触も考えると……。商会所有の艦船装備は」

「ヒリュウ自体は副砲で弾幕張って身を守るのが精一杯。虎の子の艦載機用のスペースは貴方たちの生物由来のロボットに割り振っているから無力化されているわねぇ。それでも、普通の無人艦載機なんかよりは多分、貴方たちの方が戦術的威力は高いと見積もれる。で、護衛用の船は基本無人の旧式の駆逐艦。これも主砲では真っ当な現代艦の装甲は貫けないと見ていい」

「無人艦か。制御を奪われる危険は」

「無い、と断言までは出来ないけれど少ない。通常、人類統一連合軍の無人艦はすべてが共通のサーバーに接続されるのだけれど、私たちが使う予定の艦はそこから阻害されている。まだ人類統一連合というひとつの集団にすべての兵器を支配させる仕組みが出来る前のオンボロを現代でも運用できるよう手を加えたものなの。狭いネットワーク内だけで使用するタイプで、裏を返せば元から入力されたパターン以外の陣形をとったり、複雑な指示は出来ない。だから、まぁ、せいぜい使い捨ての装甲板ねぇ」

「要するに、まともに誰かと正面切ってやり合える武器はないわけだ」

「貴方たちから横流ししてもらった情報を下に、下から建造していた有人の戦艦モドキがロールアウト間近ではある」


 しれっと彼女は爆弾発言をした。人類統一連合諸国内では許可無しに規定以上の規格の艦を新たに建造したり所有すれば、即国家への反逆と捉えられても可笑しくはない。ルーデルは多分それを承知で、しかも嫌にまぶしい笑顔で言った。


「良い機会だ。テスト航行として使ってみる気はないかい」

 案の定、メルクーアが笑顔を引きつらせながら必死に悪魔の申し出を拒否する。

「いや、だから国にばれたら私たちが大変なことになると」

「いいじゃないか。どうせぼく達を無断で匿っている時点で白昼堂々手を振って歩けない身分だよ、君達は」

「……今からでも貴方たちを差し出しても良いかしらぁ」

 そんな最後の抵抗を試みるメルクーアに対し、

「やってみるといい。君達に国からの信頼があれば、の話だが」

 真顔で答える彼にメルクーアは目を尖らせた。けれど、一秒と立たないうちに目を伏せ、

「無いわねぇ。悲しいことに」

「だろう。なら使える物は使おう。何、最悪ばれようが帝国に亡命すれば良い。君達はジークフリーデ皇

女殿下の身を勇敢にも庇ってくれたのだから、大衆ウケもいいだろう何とかなるさ」 


 ゴップ・ヘイグとの対談の時は禄に参加してこなかったくせに何故この男は今こんなにも生き生きとしているのだろう。一つの仮説としては、彼が戦場という特異なシチュエーションを生業とする人種だから、かしら。彼の思想として、一兵士は戦場においてその場その場の判断をすれば良いのであって、誰が敵で組織がどう動くのかは自分より上の連中が決めること。そんなことを口にしていたらしいという噂をかつて耳に挟んだ覚えがあった。情報源はフランチェスカ。今の時点では、彼の階級は少佐という他人を指揮するような立場にあるのだからもう少し、戦闘以外にも積極的に参入して欲しいものではある。


  先程まで私と商人の二人で話し込んでいた皺寄せか、今度は彼と彼女だけで議論が過熱することに自然となる。ふと、背後をチラリと見てみた。丁度フランチェスカが、何時の間にか紅茶が注がれたカップを差しだそうとするところだった。


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