第10話精霊の幼母2

「うぅ、眩しい。」

「ユウ様起きましたか?」

そういや僕、この子と契約したんだっけ?

もふもふで気持ちいい。

「もふもふ」

「ユウ起きなさい。 いつまで寝てるのよ。」

「セラ様助けて!」

ユウが気持ち良さそうに抱きしめていた。

けれど猫型の精霊は苦しそうだった。

「ユウの為にそのままね。」

「そ、そんなぁ」

「おはようセラ。」

僕は猫型の精霊を抱えたまま、セラに挨拶した。

「ユウが尊い。これを写真に収められないのが悔しい。」

「セラの目が変態さん見たいだよ。そんなセラやだなぁ。」

ユウが可愛い。本当に尊い。 これダメになる奴だわ〜

「そういや、君の名前聞いてない。」

「僕の名前は、フィル」

「フィル可愛い名前だね。 もふもふして気持ちいいし。」

「ユウずるい! 私を触って!!」

「セラ怖い来ないで!」

「ユウ様そろそろ準備してください。」

「ユリエスさん居たんですね。」

「はい、ユウ様の可愛い姿見れたから役得です。 ユウ様寝起き弱いんですね。」

うぅ恥ずかしい。 やっぱ女の子になってから皆なんか変だよぅ

「着替えるから、皆こっち見ないで!」

ユウ(様)可愛すぎる。

「そういやユウ、サークルどうするの?」

「料理とか見てみたい!」

「なら放課後行ってみよ。」

ユウがフィルを抱えてる姿本当に尊かったなぁ。

これから、ユウの周りに可愛いぬいぐるみが増えるのは、ユウはまだ知らなかった。

ユウの為に、ぬいぐるみ集めないと。

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