第9話精霊の幼母1

僕は今、追いかけられている。

何故かって言うと、僕の魔力のせいだ。

後、僕が何故か可愛いかららしい。

「なんで、こんな事になったんだよ!!」

僕が追いかけられるちょっと前まで戻る


「ユウサークルどこに入るの?」

「セラはどこが見たい?」

「私はユウの好きな所に入ればいいよ。」

「でも僕のスキル役に立つのかな?」

「出来れば料理とかしたいな。」

あれはなんだろ? なにか前に居る?

「セラあの子倒れてる?」

「下位の精霊だね。 傷ついてるみたい。」

「助けないと。」

精霊が傷ついているのに、誰も助けないなんて可哀想。

僕が助けないと......どうすればいいんだろ?

「魔力が足りないみたいだね。」

「それなら、今はこのクッキーしか無いけど、食べて。」

そうすると猫型の精霊が少しだけ食べてくれた。

「ユウそのクッキーに魔力が込められているの?」

「そうだよ、セラ僕が朝作った物だよ。 何か作ると魔力が込められるんだ。」

「その精霊契約されてるね。」

すると猫型の精霊が擦り寄ってきた。

「ありがとう助かりました。 貴方は?」

「私はユウだよ。 こっちはセラ」

「あのままでは私は消滅していたのです。 助かりました。」

「何があったの? 」

猫型の精霊は悲しそうに言った。

「私が主に挑まれた決闘で負けたら捨てられたようです。」

「酷い! その主の所に連れて行って許さない!」

「やっぱりユウは優しいね。」

「でも迷惑かけますから。」

猫型の精霊が渋っていると。

「まだ生きてたの? 使えないゴミ精霊が、あんたのせいで負けたの? あんな下等な輩に、許されないわ。 早く消えてくれない。 次の契約が出来ないでしょ!」

「さっきから聞いていたけど。 その子は悪くないでしょ!」

「見たことない顔ね。 1年かしら? 貴方には関係ない事ね。 さっさとどっかいって下さりませんか?」

「関係なくない!! その子はさっきまで消滅仕掛けたのよ! それを僕が治した。」

「あら残念だわ。 早く消えなさいよ。 後、貴方は? どこの貴族よ。私は公爵家ですのよ立場分かってますの? 余計な事してただですむとおもって?」

「僕はユウ 貴族じゃない。 貴族とか関係ない目の前で困っている子がいたら助けて何が悪い! 貴方にはこの子はふさわしない。」

「調子に乗るなよ、平民風情が貴族の尊さも分からないなんて、これだから無能は。」

「私のユウの悪口は許さないわ。」

そう言ってセラが精霊魔法を使った。

「凍てつけ氷槍」

そうするとセラの周りに氷の槍が沢山出てきた。

「なんですの!? 貴方は? 」

「私はユウの精霊だからユウの敵は私の敵。死んでも恨まないでね? 貴方がユウの敵になった貴方が悪いのよ。」

そう言ってセラが氷槍を振るった。

「や......やめ」

気絶した。 セラが寸止めしたけど、僕はセラが少しだけ怖かった。

「ユウ様ありがとうございます。 助かりました。」

「貴方は、どうするの?」

「仮にも契約主ですのでこのまま傍にいます。」

「そんな事をしなくていいわ。私が貴方の契約を解除するわ。」

「ありがとうございます。」

泣きながら頭を下げてお礼を言われた。

僕は何も出来なかった。

セラが解決してくれた。

「ユウ様お願いです。 私と契約してくれませんか?」

「僕にはセラが居るから。」

「構いませんよ。」

「精霊との契約には制限は無いわ。」

こうして猫型の精霊と契約された。

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