第4話精都アルガンド1

「精都までは3日ほどかかります。」

僕達には馬が1頭渡された。

わかると思うけど僕は乗れない。

セラは乗馬出来るみたいだったから良かった。

「ユウ早く前に乗って。」

馬に乗った事無いから少し怖い、でもセラが居るなら大丈夫だよね?

「ユウ様大丈夫ですか?」

「大丈夫だと思う。 初めてだから。」

そう言いながらゆっくりと馬に近ずいた。

「大丈夫だよ。 怖くないよ。」

セラはそんな事を言ってくる。

「大人しい、撫でても大丈夫かな?」

「問題ないと思いますよユウ様。」

恐る恐る撫でてみると馬は嫌がった顔をしなかった。

「サラサラで気持ちいい。」

「さぁ、ユウおいで。」

そう言ってセラが出した手を握った。

「うぅぅ、高い。」

いつもとは違う視点で安定しなしちょっと怖かった。

「ユウ怖い?」

「べ、別に怖いないもん。」

「ユウ怖かったら私に抱きついて良いよ。」

セラがそんな事を言ってくる。

べ、別に、怖いなけど...落ちたら危ないし

セラにつかまろう。 本当に怖くないもん。

「怖くないけど、揺れて落ちそうだし、仕方なく! セラにつかまってる。」

「ユウ可愛いわね。 本当に可愛いわ。」

僕がセラにつかまるとセラは嬉しそうに笑っていた。

「そろそろ出発していいですか?」

鎧の人にそんな事を言われた。

「良いわ。行きましょ。」

「道中は特に何も無いと思いますが、万が一に備えて警戒してください。」

「分かったわ。」

「でわ、参りましょう。」

本当に道中は何も起こらなかった。

でも、2日目の夜にセラが何故か、色んなとこ触ってきた。

セラが言うには、ただ触りたかっただけらしい。

まぁ、変な事されなかったから良いか。

「ユウ様セラ様この森を抜けるともう少しで精都に着きます。」

森を抜けると目の前には大きなお城や湖が広がっていた。

「綺麗...凄く綺麗だ。」

「ここが精都アルガンドです。」

ここからユウとセラとの大変な精霊学園での生活が始まる。

ここから起こることは、ユウの人生を変えることをまだユウは知らない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る